朝 食

   レ−ストレ−ニング日とハ−ドトレ−ニング日の朝食はPFC121770と糖質エネルギ−比が高い。

 レ−スやトレ−ニングが始まる3時間前にミュ−ズリ −、パンにジャムと(多糖類や単糖類など混合)

 質の多い朝食をすませる。全ての栄養素が消化吸収され、競技に対応できる状態で体組織に準備され

 ていることが勝つための条件である。

                         補 食

  運動時に有酸素エネルギ−の生成が始まると、補食から少量ずつ補給される糖質は優先的に利用さる1
  表
4(略)からトレ−ニング中の摂取エネルギ−は1,663kcalと多く、この89%が糖質である。

  長時間におよぶ持久的競技の補食については諸説があるが、いずれも運動強度にもよるとして、

 杉浦氏は選手が運動中に利用する糖は、毎分1g前後であるとし12)、またN.CLARK氏はガイドブック13)

 の中で1時間当たり100300kcalの糖質(Murray et al. 1991)を支持している。

 
  トレ−ニング中の
1,663kcalの摂り方を展開してみると競技時間約5時間のうち1時間を過ぎて補食

 をとり出すとして、1時間当たりおよそ400kcalとなる。例えばジャム25gと蜂蜜20gをフランスパン25g

 詰め、30分置きに食べる量である。量の増減や間隔は選手が自分なりに最良の方法で調整していく。

 7名がほぼ同じようにジャムや蜂蜜を詰めたパン、シリアルスティック、タルト、蜂蜜入りのカモミ−ラ、

 高カロリ−ドリンクパック、ミネラルウオ−タ−を補給している。

  トレ−ニング中のPFC比は6489と朝食以上に糖質エネルギ−比が高い。

 
 水分の補給は重要でレ−スやハ−ドトレ−ニング中に
1,5002,500gの飲料(ミネラルウオ−タ−を

 含む)を摂っていた。体水分は栄養素の吸収・運搬・老廃物の排泄、体内の化学反応、体温の調節な

 どに関与しているので、運動中の発汗量を考慮して常に適量摂取する。老廃物の排泄、体内の化学反

 応、体温の調節などに関与しているので、運動中の発汗量を考慮して常に適量摂取する。   

                         望ましいPFC  

:たんぱく質エネルギー比1015% :脂肪エネルギー比2025% :糖質エネルギー比50

                        レ−スやトレ−ニング後

  レ−スやトレ−ニング後のPFC比は152262とたんぱく質エネルギ−比が高くなる。重要なことは

 運動後骨格筋において急速にグリコ−ゲンの合成が始まる12)ので、先ず失われたエネルギ−を速や

 かに糖質で補う。それと同時に体組織の修復を図るためたんぱく質など必要な栄養素を補う。

                        夕 食

  夕食はPFC242547とさらにたんぱく質エネルギ−比が増える。睡眠中分泌される成長ホルモン作

 用により体成分の再生・修復が盛んに行われるので、バランスの良い十分な食事をとり、翌日のレ−ス

 でに回復を図っている。間食の摂取量はエネルギ−188kcalと僅かである。

                        一日合計

 1日のPFC比平均は141767で(体脂肪コントロ−ルのため脂質エネルギ−比は低いが)日常食と

比べかけ離れた割合ではない。

    追記:すなわちこのように夕食は糖質の摂取を控え、糖質を枯渇させ、翌朝から大量にとる糖質を効率

    よく体内に蓄積する。いわゆる1日単位の超短期カーボローディングを行っていると推察する。このパター

    ンを連日繰り返す。ただしイージートレーニング日や休日は2400kcal前後の普通の食事に戻る。

以上広島文化短期大学紀要 第32号 (13-27頁)より抜粋

 スポ−ツ選手の食事に関する研究 3報 −グランツ−ルおよびワ−ルドカップ出場イタリア自

 転車ロ−ド選手のトレ−ニング別栄養管理について−   今中鏡子*・加藤集子**・今中大介***   

 文献コピーが必要な方は、公の図書館か大学図書館へご相談ください。沢山のデータと併せ散文を

加え、読みやすくしました。貴重なデータもありますのでどうぞご覧ください。