早いもので、このサイトをたちあげてから、6月20日で1周年になる。

 日ごろのご愛顧にこたえ、感謝の意をこめて、なんかやることないかなと思っていたのだが、せっかくマルクス主義者のサイトなので、1周年にふさわしく、マルクスにインタビュアーをお願いしようと思った。じつに、121年ぶりに、ロンドンのハイゲートの墓から娑婆に出てくるという、これまでにも世界に例がない企画で、いま世間はこの話題でもちきりである。

 「マルクスにインタビュー」、みたいな企画にすると、クロカンみたいになるので、避けました。

 いちいち指図するのはおこがましいのですが、べつに1部から読みはじめる必要はなく、興味のあるところだけ読んで下さい。


第1部:紙屋研究所アクセス向上にむけた苦闘
 ・奥さんにも内緒で
 ・ヤフーのブラックリストに載った?
 ・友人や職場にバレる
第2部:アクセスしてる奴は誰か〜解析結果をよむ
 ・常連客は推計何人いるのか
 ・どこから見にきているんだ
第3部:紙屋研究所が好きな漫画批評サイト
 ・漫画偏愛主義
 ・魁!!漫画塾
 ・ひとりで勝手にマンガ夜話
 ・私淑しているサイト
第4部:紙屋研究所が好きではない漫画批評サイト
 ・「具体的なサイト名でお願いしますよ」
 ・どうしてプロの編集者みたいなことをしちゃうのか
 ・2chでの悪口
 ・批評精神が本質じゃねえの?
 ・批評は主観的なモンじゃねーよ
第5部:マルクスが判定:不破か紙屋研究所か
 ・「だんぜんぼくのほう」
 ・ずばり…
 ・マルクスのライフワーク=人間の解放
 ・ハイゲートで「寝てる」あいだに
第6部:遠距離恋愛講座〜12年のプロが語る
 ・遠距離恋愛は新しい社会現象
 ・友情とはセックスのない恋愛である――「あんたとエンゲルスのことだよ!」
 ・遠距離恋愛サイトをのぞく
 ・「どのくらいの頻度でメールとか会うとかしたら浮気されないんですか?」
 ・相手にとって「興味がつきぬ」存在
 ・けっきょく生活の苦労がはじまったら、ママゴトみたいなもんじゃないの?



(1〜4部は、マルクスがインタビュアーである必然性は皆無だと思います。)

カール・マルクスのコメント:
率直にいって、意図がよくわからない企画で、なんで遠距離恋愛の話に私がわざわざ出ないといけないのかまったくわかりません。ギャラや交通費の話もいっさいありませんし、1週間前というのに連絡の電話もありません。よく学生がこういう非常識な講演依頼をしてくることがありますが、社会人と称する人間にこんな扱いをうけるのは、まったくもって驚きであり、不愉快です。当日も、私の学説やら、思想のことなんかほとんど関係ない話ばかりになりそうで、今から気が滅入っています。



(2004.6.15記)(7.3〜12追記)