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 ●会のアピール・行事
 
原核兵器のない平和で公正な世界のために
原水爆禁止2018年世界大会(8月2〜9日 広島・長崎)へ賛同、参加を
原水爆禁止世界大会実行委員会

  原水爆禁止世界大会実行委員会は2月15日、第81回総会を開き、次の「核兵器のない平和で公正な世界のために――原水爆禁止2018年世界大会への賛同と参加のよびかけ」を確認しました。
 みなさん、
 広島と長崎への原爆投下から73年目の夏を迎えます。「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマにひらかれる原水爆禁止2018年世界大会への賛同と参加を心からよびかけます(国際会議8月2〜4日、広島大会4〜6日、長崎大会8〜9日)。
 わたしたちはいま、核兵器のない世界に向けて歴史の新しいステージに立っています。核兵器を明文上も違法化した核兵器禁止条約が成立し、「核兵器のない世界」への新たな展望がひらかれようとしています。さらに、そのために尽力してきた被爆者をはじめとする市民社会の役割が国際的にも飛躍的に拡大しています。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞やローマ法王の被爆者との謁見などは、その象徴的なできごとでした。
 「核兵器と人類は共存できない」「核兵器は必要悪ではありません。究極の悪です」(セツコ・サーローさん、ノーベル平和賞授賞式演説より)――今こそこの被爆者の声を全世界にひろげ、核兵器の禁止から、廃絶へと前進するときです。今年の原水爆禁止世界大会は、日本と世界の反核平和運動、国連や諸国政府の代表を広く結集し、これからの展望を示す大会となるでしょう。この歴史的な大会を、ともに力をあわせて成功させようではありませんか。

 みなさん、
 原水爆禁止世界大会は、内外の反核平和運動と「核兵器のない世界」をめざす国連や諸国政府の共同の場として発展してきました。こうした市民社会と国際政治の共同が、核兵器禁止条約を生み出す大きな力となりました。昨年の大会には、中満泉・国連軍縮担当上級代表が参加し、国連会議のエレン・ホワイト議長からメッセージが寄せられるなど、私たちの運動は高く評価されました。今年は、世界の反核運動からも大会への参加がいち早く表明されるなど、例年にもまして大きな注目をあつめています。

 この大会を成功させることは、核兵器禁止条約の発効を求める国際世論、とりわけ、核保有国やその同盟国の調印・批准をめざす運動を発展させ、核兵器禁止・廃絶の実現へと前進するうえで、大きな意義を持っています。

 みなさん、
 「核兵器のない世界」を実現させるためには、これにたいする逆流をのりこえなければなりません。北朝鮮の核・ミサイル開発と米朝の軍事的緊張の高まりは、核戦力で対峙することの危険を浮き彫りにしています。米トランプ政権は、新たに発表した「核態勢見直し(NPR)」で、核兵器を使用する姿勢をいっそう強め、新たな核軍拡への道を突き進もうとしています。わたしたちは、「核兵器のない世界」をめざす流れに逆行し、ヒロシマとナガサキの惨禍を起こしかねない、こうしたうごきを断じて許すことはできません。
 世界の圧倒的多数の国ぐにと市民社会が核兵器禁止条約を支持しているいま、核保有国は追い込まれています。原水爆禁止2018年世界大会を、核保有国やその同盟国が固執する「核抑止力」を打ち破り、前進する展望をきり開く大会としようではありませんか。

 みなさん、
 この大会を開く私たち日本の運動に求められていることは、ヒロシマとナガサキを経験し、その反省と教訓から平和憲法を持った国でありながら、米国の核政策に追従するとともに、その「核の傘」にしがみついて、核兵器禁止条約に背を向ける日本の政府の姿勢をあらためさせることです。日本の運動に課せられたこの国際的責務をはたすためにも、国内の団体、個人のみなさんの賛同と参加を訴えるものです。

 みなさん、
 原水爆禁止世界大会は、核兵器廃絶、核戦争阻止、被爆者援護・連帯を基本課題にひらかれてきました。同時に「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマにかかげているように、反戦平和、公正な経済社会の実現をもとめる世界のあらゆる人びととの連帯の場でもあります。
 また大会は、日本の運動にとっては、「核の傘」からの離脱、核兵器禁止条約への支持・調印・批准、核兵器禁止・廃絶へイニシアチブを政府に求める場です。安倍政権がねらう憲法9条改憲ノー、安保法制(戦争法)廃止と立憲主義回復、沖縄・辺野古新基地建設ストップ、原発ゼロ、くらしや福祉の擁護、格差や貧困の解消などを求める様々な運動との連帯をすすめる大会でもあります。

 みなさん、
 2020年までに世界数億を目標にした「ヒバクシャ国際署名」が、これまでの運動の違いをこえ、自治体・地域ぐるみで広がっています。原水爆禁止2017年世界大会―長崎決議で、わたしたちは、こうした共同の発展の上に立って、新しい国民的共同へ踏み出すことを訴えました。国政選挙での市民と野党の共闘が発展し、「安倍9条改憲NO!憲法生かす全国統一署名」をすすめる「市民アクション」がいま各地で生まれています。私たちは、過去のいきさつや「垣根」を超え、核兵器禁止から廃絶へとすすむための国民的な共同を発展させることをよびかけるものです。

 みなさん、
 歴史的な世界大会を成功させるために心から訴えます。被爆者の声に耳をかたむけ、被爆の実相をひろげながら、「ヒバクシャ国際署名」の目標を実現するにふさわしい、壮大な共同を発展させましょう。60周年を迎える国民平和大行進を成功させましょう。これらの運動の発展を、8月の広島と長崎に結集しましょう。地域、職場、学園から、「核兵器のない世界」をめぐる情勢と展望を学び、世界大会へ代表を派遣するとりくみをただちに始めましょう。
2018年2月  原水爆禁止世界大会実行委員会