まじかおかじま

第二章 蔵王の魚座

0101  蔵王の魚座

0102  楠葉のコノハズク

0103  タマちゃん八衢(やちまた)

0104  木天蓼(またたび)浴びたタマ

0105  兜蟹が飛ぶか?

0106  ヒヤシンス寸志野卑

0107  道路苦しいシルク・ロード

0108  類が友呼ぶ蚋(ぶよ)も戸が要る

0109  鯛がもがいた

0110  葛根湯養豚国家

0111  優曇華の言動

0112  苦い僅かの躓き起きず待つのかズワイガニ

0113  ルリカケス助け借りる

0114  ルフトハンザ活火山鳩降る

0115  オナガキジ・錦鶏拝見記、時期が猶

0116  錦の輪が竜田川の岸に

0117  アニマル・マニア

0118  源為朝が求めた能登も波

0119  桜色蕁麻(いらくさ)

0120  雨と稲荷飛ぶ鳥ナイト・メア

0121  深紅の蜃気楼空路禁止の君子

0122  チンパンジー・バージン・パンチ

0123  薄録画黒き煤

0124  海月相場嘘下落

0125  ヤンバルクイナ来ない?来る晩や

0126  騙された河馬が馬鹿たれ様だ

0127  エビネ・タカネ根方寝冷え

0128  難波サバンナ

0129  探り永久(とわ)突く轡(くつわ)取草

0130  ミネソタ見た嫉み

0131  バルト海烏賊取る場

0132  ケンタッキー契丹家

0133  烏賊・鰤カリブ海

0134  通天閣以西区間手打つ

0135  猪苗代湖心皺無い

0136  草千里美林施策

0137  ミズスマシ湯島涼み

0138  闇の通過宇都宮

0139  信濃柿木馬(きうま)道魑魅舞う樹飢餓の梨

0140  潮時か野路這う端(はじ)の垣通し

0141  ワシが罪狗奴国に枸杞無く三柏

0142  雁木棚灘銀河

0143  「世界遺産祭」生かせ!

0144  水鶏も出んとす。とんでも無い句

0145  モロコ子も見る身も心も

0146  苅萱の挿し花幾つ水鶏橋佐野屋刈るか

0147  歴代万世園安永千枚田切れ

0148  常、類無し西ナイル熱

0149  龍村絡む蔦

0150  烏賊地味婚宴小短い

0151  草むしり釣り師無策

0152  ウクライナから鱈、家内等食う

0153  アリババ・バリア

0154  マイヨール・ブルー良い間

0155  我がなすび粗悪、よく遊び砂川

0156  世の無事留萌モルジブの夜

0157  家内の田舎

0158  遠退く三叉路散策の音

0159  カジノに野鹿

0160  彗星制す

0161  田町の灯りかあの巷

0162  カラカスから蚊

0163  千歳痩せ土地

0164  我がセロ弾く広瀬川

0165  病葉の薔薇・桑

0166  レミ好き新作三色スミレ

0167  頑なに鳴く鷹

0168  神経過敏トンビ会見し

0169  巣ありて棲み替えかミステリアス

0170  カワガラス、モスラ側か

0171  論難暫定天山南路

0172  しばれるオルレ橋

0173  軽井沢小技イルカ

0174  咲くか石楠花泣くや視覚差

0175  富士の嶺の自負

0176  「竪琴アザラシ知らざア…」とゴテた

0177  三段階寒暖差

0178  岩肌ハワイ

0179  今駒止め苫小牧

0180  完好な臭いバイオ担う婚家

0181  蟹も嘆嗟のサンタモニカ

0182  馴染む陸奥(みちのく)の魑魅狢(むじな)

0183  コンセンサス那須山千古

0184  支那亀に目が無し

0185  摩耶磨かば鏡山

0186  蚯蚓(みみず)猫鼠見

0187  暫くサ、水鶏(くいな)行く桜橋

0188  国後四方星李氏泣く

0189  飛ぶ雁とトリカブト

0190  カマドウマ舞う土間か

0191  北上川こだわり和凧我が身仇

0192  云々(しかじか)河鹿師

0193  マジ落札白馬、爆発桜島

0194  谷間に田

0195  類無きナイル

0196  白樺芝枯らし

0197  金閣寺・三井寺でいみじく寒気

0198  コンドル見る鈍甲(どんこ)

0199  天壇秋雨夢咲きアンダンテ

0200  牡牛座目刺し魚

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