城南山人の部屋(近況その他)
                                      平成15年11月22日


                                   

 2010(平成22)年9月29日、遂に古代文字字典全集の初校のゲラが届きました。もう逃げて行かないでしょう。年明けぐらいには全6巻一挙に刊行される予定です。出版社の名前はもう少し企業秘密にさせて下さい。

 2009年から病気をしていまして、今も病気です。腰まであった髮は全部抜けて首の辺りで止まりました。てっぺんも禿げてしまいましたが、薬が変わったら又生えてきました。病気と上手く付き合って元気にしています。

 目下の予定は、最後まで校正して、全集の刊行を完遂すること。出来ればもう一度個展をやって引退したいと思っています。

 写真の鄰の女性は城南山人の第一夫人です。引退してもこのサイトは彼女や娘(次女)に手伝って貰って続けていきたいと思っています。そのうち、彼女に、「古代文字書道王国」の女王にはなれませんが、「離宮美術館」の館長に、娘に学芸員になって貰ってこのホームページを存続させて行く予定です。

 彼女は職場では部長さんで、私は楠木家の家長ですが、ブチョウはカチョウよりエライので、私は家内に頭が上がりませんが、上手くやってくれると思います。娘は、京都でデザイン事務所に勤めています。序でながら、息子は同じく京都のW楽器店に就職することが出来ました。

22年9月29日


 初孫、洸太君が平成20年4月6日0時22分に生まれました。お父さんと同じ誕生日です。


あと一歩の所まで来ました。!(20年3月15日)

私はコレで貧乏になりました。が、日本のために頑張ってます。

去年(2007年)の暮、『古代文字字典全集』(仮題)の字典本体がやっと完成しました。やがて30年にもなる仕事の総仕上げです。今はこれら6册の本の索引を1年計画で作っているところです。これが終わるまで、私の命と愛用のオールド・コンピュータが元気で動いているように念じております。更年期障害で毎日何処かが悪く、しっかり年取りました。若い時のように体が動きませんが、毎日少しずつ、仕事を続けて居ります。

 本全集では春秋・古文・続古文の「古文三部作」で「幻の古文」の本質にかなり迫れたと思います。特に続古文編に用いました『集篆古文韻海』は貴重且つ最重要な幻の古文字典で、一部の学者以外日本人には殆ど知られていないもので、全国の大学図書館でも所蔵している所は僅かです。ボリュームもあり、字典にするのが何かと難しい本でしたが、いろいろ工夫して完成しました。古文が3冊の字典でしっかりしましたので、「全集」の名を冠することにしたものです。古代文字(篆書時代の文字)の字典全集は本邦初、中国にも世界にも無いと思います。日本に最低コレくらいの出版がないと恥ずかしいと思ってやって来ました。

 ガラクタ美術館の新顔は、瓦1点・タンカ3点・好きな絵4点・焼き物3点・櫛1点・笄1点・その他5点です。

 長い間工事中で「開かずの間」だった、城南山人古代文字書道王国天領「私家版の郷」にようやく手を着けました。昔作った短歌の一部や蔵書票、2000年から作り始めた回文と回文川柳(回文2000作、回文川柳200作を一挙掲載。回文の実作を載せている数では日本一サイトではないかと思っていますが、どうでしょう?)などをUPしました。何か余程退屈された時にでも覗いてみて下さい。これで一応、「古代文字書道王国」を中心とする「城南山人文化圏サイト」構想の骨組み作りが終了しました。このサイトの容量、現在30メガを少し越えました。


お久しぶりです!(18年12月15日)

 前回の書き込みからほぼ三年経ちましたが、色んなことがありました。杖と老眼鏡は手放せないことになりましたし、慢性胃炎にも苦戦を強いられてます。私の父(去年)と家内の母(今年)が亡くなりました。上の娘が結婚します。下の娘は大学院で環境デザインをやり、息子は大学で太鼓たたいています。家内も元気で活躍しております。

