城南山人書作撰 E.古代文字書道5



E-1.風神雷神

 風神雷神(ふうじんらいじん)

 風の神と雷の神

古文

屏風

楠木順二氏蔵



E-2.心不在焉 視而不見 聴而不聞(大学)

 心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず。

 集中力が欠ければ、注意して視たつもりでも本質が見えない、聴いたつもりでも聞こえない。

東周期中山国の文字による



E-3.相馬以輿 相士以居(古詩源・孔子家語)

 馬を相(そう)するに輿(よ)を以てし、士を相するに居を以てす。

 馬の良否は、実際にその車を引いているところを見て見分ける。人物の善悪はその平居如何によって察する。

東周期中山国の文字による



E-4.行百里者半九十(戦国策・秦)

 百里を行く者は九十を半ばとす

 百里を行くのに、九十里まで行ってやっと半分だという意味で、事をなすには終わりの方が困難であるたとえ。

東周期楚の文字による

茶掛

棗田美穂氏蔵



E-5.枯魚過河泣(古詩源・楽府歌辞)

 枯魚(こぎょ)河をすぎて泣く。

枯魚過河泣 何時悔復及 作書與魴ヨ相教慎出入

 枯魚河を過ぎて泣く/何の時か悔ゆとも復た及ばん/書を作りて魴ヨ(ほうよ)に与え/相教えて出入を慎ましむ

 乾魚(ひもの)が河を通り、水を慕って泣き、後悔したところでもはや間に合うものではない。そこで世の魚たちに手紙を書き、出入に気をつけるように戒めた。

戦国時代古印の文字を中心に

和額



E-6.一塵含法界(碧巌録)

 一塵(いちじん)法界(ほっかい)を含む

 原文は一一塵含無辺法界で、大意は「一つ一つの極微細な塵のような存在にも、それ自体完結する広大無辺の世界がある」。

小篆

和額

王国重文 250




E-7.斬断(杜甫詩)

 斬断(ざんだん)

 断ち斬る

小篆

70

和額





E-8.夕陽窗

 夕陽窗(せきようそう)

 夕陽が入る窓を持った書斎

小篆

和額

非売




E-9.無一物 無尽蔵

 無一物(むいちもつ=何も無いこと)は無尽蔵(むじんぞう=尽きることなく有り続ける)と同じだ(と、言う人もいる)。

小篆・隷書

非売


ページの先頭へ

前ページへ

次ページへ

トップページへ