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 ●提言・声明
 
[声明]北朝鮮の核実験に強く抗議する
2017年9月3日 
 非核の政府を求める会常任世話人会 


 北朝鮮の核兵器研究所は本日、6回目となる核実験を行ったことを明らかにした。これは、核実験と核開発計画の放棄を求めた度重なる国連安保理決議を真っ向から拒絶するものであり、核兵器の廃絶を一貫して訴え続けてきた被爆者・日本国民と国際社会への許しがたい挑戦である。それはまた、「朝鮮半島非核化共同宣言」「日朝平壌宣言」「6ヵ国協議共同声明」等、北朝鮮自らの国際公約をも反故にするものであり、北朝鮮核開発問題の外交的解決に新たな重大な障壁をもたらしかねない暴挙である。核戦争の防止、核兵器のない世界の一日も早い実現を求めるわが会は、北朝鮮による今回の核実験に対し厳しく抗議するものである。
 北東アジアはいま、北朝鮮核開発問題をめぐる北朝鮮と米国の軍事的対立・挑発の応酬により軍事的緊張が高まり、軍事衝突が勃発しかねない危険に直面している。わが会は、北朝鮮と米国はじめ関係各国に対し、北東アジアでの軍事衝突を回避するためあらゆる努力を尽くすよう、強く求める。北朝鮮は、すべての核兵器と核兵器・ミサイル開発計画を直ちに放棄し、朝鮮半島非核化に向けた6ヵ国協議の枠組みに立ち返るべきである。同時に、米国は、北朝鮮に対する核兵器による威嚇、軍事演習等の軍事圧力を中止し、北朝鮮との直接対話を直ちに行い、同問題の平和的・外交的解決に徹するべきである。日本政府には、北朝鮮との外交チャンネルなしの危険な軍事的圧力偏重、対話否定の姿勢を改め、北東アジアの「武力によらない平和と安全保障」確立のための取り組みに着手するよう強く求める。
 核兵器禁止条約が7月、国連加盟国の圧倒的多数の賛成で採択された。北朝鮮の核開発を封じる上で、また、北朝鮮の核開発の「動機」となっている米国などによる「核抑止力」政策=核兵器の使用の威嚇を排除する上で、根本的には、核兵器禁止条約を発効させ、核兵器廃絶へと発展させることが重要となる。わが会は、日本政府に対し、北東アジアと世界の平和と安定のために、核兵器の保有・使用を容認する「核抑止力」依存政策から脱却し、速やかな核兵器禁止・廃絶に向けて積極的役割を果たすよう、強く求めるものである。        以上