短期入院(ショートステイ)について

現在の診療報酬制度では、交通事故で重い傷害を負っても、一定期間治療し、
症状固定した後は、退院して自宅で介護することになります。
24時間の自宅介護を受ける後遺障害者自身の健康維持のため、また
家族の介護負担を軽減させるため、短期入院(ショートステイ)の制度が2001年に
創設されました。

受け入れてもらえる人

○介護料受給資格者(「特T種」及び「T種」):自動車事故が原因で、脳、脊髄又は胸腹部臓器
を損傷し、自動車損害賠償保障法施行令別表第一に定める第一級に該当する介護を要する
後遺障害と認められた方又はこれと同程度以上の傷害を受けたと認められる方

種別 後遺障害等級
最重度 特T種 常時要介護のうち、「自力移動が不可能である」等の要件を満たす方
常時介護 T種 自動車損害賠償保障法施行令別表第一 第一級1号又は第一級2号を満たす方

・自動車損害賠償保障法施行令別表第一

等級 介護を要する後遺障害
第一級 1.神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
2.胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

短期入院は1回の入院が2日以上14日以内、年間30日までの受け入れで、
病院によって受け入れる患者が違います。

毎日新聞によると平成18年9月25日現在、全国で32の施設があるそうです。
この制度があまり利用されていない、という
記事を下の方に載せました。

医療機関等に短期入院した場合に、入院費用や移送等に要する費用の一部は
介護料を受給される方に対して自動車事故対策機構が助成しています。


短期入院協力病院一覧 > (平成18年1月31日現在)

※平成18年4月20日現在において、新たに指定した14ヵ所(14病院)
○栃木県医師会温泉研究所附属 塩原病院

 栃木県那須塩原市塩原1333
 0287-32-4111(総務課:内線 808)
 ※受け入れは脊髄損傷による受給資格者の方

○財団法人脳血管研究所附属 美原記念病院

 群馬県伊勢崎市太田町366
 0270-24-3355(地域医療連携室:内線 210)
 ※受け入れは5月1日より実施
 ※受け入れは脳損傷、脊髄損傷による受給資格者の方

○医療法人社団協友会 八潮中央総合病院

 埼玉県八潮市緑町1-41-3
 048-996-1131(医療相談室:内線 643)
 ※受け入れは5月1日より実施

○川崎医療生活協同組合 川崎協同病院

 神奈川県川崎市川崎区桜本2-1-5
 044-299-4781(地域連携室:内線 378)
 ※受け入れは5月16日より実施

○医療法人(社団)健和会 健和会病院

 長野県飯田市鼎中平1936
 0265-23-3115(相談室:内線 1246)
 ※受け入れは6月1日より実施

○社会福祉法人恩賜財団 済生会明和病院

 三重県多気郡明和町大字上野435
 0596-52-0131(医療相談室:内線 221)
 ※受け入れは6月1日より実施
 ※受け入れは脳損傷(一部の脊髄損傷)による受給資格者の方

○兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院

 兵庫県神戸市西区曙町1070
 078-927-2727(調整課:内線 2220)
 ※受け入れは脳損傷、脊髄損傷による受給資格者の方

○医療法人南労会 紀和病院

 和歌山県橋本市岸上18-1
 0736-33-5000(地域連携室:内線 153)

○広島県立身体障害者リハビリテーションセンター・医療センター

 広島県東広島市西条町田口295-3
 082-425-1455(整形外科外来:内線 213)
 ※受け入れは脳損傷、脊髄損傷による受給資格者の方

○医療法人茜会 昭和病院

 山口県下関市汐入町35-1
 0832-31-3888(地域医療連携室:内線 260)

○特定・特別医療法人社団春日会 黒木記念病院

 大分県別府市照波園町14-28
 0977-67-1211(医療ソーシャルワーカー:内線 219)
 ※受け入れは5月1日より実施
 ※受け入れは脳損傷(一部の脊髄損傷)による受給資格者の方

○医療法人社団晴緑会 宮崎医療センター病院

 宮崎県宮崎市高松町2-16
 0985-26-2800(医事課:内線 2101)

○医療法人三州会 大勝病院

 鹿児島県鹿児島市真砂本町3-95
 099-253-1122(地域医療福祉科:内線 105)
 ※受け入れは5月1日より実施
 ※受け入れは脳損傷(一部の脊髄損傷)による受給資格者の方

○医療法人真徳会 沖縄メディカル病院

 沖縄県南城市佐敷字新開1-344
 098-947-3555(医療相談室:内線 163)
 ※受け入れは7月1日より実施

※これまでに指定した18ヵ所(18病院)

○医療法人社団康和会 札幌しらかば台病院

 北海道札幌市豊平区月寒東2条18-7-26
 011-852-8866(医療連携室:内線 178)

○JA秋田厚生連 由利組合総合病院

 秋田県由利本荘市川口字家後38番地
 0184-27-1264(医療社会事業室)

○社団医療法人養生会 かしま病院

 福島県いわき市鹿島町下蔵持字中沢目22-1
 0246-58-8010(社会福祉相談室:内線 3130)

○JA茨城厚生連 総合病院土浦協同病院

 茨城県土浦市真鍋新町11-7
 029-823-3111(医療相談室)
 ※受け入れは脳損傷による受給資格者の方

○医療法人財団正明会 山田記念病院

 東京都墨田区石原2-20-1
 03-3622-2564(医事課)

