“ゆい”例会報告−1999(平成11)年12月

1999(平成11)年12月例会の報告 


1 御慰問絵はがき(熱海高等女学校)の活用について    <加藤好一> 

 県立熱海高校の前身が熱海高等女学校である。創立は昭和17(1942)年4月で、現在の熱海市立熱海中学校の所に建てられた。旧制韮山中学校に対して男子校として開校したのが「東豆中学校」。それに対し、女子校として開校したのが「熱海高等女学校」である。「伊東高等女学校」に続けという地元の願いが強かったのであろう。熱海のいわゆる上層階級のお嬢さんが通う学校として始またのである。戦時中に校舎を完成したという事実に驚く。
 同時代の資料として『アサヒグラフ』と『麦と兵隊』(火野葦平)が紹介された。これらの資料の効果的な活用に挑戦されたし。



2 「韓国修学旅行に向けた事前学習」の中間総括      <菊田兼一>

 「生徒の知っている具体物から歴史の意味を探る授業」の代表的な教材が、キムチ・焼肉・ハングルです。「今回は世界史の授業外として扱った。次回は世界史の授業に位置づけたい」と、菊田氏は抱負を語りました。
 ここでは、「ハングル」について整理します。参考にしたのは『漫画:韓国の歴史 第9巻』(ほるぷ出版 1996年)です。ハングルを創造した世宗らの心意気を感じます。読みやすく、使いやすい文字を創造する。それは、結果的に文化を民衆にまで広める効果をもたらします。歴史的な価値ある創造です。
○ 李成桂が高麗を倒し、李氏朝鮮を建てたのが1392年。5ページの授業プ リントの人物が世宗(セジョン)で、「民族文化を花咲かせた」と評価されて いる。世宗は言う。われわれが使っている漢字は国民にはむずかしすぎるので はないか、と。そこで、世宗は学者たちと研究の末、訓民正音(ハングル)を 完成。1446年、全国に広めることにする。
○ 世宗は出版にも力を注ぎ、多くの本を出した。農民の知恵を聞き取り編纂し た農耕技術の本『農事直説』、病気の症状と処方を記した『郷薬集成方』、国 の興亡の歴史、君主と臣下のあり方などを記した『治平要覧』などである。


▲盛り上がった4年国語「森林と水」(説明文) <宮村>
 「5つの段落に分けるにはどこで切ればよいか」という課題に対し子供の意見は分裂。チャイムが鳴ってもやめないでくれと要望が出るほどでした。転校生の親から「これほど熱中した授業は初めてだ」と好評でした。(授業参観より)


▲会計係:向井先生の尽力に感謝
 向井先生は所用で欠席でしたが、前もって会計報告の写しを届けに来ていました。「書き損じはがきを、わざわざ切手にかえて届けてくれる誠実な人。それが向井さんだね。」加藤先生はしみじみと語りました。向井先生が作成した会計簿をもって会計報告とさせていただきます。残高に注目!



               【会報“ゆい”編集後記】
◇ ゆい主催“教育講演会”の計画について
 ア 愛知の安井俊夫氏(大学教授)を招いて
  ・第1候補…2月19日(土)
  ・第2候補…4月 1日(土)
  ・講師への謝礼…40000円と宿泊代
  ・渉外…加藤好一
 イ 伊東市学芸員 浦志(ウラシ)氏
  ・内容…伊東の古代文化(縄文〜奈良時代)
  ・講師への謝礼…5000円
  ・日程は未定
 ウ 教育講演会に伴う例会日の変更
  ・3月例会を4月14日とする。したがって、3月には例会を開かない。
  ・4月例会は4月28日とする。
◇ 第41回静岡県民教連/合宿研究集会(いわゆる冬合宿)への参加について
 ア 2000年2月11日(金)
  ・開会全体会「地域からの報告」…ゆいが担当(内容や役割分担は未定)
  ・問題別分科会…「行事総合学習」
    運営=ゆいが担当(菊田氏の韓国修学旅行・ハングル報告もある?)
    記録=茶田(翌日までに参加者などへ配布するため)
 イ 2000年2月12日(土)
  ・教科別分科会…「社会科分科会」
    運営=ゆいが担当(宮村氏の実践報告もある?)
                  ※ 12月例会で確認されたことです。
◇ 新年早々、計画がびっしりです。き、きびしい! 【99年大晦日 脱稿】


 (文責:茶田敏明 熱海市立泉小学校)