 私は体力にはすっかり自信を無くしましたが、心は相変わらず自由に飛翔しております。この写真は、私の作品を見に来て買って下さった方の、ふるさとです。この人の奥さんがダンナのこの生地を初めて見た時に、「あんな美しい所は他に見たことがなかった」という話しをするので、私はその話しだけで「絶対見に行きますから」と言って、実際に行ってしまったのです。彼は大工の棟梁で、昔京都で修行した人です。村人が残らず下りてしまったこの土地のこの場所に、彼はこれから家を建てるというのです。写真の左からも山が迫っていて、まさに大自然に開かれたステージです。私は家が建ったら一番目のお客さんになって、これも奥さんから聞いた「星だらけの夜」と「とびきり明るい月」を見に行くつもりです。

 ここは桃源郷です。こんなに素晴らしい場所は誰にも教えません。

表札制作を終了させていただきます。

 城南山人は年が明けたらすぐ還暦を迎えます。先ほども言いましたように、目が悪くなって細かい仕事が辛くなりましたので、勝手ながら注文の表札制作を終了させて頂きます。これまで長年本当に沢山の表札(極厚欅材、深薬研彫りの城南山人オリジナル)を作らせていただきましたが、左の屋久杉のものが最後になりました。

 最近、実は大きな作品を書いています。字典を作りながら面白い字が出てくると、その文字を含む文章を捜して作品にする(自分で、これを字典者操業と言っている)わけですが、今まで温めてきたモノも含めてドンドン作品にしています。家の者も「書家みたいじゃない!」と言ってくれます。そのうちまとめて発表します。

 字典の仕事は「日暮れて道遠し」。今作っている「とんでもない字典」は手を着けるかどうかで本当に迷い悩んだのですが、発車してしまった以上はもう引き返せず漢字の洪水の中で奮戦、30%から50%ほどの後悔の中で、ブツクサ(「何で俺には院生とか助手とかいないんだろう?」とか「日本のため、日本のため」とか「誰に頼まれたわけでも無いのに、結構な御趣味で」とか)言いながら、毎日大好きな机に向かっています。

 キ園(城南山人作庭)完成。(12月30日記)

 亡くなった父親が寝起きしていた部屋の前の庭です。畳十畳分ばかり、「リュウノヒゲ」のジャングルで荒れ放題の汚いスペースだったのを、一年少しかけて全く違う庭に作り直し、2006年春一応の完成ということにしました。一本と二叢の株立ち(沙羅の樹)を完成の記念植樹としましたが、これらは私ども夫婦の銀婚の年の記念樹でもあります。ここは元々隣の家だったもので、母屋からは「離れ」的な存在です。部屋は今、私の書の制作室になっています。奧のベンチは白川石。京都白川産の御影石で、これが碎かれて竜安寺などの石庭の白砂になります。古知谷の「川筋庭石」の石置き場で捜して運んでもらいました。左のメインの立石や小上がりの框の切石、池との仕切りの切石、その横の鞍馬石、下の写真の左端の石などは静原の「北尾石材」の石置き場で見付け、運んでもらいました。石のベンチの前の足置きは寸法オーダーの磨き石。正方形と円形の飛石はニックで売っている量産品。五つ並んだ自然石は裏比良の、安曇川源流に注ぐ明王谷の川原で拾ってきました。雪見灯篭は「石孫」吉村石材店の北白川の石置き場で見て、新しく組んでもらった方ではなく、以前から置かれていて「古び」の来ていた方を求めました。

 池とその周りには楓と姫林檎と株立ちの南天があって、これらは先住民からのものです。上の上の写真の右奧に父親の栽えた柿とレモンの木が見えていますが、それら以外のものは全部引っこ抜いてしまいました。スミレ、ツワブキ、秋海棠、藪甘草、坪珊瑚、鳴子百合、木賊などは自分で植えましたが「原則放任栽培」で、一人生えの羊歯や苔は歓迎しますが、それ以外の雑草を抜くのだけが保守管理、という庭です。池には蓮と杜若の鉢を沈めています。木のベンチは平成二年に母屋の西半分を建て代えた時に、古い家の梁を取っておいたもの(松材)で、今年大工さんに作ってもらいました。2006年12月29日の雪がうっすらと乗っています。

