西澤一級建築士事務所
「間」について 洋風・和風 |
一見無用と思われる「間」について | 本当にあった話 |
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豪徳寺と松蔭神社 |
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東京の設計事務所は何件あるの | 新防火地域 |
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長屋と共同住宅の違い |
何処が違うのでしょう | 住いの防犯 |
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東南の角地 |
地下室の容積率について |
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住宅用火災警報機の設置義務化 |
2006・05・09更新 |
住宅の敷地として一番良いといわれている「東南の角地」ですが、これはある地域においてその地域の東南 の位置にある敷地のことではありません。 「東南の角地」とはその敷地の東側と南側が道路になっている敷地のことです。 東と南側が道路ということはその部分に隣家密集して建てられることがないため午前中からお昼すぎまでの 日照や通風などの条件が良くなるということなのです。 |
テレビの住宅関係の番組見ていると地下室はすべて容積率の対象外のような印象を受けますが、対象外となるには条件があります。 まず地下室となる条件は地下室の天井高さの1/3以上平均GLから地下室の床が下がっていなければ地下階となりません。 そのうえで容積率算定の対象外となるには住居に付属の地下室であること。 地下室の天井から平均GLまでが1m以下であることが必要なのです。 ですから半地下形式の場合容積緩和が摘要されないことがあります。 平均GLとは建物の周囲が地盤面に接する部分の平均を言います。 建築基準法上の建物の各部分の高さはこの平均地盤面が原点になります。 |
防犯対策の詳細は警視庁のホームページにあらゆる犯罪の対策が詳しく載っていますのでそれをご覧下さ い。(リンクするとこのホームページの内容や載せたページ等警視庁宛にしらせなければならず面倒くさいのでご自分で検索ください) 最近親戚の家に空き巣がはいりました。この家は道路に面した玄関周りは塀も無くオープンで道路からの見 通しも良かったのですが勝手口が電柱の陰になっていてそのドアのガラスを破って侵入されました。 早速勝手口のドアを取り外して格子付の窓に変更したり玄関ドアに補助錠を付けたりとその他いくつか改修 しました。本当にわずかの死角を突かれた格好です。 侵入の手口で一番多いのはガラス破りで最も狙われるのが掃き出し窓だそうです。 しかし5分程度で侵入出来なかった場合はあきらめることが多いそうです。 何処かのサッシメーカーの宣伝に「窓は光が入ります、風が入ります、泥棒も入ります。」いうのがあります。 納得できるCMですね。 住宅の防犯対策でよく言われていることがいくつかありますが完全なものはないようです。
しかし一番大事なのは近隣の人たちとの連携のようです。怪しい者がいたら一声かけるだけで効果がある そうです。 数年前に近所であったことですが ある家の前にトラックが止まり数人の男達が降りてきて家の中に入って行き家財道具などをどんどんトラック に運び込み去っていきましたがあまりにも堂々としていたので近所の人は引越しと思っていたそうです。 この家はかなりの資産家なのですが犯人は1,2週間かけてその家を見張り必ず家族全員が留守になる時間 を調べていたようです。そしてその時間にやってきたのです。 あまり外部からの視線を遮ることばかり気をとられず外から良く見えることも考慮した方が良いようです。 この御宅は塀が高いうえに庭木が繁り道路から中の様子は殆ど判りません。 最近ではテレビでも取り上げられていましたが住民によるパトロールが行なわれておりある程度防犯効果 があるようです。 防犯カメラやホームセキュリティーなども効果的ですがそれなりの費用がかかります。 しかし安全の国日本は何処へいったのでしょう。 |
どちらも複数の独立した住戸が集合して全体で一棟の建物になっている建築物です。 共同住宅は二以上住戸が階段、廊下、ホール等を共有しているものです。 建築基準法上は特殊建築物に入るため、窓先空地などの敷地内避難通路や避難器具の設置、主要出入 口の位置、その他自動火災警報機などの設備関係と数多くの規制を受けます。 長屋は各住戸で界壁以外共有する部分がなく、各住戸に外部から直接出入り出来るものです。 戸建住宅と違うのは界壁の構造(共同住宅も同様)が告示によって定められています。 又玄関は直接道路に面する位置か道路まで続く敷地内通路に面することが規定されています。 共同住宅のように二方向避難の必要は無く特殊建築物ではありません。 従って東京都などでは特殊建築物は旗竿状の敷地には建築できませんが長屋ならOKなのです。 長屋という言葉は古臭いなどと言って嫌う方もありテラスハウスなどと言っていますが建築基準法上は長屋 なのです。マンションは共同住宅なのです。 |
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