算数 (問題 14)



問題 14
2枚のコイン

 ここに、2枚の100円玉があります。

 これを2枚同時に投げて、2枚が同じ面(表と表、もしくは、裏と裏)になる確率は、 1/2 ですね。

 では、同様に2枚同時に投げて、1枚が表であるとき、もう一方が裏である確率は いくつですか。



解 答






















解答 14
2枚のコイン

 当然 1/2 と思うと、これが大間違いです。

 2枚のコインを投げたとき、表裏の組み合わせは以下の4通りです。

場合 1 コイン 1 が、 コイン 2 が、
場合 2 コイン 1 が、 コイン 2 が、
場合 3 コイン 1 が、 コイン 2 が、
場合 4 コイン 1 が、 コイン 2 が、

 この表からわかるように、2枚同時に投げて、2枚が同じ面(表と表、もしくは、裏と裏)になる 確率は、4通りのうちの、場合 1 と、場合 4 の 2通りですから、確率は 1/2 ですね。

 では、1枚が表であるときはどうでしょう。

 1枚が表になるのは、場合 4 以外の 3通りです。 この中で、もう一方が裏になるのは、 場合 2 と、場合 3 の 2通りです。

 したがって、確率は 2/3 となります。

 最初の場合は、片方の結果は、もう一方に影響を与えず、数学では、「独立事象である」 と いいます。

 また、問題の場合は、「条件つき確率」 といいます。

答え : 2/3


--- 算数 (問題 14) ---
2002.9.8 作成



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