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核兵器禁止条約署名式での国連事務総長のあいさつ
(2017.9.20)

  過去20年余りの中で最初の多国間軍縮条約であるこの歴史的条約の署名式に立ち会えることは光栄だ。

 核兵器禁止条約を交渉しとりまとめたすべての国を祝福する。核軍備撤廃の大義と世界の安全保障に対する皆さんのコミットメントを讃える。
 市民社会はこの条約を実現するうえで不可欠の役割を演じた。
 広島と長崎の英雄的な生存者「ヒバクシャ」は、核兵器の破滅的な人道上の影響を私たちに想起させ続けてくれる。
 彼らの証言は、この条約交渉のために、感動的で道徳的な推進力を与えてくれた。
 核兵器禁止条約は、核兵器があり続けることによる危険、それらの使用がもたらす破滅的な人道と環境の影響についての懸念が高まったことで実現した。
 この条約は、「核兵器のない世界」という普遍的な目標への重要な一歩である。その目標を達成するための世界的な取り組みが、この条約で改めて活性化されることを望む。この道標を私たちはきょう、それにふさわしく祝っている。私たちは、核兵器廃絶への困難な道を歩み続けなければならない。
 そのためには対話、橋渡し、そして具体的な措置が必要だ。
 いまも約1万5000発の核兵器がある。人類破滅をもたらすこれらの兵器が世界と子どもたちの未来を脅かすのを、私たちは許すことはできない。
 共通の目標を実現するため私は、皆さんと協力することを楽しみにしている。
 核兵器禁止条約の署名開始を宣言する。