示談にあたって

☆ 示談のタイミング
  ・ 
死亡の場合や物損だけの場合はすぐにはじめます
   ・ 傷害の時は完治してからします
   ・ 後遺症がある場合は症状が固定してからします

☆ 突然加害者が示談を急ぎ出しました。なぜ?
   
 それはたぶん加害者が刑事責任を問われているからです
  ・ 検察段階で 示談ができていない時 → 本裁判
            示談ができている時 → 起訴猶予あるいは略式起訴
  ・ 本裁判でも  示談ができていない時 → 禁固刑
            示談ができている時 → 執行猶予がつく
  上のような可能性が大いにあります。だから示談を急ぐのです。

☆ 一度示談書を作成し,賠償額が確定されればやり直しができないのが原則
 です。そうでないと法律関係がいつまででも,不安定になるからです。後悔しない
 示談をめざしましょう。

☆ やり直しがきかない示談に例外はありますか?
  
判例ではこのような場合にのみ無効とされた例があります
   ・ 大したことがないと思ってそれを前提に示談したのに,重大な後遺症が出た場合
   ・ 示談金額が非常に低額で,著しく正義に反すると考えられる場合
    ・ 相手方の家や,入院中の病院に押しかけて,無理やり示談書に署名捺印させた場合  

 実際の示談の時には弁護士会基準と任意保険の基準の間
  の金額でまとまることが多いようです。
   勿論いろいろなケースがあります。

  ならば,被害者側としてはまず,弁護士会の基準を主張する
  ことが必要なのです。

☆ 無効にならない示談書を書きましょう。書式が不備だと無効になることも…
 注意点イロイロ
  ・ 当事者の氏名…法人の時 会社名・代表取締役名を必ず書きます
              加害運転手個人も署名(連署)してもらいましょう
  ・ 被害者…必ず被害者本人が署名します
  ・ 被害者が未成年のとき…親権者(通常は両親)が署名捺印します
  ・ 請求権者が多数の時…全員が署名捺印します
                  又は,委任状を提出し,その代表者(代理人)が署名捺印します
                      (その時の委任状には印鑑証明書を添付します)
  ・ 「事故の表示」(事故の日時,場所,当事者,加害車両その他)
                    …事故をきちんと特定できるようにします
  ・ 示談の条件・内容は具体的に,示談金額は具体的な数字を書きます
  ・ 金銭を受領するまでは,決して領収証を出してはいけません。
    示談書の内容にも領収済みの言葉は入れてはいけません。
  ・ 分割払いの時は過怠約款を入ます
    (過怠約款…「一回でも支払いを怠ったときには,その時の残額を一時に支払わな
            ければならない」という文面のことです)
  ・ 違約金条項を入れます
    (違約金条項…「もし,加害者が支払いを怠ったときには,違約金○○万円を示談金
             ○○○万円に付加して支払う」という文面のことです)
  ・ 示談金を公正証書にしておくと強制執行ができます。
        (もし払ってくれなくても裁判をおこす必要がありません)
    この場合執行認承諾条項を入れておきます。
    (執行認承諾条項…「支払いを怠った場合には強制執行をされても異議がない」とい
                 う文面のことです。)
  ・ 保証人を立ててもらうのもいい方法です。
    抵当権を設定した示談書を作る方法もあります。


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