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《ISO39001:2012知恵袋 》
(道路交通安全マネジメントシステム 知恵袋)
 
   

 

 
  注目の規格 ISO39001道路交通安全マネジメントシステムが2012年10月1日に発行されました。
弊社では、DIS段階からコンサルを開始し、現在(2013年7月4日)まで8社の認証取得が完了したところです。
この道路交通安全マネジメントシステムの規格の健全な利用と確実な運用成果を期待して、これまでの経験から
得た有用な情報を関係各位にお届け致します。
       
  1. 久々の大型規格  
    人間の営み、組織の活動で“道路と車の利用”なしでは殆ど成り立ちません。
この道路交通安全マネジメントシステムの規格は道路上での死亡や重大な負傷事故を予防、削減しようというものです。
一見地味な規格に見えますが、実は大変現実的な経済メリットを生み出す規格なのです。
この道路交通安全マネジメントシステムを正しく運用することにより、事故の直接的・間接的な損失や事故による自動車保険の支払額の減少といった経済的効果が容易く計算できるのです。
このことは、経営者にとって朗報に違いありません。
経営者が飛びつく規格なのです。
この点が他のマネジメント規格とちょっと違うのです。
 
       
  2. 弊社での道路交通安全マネジメントシステムのコンサル準備状況  
    ■2011-07 DISに基づくコンサルツールの開発着手
■2011-10 パイロット審査に向けたコンサルに着手(損保2社)
■2012-01 パイロット審査にてコンサルツールの有効性を検証
■2012-01 DISでのコンサル開始(4社)
■2012-05 青森県トラック協会セミナー講師
■2012-05 韓国ソウルでのセミナー(3回)
■2012-06 FDISでのコンサルツール開発及びコンサル先へのFDIS対応の完了
■2012-09 新潟にてセミナー講師
■2012-10 FDIS段階での審査完了(5社)
■2012-10 ISでの組織からのコンサル引き合い及び実務コンサルの進行中
 
       
  3. この道路交通安全マネジメントシステムの規格の特徴  
    ■HLS(High Level Structure/上位構造)採用の第一号規格

ISO9001始め色々なマネジメントシステムの規格は、章立構造がまちまちであるために、複数 の規格(例えばISO9001とISO14001)を運用する場合に別々のマニュアルを作成するなど 不便な点が多々あります。そこで、
どんなマネジメント規格でも管理の対象が品質であったり 環境であったり様々に変わっても、マネジメントを
行う活動内容自体は共通していることより、 これから開発されるマネジメントシステム規格及びこれから
改定されるマネジメントシステム 規格は全て同じ構造にしようというものです。これは見た目の話ですが、
本質的にはMS規格 全体に渡って有効性を高める内容が盛り込まれています。
その最たるものは次の二つ:
@ 組織内外の課題を把握し、目的・目標に繋げる【4.1項】。
A 行動計画を実行して確実に目的・目標を達成するために、一つ一つの施策についての基準 (KPIが代表的)を
設けてPDCAを廻す【8.1項】。
@は今までの9001には無かったこと。Aは今までどのISO規格にも無かったことです。
これにより、一番大きな影響を受けるのは9001であり、2015年の改定に期待しているところです。

この上位構造を述べた文書は、当初「ISO Guide 83」 であり、ISO39001はこの構造を採用 する第一号規格と
いうことで、その動向が気になっていたところ、ある日忽然と姿を消して しまったのです。ISO事務局にアクセス
したところ、ISO/D Guide 83 Status: Deleted Stage:40.98(2012-4-30)という情報が得られました。この意味は、
4月30日付けで Guide 83/DISはこの世から消えたということです。
しかし、同日、4月30日付けで改定された「ISO/IEC Directives, Part1/Consolidated ISO Supplement-Procedures specific to ISO/Third edition.2012」の中に潜り込んで発行されていたのです。現在、日本規格協会のHPから
和訳が入手できます。

〈付録〉ISO/IEC Directivesとは? ISO事務局の業務処理手順書のようなもので、規格の誕生から廃止までの
諸手順をきめ細かく規定しているもので、ISO事務局の最上位文書と言えるものです。このHLSは、もともと 
Guideといった低いレベルの話ではなかったのです。
然るべき所に落ち着いたのであり、まずは めでたし めでたし と言ったところです。
 