 斑(はだら)に雪を被った南天と姫林檎の木。小さな姫林檎の実が20個ほど下がっています。

 「庭」と言っては笑われそうな「箱庭」ですが、そのちっぽけ具合と手のかからなさが貧乏人にはピッタリで、その割りには心慰められることも屡々で、仕事に倦むと何時の間にかここに出て来てしまいます。キ園のキは第三水準漢字の難しい字です。外字で載せようと思ってもネットでは出ません。


西瓜番、昼寝や!(16年1月14日)

 去年12月20日過ぎに今シーズン初めての灯油を買ってきて、ポリタンク2ヶ持って階段を上がったのが祟ったのか翌日から腰が痛くなり、「痛い、痛い」で年末年始を過ごしました。そしてとうとう1月7日からは医者通い。右足の激痛を伴い3足歩行する羽目になってしまいました。腰から下、右足が反乱を起こして杖無しに歩くことが出来ません。寝ていても足が疼き、痺れています。今年は申年。痛みがサルのをひたすら願っています。

 そこで改めて、明けましてお目出度う御座います。本年も宜しくお願い致します。

 「西瓜番、昼寝や!」というのは、30年ほど昔、府立医大の整形外科のお医者さん達が、近くの碁席で連発していたダジャレで、椎間板ヘルニヤのことです。今でもこんなことを言うかどうか知りません。


長らく留守にしておりましたが、一年ぶりの書き込みです。

 やっとコンピューター遊びの出来るヒマがちょっと作れました。先ずは近況報告から。(14年12月12日)

 その前に、王国建国3周年記念日(10月10日)を前に、国賓10000人を突破しました。タレントのサイトだと、「一日10万件のアクセス」等と良く聞きますが、こんな超趣味系ワガママ変人おたくサイトに、よくも多くの方がお訪ね下さったものと、呆れつつも心から感謝しております。10000と11111を踏んで下さった方に「何か記念のプレゼントを」と考えていたのですが、忙しくしている間に忘れてしまいました。悪しからず。
漢字のルーツー古代文字字典ー甲骨・金文編    マール社 2000円(税別) 

 悲願の本がやっと出ました。『甲骨文字書道のすすめ』と『金文字形字典』が絶版となって久しく、書き直しを決心してからもずいぶん日が経ってしまいました。もうすぐ出ます、もうすぐ出ますと言って、長く「ウソつき」でいましたが、今はホントにほっとしています。

 もう書店にも出ていると思いますが、HPご覧の方でご希望の方には、私の手持ちの本をお頒けします。定価2000円ですが、サイン入り、消費税・送料込みセットで2400円でお届けいたします。メールでお名前と送り先をお知らせ下さったら本をお送りし、代金の振込先をお知らせします。サイン要らない人は、そうお書き下さい。が、価格は一緒です。沢山はありませんので、お申し込みは一人一冊にして下さい。

 可成屋(カナリヤ)という出版社に『書画の娯しみ』というA5判の可愛らしい雑誌(隔月刊)がありまして、その19号の巻頭特別企画「とことん楽しい書画年賀状」に、「古代文字年賀状」ということで、9点の作例が掲載されました。

 又、20号から1年間(6回)の予定で、「書作に生かす古代文字」が連載されます。

 会社に代わってコマーシャルをしておきますと、2・4・6・8・10・12月の1日(朔日)刊行。年間購読料2100円で直接出版社から郵送されます。書店には出ません。詳しいことは下記に問い合わせて下さい。

 株式会社 可成屋(カナリヤ)TEL 03(3268)7641  FAX 03(3268)7642


 年が明けると直ぐ城南山人は満56才になりますが、還暦までの4年間をかけて最後のライフワーク(大層ですが「ボリュームの点で」と言う意味です)に取り組むことになりました。準備的なものは1年以上前から始め、今も進行しているのですが、ごく最近、コンピューターにもフルに助けてもらって時間を掛ければ、頭に描いているくらいのことは実現できるという見通しが立ち、方針・方法も確立しました。後は気力と体力と時間の問題です。

