第7号:2003.6.13:隔週金曜配信
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          交通事故 〜 慰謝料をアップさせる相談室

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                               − 情報は多いほどいい −

              (―_―♯) →→→ V(^−^)♪

目次
☆ 被害者が慰謝料を出したって?
☆ コーヒーぶれいく
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☆ 被害者が慰謝料を出したって?

普通の交通事故では加害者が出す慰謝料ですが,たまには被害者が出すことも
あります。
こんな判例があるのでご紹介します。

”自分に不利なことを黙っていたケース”

交通整理の行われている交差点での事故です。
右折中の加害車(普通車)と直進の自動二輪の事故です。
実際は自動二輪の被害車は赤信号で進行したのですが,示談はなんと双方青信
号を前提にして交渉が行われたのです。
被害者は実は黄又は赤の信号だと思っていたのです。そして被害者は申告する
義務があるのにもかかわらずそれをしなかったのです。
結局加害者の慰謝料として100万円が認められました。
                 (大阪地裁判例平成10・12・3)

”脅迫と暴力団”

示談のときに被害者とその夫が脅迫し,その上暴力団まで使って脅迫したケー
スです。
被害者とその夫に対し裁判所は30万円の慰謝料の支払を命じました。
              (宮崎地裁延岡支部判例平成3・3・15)

最近は法律のおかげで暴力団が直接関与することは少ないそうです。
でも,一匹狼の示談屋はまだまだいるそうです。うっかり頼まないようにしま
しょう。

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こんなメール相談がありました。

昨年の9月に接触事故を起こしました。
信号の無い交差点で時速10kmくらいの速度で前を走行していた車が一時停
止も無いのに、突然急停車し、後ろを走っていた私はブレーキを踏みましたが
接触してしまいました。
車は相手の後ろバンパーに傷がついた程度です。警察に届けたのですが、当初
は怪我も無く程度が軽いということで、警察も物損にしては?と言われたので、
物損事故とすることにしました。

数日後、連絡があり病院に行きたいと相手が言ってきました。
そうして、また1ヶ月また1ヶ月と現在にいたります。
これから先、怪我が治るまで治療費をずっともって欲しいと言われました。
現在、総額で20万くらいになっています。
後遺症とは認められない程度の事故です。
50歳を超える高齢者というのもあって、話は事故のせいだの一点張りです。

以上の内容です(途中適宜省略してあります)
わざとあたる様に仕向けていると思われました。
これでは被害者なのか加害者なのかよくわかりませんよねえ

とりあえず、示談は成立したのですが、自賠責には加害者請求という制度があ
るのでそれを使って加害者転じて被害者の役にたたないかしら,と思っていま
す。

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☆ コーヒーぶれいく

「弁護士の関与を思わせる…」

内容証明を書くときに弁護士の関与を思わせる文章にすると効果があるそうで
す。差出人の名前を本人の名前で出すケースです。
裏に法律的な知恵を持っている人がいるかな,と相手がうまく勘違いしてくれ
て,出さないといったお金も出すかもしれない,というテクニックです。

別のテクニックもあります。
裁判所内の郵便局で出すと裁判所のスタンプが押されます。
スタンプを見るとギョッとするそうです。まるでその内容証明が裁判所から出
されたような錯覚を覚えるからです。

平成13年1月から裁判所に出す弁護士の文章が12ポイントで書かれるよう
になったので,この文字の大きさにすることもいいことです。
その時は句読点は「、。」ではなくて「,。」にしましょうね。裁判所に出す
文章はそうします。
いかめしい罫線もあったほうがいいかもしれません。フォーマットを送ります
ので,欲しい方はメールを下さいね。

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☆ コーヒーぶれいく  その2

「すてたもんじゃあない」

救急車が家の前を通りました。私はやじ馬なのですぐ飛び出しました。
昼間なので女の人が多いのですが,何人か心配そうに家を出て顔を見合わせま
す。
その中の1人が「ああよかった,○○さんじゃあなかった。○○さん,最近体
が弱っているものね」とご近所の老婦人のことを心配しています。

このあたりの人情まだまだ健在です。
ちょっとうれしく,そして私の単なる好奇心を恥ずかしく思った昼下がりでし
た。

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作者から

このめるまがを見てもちっとも慰謝料があがらない!とお腹立ちのあなたへ

最初に書いたように賠償額の要素にはいろいろあって単純なものではありませ
ん。過失割合もあるし,後遺障害の等級もあるし,逸失利益もある
…今度はそちらにトライしてくださいね

まれに,どうしようもないケースがあります。
仕方がないです。さっさとあきらめて新しい気持ちで生活するしかありません

がんばってください

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■発行者:横浜市中区本町2−19 弁護士ビル9階  行政書士武藤陽子
 
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