       
  4. 道路交通安全マネジメントシステムの規格の概要(各条項を一行で表すとこんな感じ)  
    0  序文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この規格は、交通事故による死亡と重傷のリスクを減らすツールを提供する 他。
1  適用範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この規格は、道路交通安全マネジメントシステムの要求事項を規定する 他。  
2  引用規格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この規格から引用される他の規格はない。
3  用語及び定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・リスク他45の用語が定義されている。
4  組織の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
4.1 組織及びその状況の理解・・・・・・・・・・・・内部・外部の課題、プロセス・活動・機能の配列順序と相互関係の明確化 他。
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解・・・・・・・利害関係者の要求事項と法的及びその他の要求事項の明確化 他。
4.3 RTSマネジメントシステムの適用範囲の決定 ・・4.1,4.2及び6に規定した事項を考慮して適用範囲を決めること 他。
4.4 RTSマネジメントシステム ・・・・・・・・・・この規格の要求事項に従ったRTSMSを確立、実施、維持、改善すること 他。
5  リーダーシップ・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
5.1 リーダーシップ及びコミットメント・・・・・・・トップが実証すべき14項目のリーダーシップ及びコミットメントを規定。
5.2 方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・RTS方針の要件及び展開方法について規定。
5.3 組織の役割、責任及び権限・・・・・・・・・・・RTSに関する各人及びRTS管理責任者の役割、責任・権限を規定。
6  計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
6.1 一般・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リスクの洗い出しからRTS目標、RTS詳細目標及び行動計画の策定までの計画を規定 他。
6.2 リスク及び機会への取組み・・・・・・・・・・・4.1、4.2を考慮して取り組む必要があるリスク及び機会を決定する 他。
6.3 RTSパフォーマンスファクター ・・・・・・・・13種類のパフォーマンスファクターとリスクとの紐付け及び使用方法の特定 他。
6.4 RTS目標及びそれを達成するための計画策定 ・・RTS目標、RTS詳細目標及び行動計画の策定 他。
7  支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
7.1 連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・望まれる成果を出すために、社内での調整、利害関係者との連携が必要 他。
7.2 資源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・RTS目標及びRTS詳細目標を達成するために必要な資源の提供 他。
7.3 力量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・望まれる成果を出すために必要な力量の特定、教育・訓練の有効性評価 他。
7.4 認識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・RTS方針、自らの貢献、要求事項からの逸脱時の結末などの自覚 他。
7.5 コミュニケーション・・・・・・・・・・・・・・内部・外部コミュニケーションシステムの確立と実施 他。
7.6 文書化された情報・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
7.6.1 一般・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この規格及び組織が必要と判断した文書化された情報を管理する。
7.6.2 作成及び更新 ・・・・・・・・・・・・・・・文書の識別、記述、形式、媒体の明確化、レビュー及び承認 他。
7.6.3 文書化された情報の管理 ・・・・・・・・・・文書のCIA(機密性、完全性、可用性)、変更管理、保持及び廃棄、外部文書 他。
8  運用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
8.1 運用の計画及び管理・・・・・・・・・・・・・・大きなPDCAの中のD(運用)の部分に関するP(計画)D(実施)CA(管理)を廻す 他。
8.2 緊急事態への準備及び対応・・・・・・・・・・・緊急時対応の手順の準備、発生後のレビュー、定期的な手順のテスト 他。
9  パフォーマンス評価・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
9.1 監視、測定、分析及び評価 ・・・・・・・・・・・監視、測定、分析、評価の対象、方法、時期を決める、法順守の評価 他。
9.2 道路交通衝突事故及びインシデント調査 ・・・・・事故、インシデントを記録、調査、分析し、是正や予防処置に繋げる 他。
9.3 内部監査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適合性、有効性の監査、監査プログラムの立て方、監査員の選定、実施、報告 他。
9.4 マネジメントレビュー ・・・・・・・・・・・・・8項目のインプット(評価項目)、3項目のアウトプット(トップ指示) 他。
10  改善・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表題のみ
10.1 不適合及び是正処置・・・・・・・・・・・・・・不適合の修正、その後是正処置を行う、是正処置の手順を規定 他。
10.2 継続的改善・・・・・・・・・・・・・・・・・・RTSMSの適切性、妥当性、有効性を継続的に改善する。
       


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