算数 (数あて 4)



算数 (数あて 4)

1.相手に、2つの異なった1ケタの数を書いてもらいます。
2.その数字で2ケタの数を2つ作ってもらいます。
3.大きい方から小さい方を引いてもらいます。
4.その答えの片方の数字を教えてもらいます。
5.もう一方の数字を言い当てます。



たねあかし






















算数 (数あて 4)

 最後に相手に教えてもらった数を9から引いた数が答えになります。
相手が「2」なら、答えは「7」。 相手が「5」なら、答えは「4」となります。
相手が「9」なら、答えは「0」です。

 では、どうしてこうなるのでしょうか。

 このような計算をすると、3.の答えのそれぞれの数字を合計した数は、必ず9になります。

     92 - 29 = 63、 65 - 56 = 9、 80 - 8 = 72、 ・・・

 その理由は、以下の通りです。

 2つの数をそれぞれ a 、b ( ただし、a>b ) とします。
 この数字で作る2ケタの数は、ab 、ba です。

     ab = 10 * a + b 、 ba = 10 * b + a

     ab - ba = 10 * a + b - ( 10 * b + a )
          = 9 * ( a - b )

 となって、答えは9の倍数になります。

 9の倍数は何ケタであっても、それぞれの数字を単純合計すると、最終的に9になります。  九九を見れば、すぐ確認できます。

     9 * 1 = 9
     9 * 2 = 18 → 1 + 8 = 9
     9 * 3 = 27 → 2 + 7 = 9
     9 * 4 = 36 → 3 + 6 = 9
     9 * 5 = 45 → 4 + 5 = 9
     9 * 6 = 54 → 5 + 4 = 9
     9 * 7 = 63 → 6 + 3 = 9
     9 * 8 = 72 → 7 + 2 = 9
     9 * 9 = 81 → 8 + 1 = 9

 なお、3の倍数は何ケタであっても、それぞれの数字を単純合計すると、最終的に3、6、9 (3の倍数)になります。



--- 算数 (数あて 4) ---
2002.9.1 作成



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