八十川先生講義録
カウンセリングとは、精神分析(1) 2000.10/25
※ 前回の講義録で、いじめの定義について、「通りがかりに殴った、はいじめではない。浮浪者を殴った、川へ落とした、はいじめではない。」とあるのは、文部省の定義を前提にしています。


カウンセリングとは

1 カウンセリングとは
・日本語にする適当な言葉がない。ただし一番似ているのは「相談」。ex.相談室
かつて日本カウンセリング学会も「日本相談学会」としていたことがある。
・相談=相手が答えを出してくれる、依存的
・カウンセリング=答えを出すのはあくまで相談者。その援助をする。
・こういう発想はもともと日本にはない。個の発想と横並び社会の発想の違い。例えば守秘義務についても、基本は絶対他人に話さない。しかし日本の社会の中で行っていく以上アレンジすることも必要。 

cf. 教育
・教育とは個性化と社会化を目的とする
  個性化 … 人と違う自分をどう作るか
  社会化 … いかに周囲と仲良くやるか、合わせるか
→ 両者は矛盾する。教育はその矛盾する目標に同時に取り組む。

2 カウンセリングの定義
「言語・非言語を用いて来談者(clientクライエント)の行動変容を試みる人間関係」
・性格変容ではなく行動変容
・当然悪い行動を良い行動に

3 カウンセリング理論(約40ある)
@来談者中心療法 ロジャース client centerd therapy 1940年代
A行動療法 1960年代
B精神分析 1900年頃
以上三大理論
・交流分析
・ゲシュタルト療法
・論理療法
・実存主義的カウンセリング
・行動主義的カウンセリング
・箱庭療法 子供によい 望ましい形 … マンダラ状
・遊戯療法 play therapy
・音楽療法
・家族療法 分裂の治療から始まる
・絵画療法 家族画 HTP バウムテスト
・森田療法 
・内観療法
など
 


精神分析

1 精神分析理論
@幼少期の体験が性格を作る
A無意識があらゆる行動の原動力
例:映画館で女性に振られたことが外傷体験(心の傷)を忘れていた(抑圧)が、思い出したくないため意識を失う。

2 精神分析療法
「無意識を意識化する」
・幼少期の体験が無意識化(抑圧)されているものを思い起こして気づき(洞察)、その体験を克服すること。
・精神科のドクターのみがこれを行う。普通の人ができるのは「精神分析的カウンセリング」。

3 無意識とは
・夢は無意識から飛び出してきたもの
意識

前意識
無意識







 





次回は精神分析の2回目

                    
 (文責:菊田)