7月23日ALPS処理水海洋放出問題「原子力規制庁・東電」交渉報告

 7月23日郡山市で、10団体と原子力規制庁・東京電力とのALPS処理水海洋放出方針に関する交渉が開催さ、40人余りが参加しました。
 最初に新地町の漁師小野さんが、「海は生活の場で、神事の際は身を清める神聖なところだ。海にゴミを捨てることは禁止されているのに、なんで汚染水だけがまかり通るんだ。岸田総理は一度立ち止まって考えるべきだ。冷静に考えれば、子どもでもわかる。流せば、福島がなくなる。福島は死ぬんでいいのですか。」と漁業と福島の将来について訴えかけました。
 今回の争点の1つは、7月4日に公表されたIAEA報告書でした。
 IAEA報告書は、海洋放出の方針は日本政府が決定したこととし、推奨も、支持もしないと弁解しています。
 汚染水を海水で薄めて放出することに対しては国際基準に合致するとしています。  しかし重要な点は、放射性物質の海洋投棄そのものを認めない「ロンドン条約」に抵触することです。  従って、政府の海洋放出方針はIAEA報告書によって権威づけられません。  こうした基本的な問題に対して、原子力規制庁も東電もきちんと回答することができませんでした。
 争点の2つ目として、東京電力に、「関係者の理解が得られていないことを認め、文書確約通り、「たとえ、政府がゴーサインを出しても、放出しない」と約束せよと迫りました。!  東電は本社に伝え後日回答すると答えるのみでした。
詳細は、7月23日原子力規制庁・東京電力交渉の報告をご覧ください。

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