虹の七色とスペクトル型



虹の七色


電磁波は、波長によっておおよそ以下のように呼ばれます。

電磁波の波長 波長は目安で、決まっているわけではありません。
波 長 〜1nm1nm〜380nm 380nm〜780nm780nm〜100μm100μm〜
名 称 エックス線紫外線 可視光線赤外線電 波

人間の目に見える光を可視光線と言います。
可視光線域はおよそ380nm〜780nmです。

可視光線 波長は目安で、決まっているわけではありません。 1nm = 1ナノメートル = 10-9 m
波長 (nm) 380〜430430〜460460〜500500〜570 570〜590590〜610610〜780
色 相


 太陽の光をプリズムにあてると、きれいな光の帯ができます。これは、1668年にニュートンによって発見され、 スペクトルと名づけました。
 星からの光にも赤から紫までの虹の7色が含まれています。星の色は、表面温度の違いによって決まります。 この原因は、表面から放出される光の波長の分布が温度によって異なるからです。赤い星は、赤い光だけを 出しているのではなく、波長がより長い光を多く出しているので赤く見え、青い星は波長がより短い光を 多く出しているので青く見えます。

スペクトル型
スペクトル型 表面温度 (K)
O30000 〜 50000オリオン座の三ツ星
B10000 〜 30000スピカ、レグルス
A7500 〜 10000青白シリウス、ベガ
F6000 〜 7500北極星、プロキオン
G5300 〜 6000太陽、カペラ
K4000 〜 5300アルクトゥールス、アルデバラン
M3000 〜 4000アンタレス、ベテルギウス


 表面温度の単位は、K (ケルビン)です。これは、国際単位系 (SI) の基本単位のひとつで、 絶対温度のことです。摂氏 0度は 273.15K です。


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