図書館

ここでは、社会科関係また授業に役立つ書籍を紹介しています。当分の間、新しく紹介するもの順で上から下へ並べていきます。
ご意見等ありましたらご連絡下さい。また、よい本がありましたらご紹介ください。オンライン書店について

※ 「書名」 著者名 出版社 発行年月 定価 の順で表示(のつもり)。


■「日本地理授業プリント 学びあいの発展へ」 加藤好一 地歴社 2001.6 2000円 
 “ゆい”でおなじみの加藤先生による授業プリントシリーズ第2弾。全国の気温から気候を浮かび上がらせる工夫など、これこそが授業と言えるヒントが満載。ぜひここから学びたい。(2001.7)




■「シミュレーション教材の開発と実践」山口幸男ほか 古今書院 1993.5 2400円
 
 「知識を与える」のではなく、子ども達に体験させ、そこから事実、法則をつかませていく、そういう活動的な授業がしたいのならぜひ読みたい。そういうことは小学校のやること、と思っている高校の教員がいたらそれは進学校ボケといって良い。チョーク一本の授業に飽き足らない人は是非手に取ってみると良い。ナイルの洪水、遊牧民ゲームは使える。事実使える。



■「教師授業から生徒授業へ」加藤好一 地歴社 1997.10 1900円

 ここまではっきりと具体的な授業の作り方を示した書籍があっただろうか。成功例だけではない、失敗の原因を探り、より良い授業を作りあげていく、その過程が克明に明らかにされている。律令制の崩壊の授業など、読んでいて鳥肌が立つ思いがする。初任研など必要ない。これ一冊読めば十分すぎる。読むべし、読むべし。



■「世界地理授業プリント 学び合う作品づくりへ」加藤好一 地歴社 2000.6 2000円

 はっきり言って、書店の教育コーナーに並ぶ他の類似書とはレベルを異にする。ここで何を学ばせるのか、何のためにこの事柄を扱うのかをふまえた教材が隅々まで溢れる。生徒があっと驚き、きちんと「学習」に向かい「学び」に進んでいく、そのための手だてである。授業とはなにか、どのように1時間を組み立てたらよいのか、どうしたら生徒が食いついてくるのか、自ずと見えてくる。歴史編、公民編も執筆中。



  
■「いのちに触れる 生と性と死の授業」 鳥山敏子 太郎次郎社 1985 ISBN4-8118-0051-6 2095円

 生まれて初めて鶏を絞めた(“ゆい”の実践、長田農園フィールドワーク参照)。足を左手で、頭を右手で掴み、ぐーっと引っ張って気絶させ、まな板の上で頸動脈を切る。血を抜き、毛をむしり、解体して食べた。生きてる鶏とスーパーでパック詰めされている鶏肉とが初めてつながった。人間は他の生き物のいのちをもらって生きている。当たり前のことに改めて気付かされた。
 そんなことを学校でやった人がいる。鳥山敏子さん。一読したい。「『生き物を殺すことはいけないこと』という単純な考えが、『しかし他人の殺したものは平気で食べられる』という行動と、なんの迷いもなく同居していることがおそろしくてならない。/自分の手ではっきりと他のいのちを奪い、それを口にしたことがないということが、ほんとうの命の尊さをわかりにくくしている」(本文より)




■「新しい開発教育のすすめ方 改訂新版」開発教育推進セミナー編 古今書院 1999.5 2400円

 地球的規模で物事を捉えることができる地球市民を育てるための教育。それがグローバル教育である、とする。これまでユニセフなどがそのような活動事例を紹介してきたが、そのための指導例などを中心にその方向性と課題を明らかにした書。特に貧困、人権、環境を考えるための豊富なアクティビティ(活動)がある。総合学習を考えたとき、取りあえずこんな所からはじめてみるのも面白いかもしれない。