2チャンネル動物病院事件

   事件と判決の概要

   損害賠償等請求事件(動物病院名誉毀損事件)は、掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた
   発言が名誉毀損にあたるとして、動物病院側が2ちゃんねる管理人を訴えた事件です。

   原審:東京地裁平成14年6月26日判決
   東京地裁は管理人が原告からの削除要請に応じず、当該書き込みを削除しなかったのは
   違法として400万円の損害賠償と書き込み削除を命じました。

   東京高等裁判所 平成H14年12月25日判決(控訴棄却)
   本判決は、「プロバイダーの削除義務を導く根拠」「プロバイダーの削除義務違反と名誉
   毀損の関係」「プロバイダーに削除を命じる差し止め命令と損害賠償責任との関係」の3
   つを説明して判決の理由としました。

   要約すれば、2ちゃんねるが名誉毀損したわけではないのだから免責事由の立証責任を
   考えるのはおかしい。また、被害者救済をプロバイダーに求めるなら、仮処分で削除を求
   めるのが本筋ではということです。

   以下に主文のみ掲載します。

   ◆H14.12.25 東京高等裁判所 平成14年(ネ)第4083号 損害賠償等請求事件

   事件番号  :平成14年(ネ)第4083号
   事件名   :損害賠償等請求事件
   裁判年月日 :H14.12.25
   裁判所名  :東京高等裁判所
   部     :第20民事部
   結果    :棄却
   原審裁判所名:東京地方裁判所
   原審    :東京地方裁判所平成13年(ワ)第15125号
           損害賠償等請求事件(言渡日平成14年6月26日)

         主    文
   1 本件各控訴をいずれも棄却する。
     ただし,原判決主文4項の「別紙発言目録3」中のURLの記載を本判決別紙の
     URLの記載のとおりに改める。
   2 控訴費用は,控訴人の負担とする。     

   参考条文
   憲法  第13条(幸福追求権)
   すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の
   権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の
   尊重を必要とする。

   民法  第709条(不法行為の要件と効果)
   故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、
   これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

   民法 第723条(名誉毀損における原状回復)
   他人の名誉を毀損した者に対しては、裁判所は、被害者の請求により、損害賠償に
   代えて、又は損害賠償とともに、名誉を回復するのに適当な処分を命ずることができる。


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