 その前に漢字のルーツー古代文字字典ー古文編を仕上げる仕事も残って居ますし、遊びで作っている「ある本」も何とかしたいと思っています。「ヒマジン(暇人)」城南山人も、これで結構忙しいのです。

 最後に、今回の小規模更新(まだ、内装工事中の部分も残っています)ですが、タイトル頁の下、中程に久しぶりの大きめの作品「森羅万象」(甲骨文)加えました。一般書作にも以前に何点か加えています。なお王国も美術館も、もう数えるのが邪魔くさいので、更新記録に作品点数書くのをやめました。

 「古代文字の参考図書」も大幅に数が増えました。この一年必要に迫られたのと、道楽と半々でずいぶん本を買いました。

 美術館の方では、龍門の拓本が手に入ったので、3点増やしました。

 経切れも天平が5点、鎌倉が1点貯まっていたのを載せました。

以上ですが、来年はマメに情報更新していきたいと思います。


新しい看板彫ってます。

 平成元年に「アトリエ友麟館」の完成と同時に上げられた初代看板が、まる12年の風雪との戦いの末、その役目を終えましたが、それは裏比良、安曇川源流の葛川(かずらかわ)という土地の松材でした。

出来ました。

 二代目もやはり同じ土地の、今度は欅(けやき)材です。(13年11月)


   


ガラクタ美術館完成(2001.1.1 Open)

 当ホームページ管理人、城南山人のガラクタコレクションを公開します。「蓼食う虫は結構何処にでもいる」と思われますので、多少の意義を無理矢理見いだして陳列いたします。本編のついでに覗いて下さい。

 この年賀状は、偶然ですが十二年前の巳年、京都国立博物館の西門のスケッチを素材にしたものです。(13年1月)


 ヘルシンキのフィンランド国立美術館の依頼で、浮世絵展「The Scent Of A Cherry Tree-桜の木の香り」の日本語タイトル・ロゴを揮毫しました。

 フィンランド国立美術館(The Finnish National Gallery)内のAteneum Art Museumにて

 2000年11月17日〜2001年5月27日

 「桜の木の香り」展は春信・広重・国貞などを中心とした浮世絵のコレクションです。

 左は「桜の木の香り」展の図録裏表紙

 

「桜の木の香り」展の図録表紙

(12年12月)


平成12年11月


FINLANDでの"MEETING"展(12年6月30日〜7月23日)に出品

 私は団体に所属しませんので、グループ展などに参加することは滅多にないのですが、Finland人でアーティスト(版画家)の友達Tuula Moilanen(トゥーラ・モイラネン)さんに声を掛けられて、今回はその気になってしまいました。

 Suolahti(スオラフティ)という小さな町の、もう鉄道が通らなくなった駅舎でそれは開催されました。世界中のいろんなジャンルの作家がここに集うということから展覧会には"MEETING"(出会い)というタイトルが付けられました。

 Finlandはこの時期まさにvacanceのさなか。こういう文化的な催しも、レジャーの一つとしてすごく楽しみにされているということです。

 Finlandは森と湖の国。そして木の国でもありますので、私は右の作品を含めて四点の刻字作品を出品しました。

 それにしても、本当に素敵な駅舎でしょ。汽車が来なくなってからは、近くを走っている運河の船員たちのクラブハウスになったり、カフェになったりもしたそうですが、最終的にこんな瀟洒な美術館になったと言うのが良いですよね。

 私もこの時Finlandへ行きたかったのですが、お金がないので断念しました。vacanceの時期にFinlandへ行くのは航空券がものすごく高いということです。

 向こうの事務局の人から何度か手紙を貰いましたが、この時期の挨拶はさすが「北欧流」でした。

 曰く。Have a warm summer!


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