○医療法人桑名恵風会 桑名病院

 新潟県新潟市河渡甲140
 025-273-2251(医療相談室:内線 275)

○静岡済生会総合病院

 静岡県静岡市駿河区小鹿1-1-1
 054-284-8186(保健福祉部相談科)

○福井県済生会病院

 福井県福井市和田中町舟橋7-1
 0776-23-1111(総務課)

○医療法人尾張健友会 千秋病院

 愛知県一宮市千秋町塩尻字山王1
 0586-77-0012(医療福祉相談室:内線 108)
 
○医療法人啓信会 京都きづ川病院

 京都府城陽市平川西六反 26-1
 0774-54-1111(医療福祉相談室:内線 2563)

○大阪府済生会中津病院

 大阪府大阪市北区芝田 2-10-39
 06-6372-0333(医療社会事業科:内線 5141)
 ※受け入れは脳損傷(一部の脊髄損傷)による受給資格者の方

○医療法人社団 尾ア病院

 鳥取県鳥取市湖山町北2-555
 0857-28-6616(医療相談室:内線 202)

○特定医療法人財団エム・アイ・ユー 麻田総合病院

 香川県丸亀市津森町219
 0877-23-5555(医療福祉相談室:内線 1143)

○医療法人財団慈強会 松山リハビリテーション病院

 愛媛県松山市高井町1211番地
 089-975-7431(医療社会相談部:内線 1111)

○医療法人かぶとやま会 久留米リハビリテーション病院

 福岡県久留米市山本町豊田1887
 0942-43-8033

○東北療護センター

 宮城県仙台市太白区長町南4-20-6
 022-247-1171(療護庶務課)
 ※受け入れは脳損傷による特T種、T種受給資格者の方

○中部療護センター

 岐阜県美濃加茂市古井町下古井630番地
 0574-24-2233(庶務課)
 ※受け入れは脳損傷による特T種、T種受給資格者の方

○岡山療護センター

 岡山県岡山市西古松 2-8-35
 086-244-7041(庶務課)
 ※受け入れは脳損傷による特T種、T種受給資格者の方

*受け入れ症状の記載がない施設については、損傷部位が脳損傷、脊髄損傷、
胸腹部臓器損傷の方の受け入れが可能です。

*受け入れ時期等については各施設にお問い合わせ下さい。


予定(平成18.10.1から)
○千葉療養センター

 千葉県千葉市美浜区磯部3-30-1
 043-277-0061
 ※受け入れは脳損傷による特T種受給資格者の方


2001年の制度導入以来一度も利用実績のない病院が多数あります。
平成18年9月25日毎日新聞の記事のご紹介です

交通事故:短期入院協力病院…生かされぬ制度

 交通事故で重い障害を負った被害者の短期入院(ショートステイ)を受け入れる
国土交通省の協力病院制度が発足して6年目。被害者のための制度が十分に生
かされていない実態が初めて明らかになった。なぜ制度は利用されないのか。
交通事故被害者の声や、受け入れに成功している医療機関の実態を紹介する。

 ◇ここで大丈夫? …家族が不安

 重い障害を持つ患者を介護する家族が2年前に結成した「全国遷延(せんえん)性
意識障害者・家族の会」。
約220人の会員の代表を務める大阪府交野市の桑山雄次さん(50)の二男敦至(あつし)
さん(19)は小学2年だった95年6月、自宅近くで乗用車にはねられた。
一命はとりとめたが、脳に重い障害を負い、寝たきりとなった。自力で食事や移動ができず、
桑山さんら家族が約10年間、自宅で24時間介護している。

 交通事故は救急医療の発達により死者数が減少する一方で、重い後遺症を抱えた
患者が増えている。国交省によると、介護を要する重度後遺障害者に自賠責保険の
運用益から支給される「介護料」の受給者は、02年3月の2036人から今年3月の
4012人へと倍増している。

 桑山さんは被害者の代表として同省に協力病院の創設を呼びかけてきた一人だ。
しかし、敦至さんのショートステイ先は、府内で指定された協力病院ではなく、近所の
通い慣れた病院だ。桑山さんは「被害者の間でも知られていない医療機関が指定
されている。家族には『入院させても大丈夫か』という不安があり、不人気の理由と
なっている。国交省は被害者の声を聞いてほしい」と語る。

 ◇受け入れ最多・久留米、他県の患者にも紹介

 一方、全国最多の45人を受け入れた「久留米リハビリテーション病院」(福岡県
久留米市、130床)の成功の鍵は、近隣自治体の福祉担当者が制度を紹介して
いる点にある。自治体経由で話を聞いた被害者が、福岡県内のほか、鹿児島、
山口県や大阪府からも訪れる。
「病院に来る人を待つより、広範囲の患者・家族に積極的に声を掛ける。
制度を知ってもらうことが重要だ」と柴田元(はじめ)院長は説明する。

 8年前の交通事故でけいついを損傷し、首から下が動かなくなった中村富士夫
さん(49)=長崎県五島市=は4年前から年2回、同病院に短期入院する。
「専門家の介助によるストレッチが、体のメンテナンスにちょうどいい。
同じ障害を持つ友人にも会えて、気分転換にもなる」と評価する。【種市房子】

毎日新聞 2006年9月25日 3時00分


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