このサイトの管理人は、「管理人」「所長」と呼んでいただければそれでけっこうですが、新聞に連載するとき「『紙屋研究所』ではまずいので、なにか名前をつけて人格化してくれ」といわれたので、とりあえず「紙屋高雪(かみや・こうせつ)」と称しておきます。「おい、紙屋!」と呼んでくれても別にぼくは傷ついたりはしませんので、どうぞ安心してすこやかな老後をおすごしください。

ぼくの紙媒体での仕事一覧

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マルクス主義的批評ってこと?

 そうではありません。「ひとりのマルクス主義者が書いた批評とか感想」という意味です。できあがったものがマルクス主義的かどうかは保障のかぎりではありません。

 レーニンは、マルクス主義を評して「全一的」だといいました。
 つまり、「政治についてはマルクス主義的なものの見方をするけど、生活のうえではスゲー封建的」とか「経済についてはマルクス主義的だけど、自分のからだへの見方はスゲー観念的」とか、そういう「バラバラさ」をきらう世界観がマルクス主義です。
 世界とはひとつの関係しあう物質なんだから、それにたいするものの見方っていうのは、どのジャンルをとっても統一的で整合的なんだよん、というのがマルクス主義です。

 だからといって、一人ひとりのマルクス主義者がそうだとはかぎりません。
 政治をろんじると革新的なことをいうくせに、家では男尊女卑、みたいな、ジャンルごとに思考・行動が分裂している「マルクス主義者」はザラにいます。そして、ふつうはそうなのです。

 ぼくは、ぼくの体と心と思考から搾汁のようにしたたりでてくるものをここにアップするまでです。それがマルクス主義的かどうかは、ぼくがどれくらい自分の世界観を「きたえあげたか」ということにかかっているのです。できあがった文章やマンガは、ちっともマルクス主義的じゃなかったりするかもしれません。

 そんな意味です。

マルクス主義って?

 ほんとうは、「マルクス主義」っていいたくありません。マルクスのいっていることをお経のように絶対だと考えているみたいにきこえるからです(失敬。お経だって、時代ごとにかなり自由に解釈されてきました)。マルクスは「おれはマルクス主義者じゃねえよ」といったのは有名な話。

 コミュニスト、とか、左翼、というのが、自分にはいちばんしっくりきます。

 世界、つまり自然と社会には法則があって、その法則を知って、それにそって世界に働きかける態度のことをぼくはマルクス主義だとおもっています。それ以上のことは意味しません。その「法則」のなかみは、マルクスがしらべたものというのがあるんですが、社会が発達したり、自然にたいする新しい知見がでてきたりすれば、社会観や自然観は大胆に姿を変えざるをえません。つまり古くなるわけです(ただ、マルクスがものをみたときの方法や精神は、かなり時代をこえて役立つとおもいます)。

 そんなときに、マルクスの言ったことにこだわっているわけにはいかないのは当然です。

 ましてや、「みんな均等平等な社会をめざす」だの「経済が社会のすべてをきめる」だの「労働者がいつも正しい」だの「ソ連のことだ」「物質至上主義、精神軽視論者」などとといったことが「マルクス主義だ」というのは、まったくのたわごとというほかありません。しっしっ、あっちいけ。

 「コミュニスト」、という自称は、そうやって自分なりにこの社会の発展の法則をかんがえたときに、おそらく資本主義社会のつぎにくるのは、共同社会=コミュニズムだろうとおもうからです。そして、それはすでにその萌芽がいまの資本主義社会の現実のなかに次々うまれそだっています。
 その側面を意識した自称が、「コミュニスト(共産主義者)」です。

 「左翼」、という自称は、社会に発展法則があるとかんがえるとき、その発展法則と大局的に同じ方向にある考えや主張や勢力を「左翼」といい、その反対の方向にある考えや人たちを「右翼」だといっており、その側面に着目したものです。

 よく現体制をかえたいというのを左翼だという人がいますが、安部晋三が『保守革命』という本をかき、石原慎太郎が『東京革命』といっている現在、このような規定がいかに馬鹿げているかがおわかりいただけようと思います。

 それから、このまえ、新聞の投書で「左翼とは国家主義者のことだから猪瀬直樹は左翼ではない」などというのがあってびっくり。社会主義者、国家主義者というコトバの使い方をちょっとでも考えてみるとイイですよ、投書をした人は。

 ぼくが、あえて「マルクス主義者」だといったのは、いちばんみなさんのなかで限定されたイメージができそうだったからです。たぶん、サイトのなかでは自分のことを「マルクス主義者」だというふうにはあんまりいわないでしょう。「左翼」とか「コミュニスト」という言い方を使いたいと思ってます。

 むろん、「あなたはマルクス主義者ですか」ときかれれば、上記のような意味で「そうです」と答えます。





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 ぼくにとっては実験でもあります。