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コスタリカ、オーストリア代表の国連総会での発言(抜粋=9月19日)
■コスタリカ ソリス大統領
(2017.9.19)

  我々は、核兵器禁止条約が今年7月についに承認されたことを希望と喜び、プライドをもって受けとめ ている。私は、交渉の間、議長として勇気と偉大なスキルをもってそのプロセスを率いたコスタリカのエレン・ホワイト大使を祝福する。
 この条約は、国連加盟国のほとんどが、核兵器を支持せず、受け入れず、その兵器を合法とみなしていないこと、そして、核兵器は非道徳的、非倫理的だけでなく今後は違法だと国際社会が明確に述べていることの強力なメッセージである。
 核兵器を完全に禁止する国際法のこの新しい規範は、あらゆる状況において確立、実施され、透明性のある不可逆的かつ検証可能な方法による具体的な時間枠において核兵器の廃棄および完全廃絶のための確固とした法的拘束力のある枠組みを提供する。
 非武装の民主主義はその擁護を国際法に依拠していることから、我々は核兵器の開発、生産、製造、移転、所有、貯蔵、ロケーション、配備、配置の禁止に加え、条約が使用の威嚇、いわゆる核抑止力の安全保障ドクトリンも禁じていることに満足している。
 どの核保有国もこの条約の加盟国になることを望まなかったので、このすべての努力は意味がないと多くの人が言うだろう。私は彼らに、あなた方は間違っていると述べる。条約のテキストを承認した122ヵ国の願望は、平和と人類の擁護を熱望する人々の正当な声である。軍縮に賛成するどのような努力もけっしてナンセンスではないだろう。平和の側に立つことは絶対に過ちではないだろう。コスタリカは、それらの122ヵ国および明日この条約に署名する諸国を称賛し、我々とそれに続く人々のための未来を保証できるよう、他の国々にこの条約に加わることを熱烈に呼びかける。それは、我々が夢見る世界を構築できるよう、平和の創造を支援し続ける我々の責任だ。

 ■オーストリア クルツ外相

 今日、核対決の危険が、長い期間なかったほど大きなものになっている。核爆発の帰結はきわめて重大である。核軍備撤廃は最重要の未完の事業である。朝鮮民主主義人民共和国による最近の緊張エスカレーションは、明らかな警告である。
 オーストリアは、核の惨事の危険を減らし、核兵器のない世界をめざして一貫して努力してきた。これは厳しく長い道である。しかし、このゴールは我々がたたかいとらねばならないものである。
 この点で我々は、イランの核活動を国際的な監視下に置いたウィーン合意を歓迎した。この合意を掘り崩すことは、核紛争の解決を交渉で達成する取り組みを弱めることになるだろう。
 新しい核兵器禁止条約はこの点で重要な成果である。それはすべての核兵器を一掃するための決定的な一歩である。
 今日、核兵器は安全保障のために必要だという声をしばしば耳にする。この言説は誤っているだけでなく危険である。新しい条約は現実的な代案を提供している。すなわち、万人がより安全になる、核兵器のない世界である。
 この条約の採択に対する国際社会の圧倒的多数の支持は、多くの国がこの目標を共有していることを示している。