ユーロ(EU統一通貨) Part1 |
1999年1月から、欧州連合(EU=European Union)15ヵ国のうち、 12ヵ国でEU統一通貨「ユーロ(Euro)」が導入されました。 |
欧州連合(EU)15ヵ国 | ||||
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アイルランド | イタリア | オーストリア | オランダ | イギリス |
ギリシャ | スペイン | ドイツ | フィンランド | スウェーデン |
フランス | ベルギー | ポルトガル | ルクセンブルク | デンマーク |
■ ユーロ 1995年の欧州首脳会議で、EU域内の統一通貨名を「ユーロ」とすることが決定されました。 それまで使われていた欧州通貨単位 ECU(エキュー)は、1979年に創設された 為替相場メカニズム(ERM)の計算単位として導入されたものですが、1999年末に ユーロと交換比率 1:1 で交換されました。 |
第 1 段階 | 1990年7月〜 1993年12月 |
EU圏内市場統合の促進 ・人、物、サービスの移動 ・中央銀行総裁会議の機能強化 |
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第 2 段階 | 1994年1月〜 1998年12月 |
マクロ経済政策の協調強化 ・経済収斂(しゅうれん)基準の達成 ・欧州通貨機構(EMC)の創設 |
第 3 段階 | 1999年1月〜 | 経済通貨統合の促進 ・単一通貨「ユーロ」の導入 ・欧州中央銀行(ECB)による金融政策の実施 |
■ ユーロ導入までの過程 1989年4月に、「経済通貨統合」(EMU)への道筋を示した「ドロール報告」(通貨同盟に関する報告) が発表され、3段階を経て通貨・金融面でプロセスが決まりました。 |
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約 110 日本円 | 約 0.9 米ドル |
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■ ユーロ紙幣・硬貨 ユーロ紙幣・硬貨は、2002年1月1日から流通しています。 紙幣は上記の7種類あります。デザインは、表面が「欧州連合(EU)の開放性と協力の精神」 を表現する「門」と「窓」。裏面は「コミュニケーションの象徴」となる「橋」。いずれの絵柄も 実在のものではなく、欧州に共通する文化的遺産を象徴した架空の建築物となっています。 また硬貨は8種類あります。片面は、それぞれ共通のデザインですが、もう一方の面は、 各国の独自のデザインとなっています。どのデザインの硬貨でも、ユーロ参加国すべてで 使用できます。 |
では、どうして、イギリス、スウェーデン、デンマークの3ヵ国は EUに加盟していながら、ユーロに参加していないのでしょうか? |