第十四室・俳人歌人真筆碑拓本



X-1.芭蕉1

古里や臍(ほぞ)の緒に泣く年の暮れ

注意 原文は変体仮名が混じって読みにくいので、意味が通って読みも通るように書き換えました。以下同じ。

X-1,X-5,X-11,X-12,X-13は吉田真三君から頂いた拓本です。



X-2.芭蕉2

ほろほろと山吹散るか滝の音

芭蕉桃青



X-3.芭蕉3

荒海や佐渡に横たふ天の河

芭蕉



X-4.蕪村1

見残しの茸の香りや宇治拾遺

蕪村



X-5.蕪村2

富士一つ埋み残して若葉かな

蕪村



X-6.良寛1

出雲崎にて。春の野に若菜摘みつつ雉の声聞けば昔の思ほゆらくに



X-7.良寛2

塩入(しおのり;地名)の坂は名のみとなりにけり行く人しぬ(忍)べよろずよ(万代)までに



X-8.良寛3

人に書きておくる。我がいほ(庵)を訪ねて来ませ足引きの山の紅葉を手折りがてらに



X-9.良寛4

形見とて何残すらむ春は花夏ほととぎす秋はもみじ葉

沙門良寛



X-10.与謝野晶子1

何となく君に待たるる心地して出でし花野の夕月夜かな

晶子



X-11.与謝野晶子2

鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな

晶子



X-12.若山牧水

時をおき老木(おいき)の雫落つるごと静けき酒は朝にこそあれ

酔牧水

 歌集では老木は老樹になっている。



X-13.吉井勇

かにかくに祇園は恋し寐(ね)るときも枕の下を水の流るる


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