∈BLOODLINK / short stories∋



 

 いろいろあったとしか言いようのない一年半で、それは遅れた言いわけにならないことを考えると、ごめんなさいとしか言いようがありません。今さらながら人生というものを勉強し直した気分の一年半でした。今ふり返ると、自分でもまったくなにをやっていたのか、と苦笑するしかない気分です。

 この短編は、本編が遅れる時間稼ぎに書いたものではなく、今回は四巻目の原稿が完成し、『刹那』の原稿もひとまず完成した新たなスタートの皮切りとして書いたものです。時間軸は、二巻と三巻の狭間を埋めるエピソードで、この話は四巻にも少し関 係してきます。

 四巻は現在改稿が終わり、これからHACCANさんが読んでイラスト設定に入る段階です。具体的な出版は九月 になりそうで、うまくいけばその後すぐに『刹那』が続きます。あきれながらも待っていてくれた読者の方はもちろん、かなり多くの人に迷惑をかけ、また助けられた一年半でした。現在、五 巻目を執筆中で、また八神亮介の短編もある本の中にまぎれて、出版されることになるかもしれません。

 そういうわけで、再び、どうぞ、よろしく。

山下 卓    

BLOODLINK short stories

 
#01 『いつか来た道』

 #02 『狭間の章』  ...new!