隔月刊誌『オルタ』で連載します




 金曜日(2008年6月27日)の「ロスジェネ」のイベントは盛況だったようです。ご来場のみなさん、ありがとうございました。
 って、ぼくは当日福岡にいて、イベントについては何にもやってないんですけどね。議論の様子も浅尾編集長から終了後電話で簡単に報告してもらったのと、他の方のブログを拝見して知った程度なのであります。
 その日は福岡の若い左翼たちといっしょに、若い人の働かせ方について考えるイベントを秋に福岡で開こうじゃないかという話をしていまして、なぜかポスターやチラシの担当に(笑)。まあ、場所は違えど、遠い福岡の地でぼくも微力ながらがんばっておりますよ、ということで。

 さて、掲題の話なんですが、『オルタ』ってなに? というみなさんのために、編集部の方から告知文をいただきましたので、ご参考に。

雑誌『オルタ』リニューアル創刊!

NPO/NGOのアジア太平洋資料センター(PARC)が発行する雑誌『オルタ』が、このたび月刊から隔月化し、ページ数を増やしたうえで、リニューアル創刊することになりました。

リニューアル1号(2008年7・8月号)では、いま、世界に拡大する食糧危機を、国内目線の報道、欧米目線の翻訳記事とは異なる視点から徹底特集するほか、注目の書き手による特別寄稿や新連載を多くラインアップしました。ぜひともご購入いただければ幸いです。

詳細・申込・販売店一覧など
http://www.parc-jp.org/alter/index.html

○発行日・価格など
偶数月25日発行
定価:840円(税込)
年間購読料5,000円(税・送料込)

○「オルタ」とは?
「オルタ」とは、オルタナティブ(今のようでない、もうひとつの)の略です。オルタ・グローバリゼーション運動が掲げる「もうひとつの世界は可能だ」を旗印に、資本の自由を優先する新自由主義的グローバリゼーションに対抗する世界各地の実践や思想、人びとの姿を紹介し、暮らしと文化を私たちの手に取り戻す手立てを探ります。


 ぼくは「メディアから時代を読む」と題するコラムを書かせてもらいます。いやー、ものすごくえらそうな人間みたいなタイトルになっておりますが、そこはもう、ひとつアレってことで。

 連載第1回は秋葉原殺傷事件について書いております。

 といっても、ぼくは秋葉原事件についていま何か十分に語れるものを持っているわけではありません。ネットでの事件への反応を入り口にしながら、「日雇い派遣の原則禁止」が政府から打ち出されたときのネットの微妙な空気について書いております。

 ぼくが想定した議論は、たとえば、

雇用規制をこれ以上強めれば、日本は本当に終わる
http://mojix.org/2008/06/13/no_more_regulation

派遣問題と『一段階論理の正義』
http://d.hatena.ne.jp/andalusia/20080612

日雇い派遣「原則禁止」に反対する。
http://blogpal.seesaa.net/article/100458055.html

みたい話です。
 これらのエントリは、なぜか「日雇い派遣の原則禁止」という問題を、雇用の流動性一般、解雇規制一般の話に一足飛びにしてしまい、甚だしきにいたっては「派遣禁止」にすりかえてしまっています。

 ぼくは、野党や労組(連合・全労連)側の主張をとりいれていっても、「雇用の流動性」と「安定的雇用」は両立しうるんじゃないか、ということを書きました。

 野党や労組が主張するような形で派遣への一定の規制をかけた場合、ひきおこされる事態は、派遣先企業が雇用の硬直化で悩むということでもないし、労働者がアブれるということでもなく、おそらく派遣業界の再編だろうと思います。つまり中間搾取をしている人々が一定数消える、ということだけなのです。なぜそうなるのか——そのあたりのことを書いたので、興味のある人はお手にとってみてください。

 リニューアル1号は(2008年)7月2日に発売となります。



2008.6.29記