インスタントラーメンにかんする声明
(4・1声明)



一、紙屋研究所管理人は、2006年3月以来、しばしば安売りの袋入りインスタントラーメンに野菜を入れて食べ、ついに4月1日に啓示をうけ、「インスタントラーメン・やきそばは店舗のラーメン・やきそばよりうまいことが多い」と結論するのやむなきにいたった。その事実を厳粛にここに宣言するものである。

一、同管理人がインスタントやきそばなどを食べていると、従来「そんな体に悪そうなもの食って……」「うわー添加物いっぱい。10年は早く死ぬな」などという悪罵を投げつけて去っていく人間を数多く目撃し、同管理人の自尊心はいつも傷つけられていた。しかし、そもそもそう罵った当人が、後刻カップめんを食べていたし、甚だしきにいたっては同管理人が食べているのを見た直後にコンビニに買いに行って食べはじめるなどという妄動をする者までいた。これらの事実は、罵詈雑言を浴びせかけた者に一片の道理もなかったことを如実に示すものである。

一、世界には「店舗のラーメン>>>>>インスタントラーメン」という不幸な図式に洗脳され、インスタントラーメンを食べることに罪悪感をおぼえている人々が多数残されている。どうして店舗でもインスタントラーメンをおかないのか、満腔の怒りをこめて糾弾する。紙屋研究所管理人は、「インスタントラーメンはうまい」と言うことができる精神的解放にむけて、世界にたいする闘争を開始する決意である。






2006.4.1記
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