城南山人書作撰 G.一般書作2



G-1.事々無礙(碧巌録)

 事々無礙(じじむげ)

 「事々無礙法界」のこと。自由自在で妨げるものがない境地の、その最高のレベルをいう。

行書

茶掛

楠木博氏蔵



G-2.無尽蔵(大乗義章・十四)

 無尽蔵(むじんぞう)

 徳が広く極まりないことを無尽、無尽の徳を包含するのを無尽蔵という。転じて採っても尽きない蓄積を無尽蔵と言うようになる。

行書

茶掛

井上宏氏蔵



G-3.無尽蔵(大乗義章・十四)

 無尽蔵(むじんぞう)

 徳が広く極まりないことを無尽、無尽の徳を包含するのを無尽蔵という。転じて採っても尽きない蓄積を無尽蔵と言うようになる。

行草

条幅

辻中義己氏蔵




G-4.十年磨一剣(賈島・剣客詩)

 十年一剣を磨く

 十年の間、一ふりの剣を磨く。長い間、苦心して芸を練ること。

行書

和額

辻千鶴代氏蔵




G-5.鬱勃(漢武帝内伝)

 鬱勃(うつぼつ)

 内にこもる気力の盛んなさま。思いが胸にふさがることも言う。

行書

茶掛

塚本邦雄氏蔵



G-6.璞玉渾金(晋書・王戎伝)

 璞玉渾金(はくぎょくこんきん)

 みがかない玉とあらがね。人の素質が優れていて飾り気のないさまのたとえ。

行書

条幅

25



G-7.杜牧詩「酔眠」

秋醪雨中熟 寒齋落葉中 幽人本多睡 更酌一樽空

 秋醪(しゅうろう)雨中に熟し寒齋(かんさい)落葉のうち。幽人(ゆうじん)本(もと)睡(すい)多く、更に一樽(いっそん)を酌みて空し。

 秋の雨が続く中で酒が熟し、落ち葉の音を聞く貧弱な部屋に相応している風趣。世捨て人はとかく眠り勝ちだ。さて、また一樽飲みほそう。

行書

条幅

25



G-8.微妙玄通(老子)

 微妙玄通(びみょうげんつう)

 不思議にすぐれて奥深く物事に通ずること。

行書

条幅

辻中重則氏蔵



G-9.広瀬淡窓詩

 品畫評書復夕陽

 画(え)を品し書を評してまた夕陽(せきよう)

 骨董好きの友と書画の話しをし始めると、時を忘れてもう夕刻。

行書

条幅

林照康氏蔵



G-10.微

 微(び)

 微(かす)か

行書

茶掛

阪本忠一氏蔵




G-11.九皐鶴舞威音外 三嶋花敷大塊初(虚堂録巻上)

九皐(きゅうこう)の鶴威音(いおん)の外に舞い、 三嶋(さんとう)の花大塊(たいかい)の初めに敷(ひら)く

大空高く舞っている鶴は「威音王仏」つまり三世の諸仏の最初の仏、もっと言えば天地開闢以前から舞っている。仙人の住むという三つの島の花は、宇宙創造の太初からさいている。さとりの世界には古今、大小の別がない。

行書

扁額

福山「大黒屋」蔵




G-12.飛躍

 飛躍(ひやく)

 一線を遥かに超えて飛ぶ。

草書

和額

中井啓一氏蔵



G-13.白虹貫日(戦国策・魏)

 白虹貫日(はっこうかんじつ)

 白虹(はっこう)日を貫く

 白色の虹が日の面をつきとおす。精誠が天に感応して現れる象(すがた)。

楷書

茶掛



G-14.的々意(趙州録・巻上)

 的々の意(てきてきのい)

 「的々」(淮南子)は明白な様子。「的々意」はずばりそのもののこころ。さとり。言葉や文字では言いあらわせない世界。

行書

茶掛

山添忠久氏蔵



G-15.壘塊(世説新語)

 塁塊(るいかい)

 心にある大きな思い。かたまり。わだかまり

行書

茶掛

20



G-16.ウッカイ(木華・海賦『文選』)

 ウツは「サンズイ」に鬱。カイは「石偏」に壊の旁(つくり)。

 高峻なさま。

行書

茶掛

中村博子氏蔵


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