岩重孝『ぼっけもん』についての挫折した感想文の残骸



ぼっけもん 1 (1)  もうだめだ。
 3日ぐらい立ち直れない。

 いわしげ孝『単身花日』について書くために、『ぼっけもん』を読み直して参照しようとしたのだが、実家の納屋に入れてしまっていたため、本屋を必死で探した。けっきょく古本屋で旧版を買い直したのだが……。

 すごい。
 すごすぎる破壊力だった。

 もう20代のときのような読後感はないだろうと思っていたのだが、いろいろキてしまった。たぶん明日の仕事のときも、そのあとの集会やデモでも、ぼくはずっとこの漫画のことを考えてしまうだろう。
 20代のとき、職場で「最近『ぼっけもん』読んだんスよね…」と言ったきり黙ってしまったことがあった。同僚が「え? あれってずいぶん昔の漫画じゃなかったっけ?」と能天気にもほどがある声で喋っていたのがそのとき遠くに聞こえたものだ。
 それを30代半ばでまた味わおうとは。

 とくに秋元。秋元……。うぉぉぉぉぉぉ。

 まるで演歌のような、あるいはフォークのような、この古風な女性に、ぼくはもう完全にうちのめされてしまった。とくにあの精神の均衡を崩したときの泣いた顔や挙動がもう……。

 読んだことのない人には何言ってるかさっぱりわからんのだろうけど、とても平静を保てませぬ。いつか、いつか書き足します。本日はこれにて……うおおおおおおおおおおおおおお……。 (※書き足しました




小学館ビッグコミックス
2007.5.10記(12日補足)
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