治療費の内訳 …以下のものが認められます。(領収証が必要です。)

○診察料
○入院料
○投薬料
○手術料
○処置料
○歯科治療費
○室料…その病院の平均的な室料が基準  (例外:入院者が重症の時,空室がなかった時)
柔道整復師 (残念ながら、後遺障害診断書が作成できません)
判例 1
神戸地裁 平成7年9月19日判決 (交民集28巻5号1384頁)
医師の指示ではなく受けた柔道整復師による治療につき、被害者の症状が軽減回複を感じていることから、事故と相当因果関係のある損害と認められた。
判例 2
東京地裁 平成8年12月18日判決 (交民集29巻6号1809頁)
医師の指示のない接骨院治療であるも、「治療効果が上がっている」ことから本件事故と相当因果関係のある損害と認められた。


△ マッサージ代・はり灸代・器具薬品代等

 症状により有効かつ相当な場合、医師の指示のある場合などは認められる傾向にあります。
 もめる事が多いです。
 

× カイロプラクティック・整体術
 現在の法律では治療行為として認められていないので、費用は原則として認められません

判例 
東京地裁 平成7年9月19日判決 (交民集28巻5号1358頁)
整体治療及び鍼・マッサージ等の治療が否認された事例。
医学的にはカイロプラックティックは原告のようなバレ・リュー症候群の患者には有効ではなく、むしろ悪影響があると考えられていること、原告本人尋問の結果によると右施術を 受けるようになったのに医師の指示ではなかったことが認められるものの、 施術を受けた後は症状は良くなることが認められ、少なからず原告の症状を軽快させるのに効果があったことを否定できないとして、48回の通院のうち、19回については治療の必要性を認めるのが相当とされた。


温泉治療費について
平成14年の改正から自賠責からは支払われなくなりました。
ただし、医師がリハビリその他に温泉治療が有効であるという場合には従前通り医師に診断書を書いてもらえば損害として認められます。

    → 任意保険に請求します。
判例 1
大阪地裁 平成11年3月12日判決(自動車保険ジャーナル・第1321号)
衝突され左橈骨骨折・右膝前十字靭帯損傷等で147日入院、1年4か月、248日実通院して約7万円の温泉治療費を請求したが、「医師の証明はなく」否認された。
判例 2
仙台地裁 平成3年12月27日判決(自保ジャーナル・判例レポート第101号−No,13)
温泉治療費18泊24万円余を請求する事案につき、医師に相談したら望ましいといわれたことから、相当因果関係ある損害と認められた事例。
判例 3
東京地裁 平成5年9月16日判決 (自保ジャーナル・判例レポート第115号−No,9)
90万円の温泉治療費を請求する右事案につき、相当因果関係が否定された事例。


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事故はそれぞれに原因も結果も違いますので、直接専門家にご相談を受けることをお勧めします。

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