長崎先生講義録
エニアグラム 2001.12/2

わがままを直す方法

 わがままを直す方法は、子どもと一緒に遊ぶこと。子どもはわがままなものである。それにつきあうことで、わがままに振り回される体験をすることで自分のわがままさに気づくのである。

 銀行員の飲み会はタチが悪いという。その他、警察官、教員、お坊さんなどの宴会は狂乱状態になる、という。普段押さえている人ほどストレスを発散したくなるものである。

 普段からくだらないことに楽しみを見つけることができるか、実際に楽しむことができるかが大切になる。



2:8の論理
 アリは働き者の代名詞である。毎日毎日一生懸命働いている。だがよく調べてみると、懸命に働いているように見えるアリも、実際に仕事をしているのは2割で、残りの8割はただ右往左往しているだけだという。
 そして、その2割のアリを集めてエリート集団を作ると、その内の8割は怠け出すという。

 一方最初の8割、つまり出来損ないを集めてグループを作ると、やはりその内の2割は一生懸命働き、8割は怠け出す。

 そしてエリート集団の中の2割と、落ちこぼれ軍団の中の2割を比較してみると、それぞれ決して遜色がない。

 とあるシロアリ駆除の会社では、学校で落ちこぼれた者ばかりを採用する。そして上手に動機づけて評価するとすぐにマネジメントまでできるようになる、という。つまり本来的な資質の違いというものは存在しない。また活躍の場さえ与えてやれば誰もが活躍できる、ということである。




家庭の学校化
 昭和40年代から家庭が学校化してきた。それまでは家庭には家庭の仕事があり、「勉強なんかしなくてもいいから、家の手伝いをしなさい」といったように、学校とは別の世界があった。

 ところが昭和40年代、50年代には家庭が学校化する。それまでは学校に居場所がなくても地域、家庭に居場所があった。しかしそれがなくなる。

 現在では、放課後は塾に行く。塾は大人の管理する場であり、そこに子どもの自治はない。こうして子どもはストレスがたまっていく。
 「不適格教師」が話題になることもがあるが、いろいろな先生がいて、いろいろなものの見方があるということを伝えることはとても大事なことである。LD、ADHDなども最近よく騒がれるが、学校で教科指向が強まれば、そういう子の居場所はもっとなくなる。

 これからの学校は能力主義に向かうだろう。つまり、小学校でも落第があるようになる。これをどう考えるかは様々あるが、アメリカでは養護学校が全体の3割をしめる。遅れた子にはきちんと個別のケアを与える。そしてそういうニーズがある。ということである。



「あなたはできるのよ」
 叩いて子どもをしつけようとすると、子どもは混乱する。そして意味もわからず謝るようになる。殴る、という行為は十中八九感情の暴発である。気に入らないから手がでる。というものである。「この子のためだから」「愛情があるから」「しつけだから」と、大人は口が立つのでそれを正当化する。そして暴力はエスカレートする。叩いてわからなければ殴る。殴ってわからないから物で、と。

 それでも暴力は必要だ、という人もいる。そういう時には「最低限にしなさい」「なぜ殴るのか、説明できるときだけにしなさい」と言うとよい。

 教育とはある意味洗脳である。思いこませることである。そこで何と洗脳すればよいか。それは「あなたはできるのよ」である。「嘘は常備薬、真実は劇薬」という言葉もある。子どもはいいことをしようと思って生きているわけではない。その子のいいところを見つけてあげるのは、長年生きているこちらの仕事である。



 後半はエニアグラムのビデオ。鈴木英子さん本人が9つのタイプを、それをイメージした絵とともに分類し、解説している。



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 (文責:菊田)
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