住宅の屋根の材料や形状について

 

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西澤一級建築士事務所


屋根について

建築物でなくてはならない屋根について考えてみます。

屋根はそれがないものは建築物ではないのです。

私が生まれてから高校時代まで過ごした家は萱葺きでした。

そのような現代の住宅には一般的でないものではなく今の住宅に

多く取り入れられている屋根の形状や材料について私の理解している範囲でまとめてあります。

屋根の形状

片流れ 住宅設計に経験の浅い設計者や建築家を称する方達がよく取り入れる

形です。単純に片方から他方へ勾配になっているものです。

スパンが大きいと急勾配では高い方では建物の見付け面積が大きくなり

建物にかかる風圧力が大きくなります。

切り妻 片流れを中ほどで折って両側に流した形です。

片流れ同様単純な構造です。

寄せ棟 一番多く見かける形です。

建物の隅の部分を平面角45度に寄せて上らせたものです。

屋根の設計を行なううえでの基本です。

複雑な平面の建物を全て寄せるには経験と少しの訓練が要ります。

平面が複雑な場合は谷が多くできるので工夫が必要です。

方形 ホウギョと言います。正方形の建物を寄せ棟にするとなります。

つまり屋根が中心の一点で集まった形です。

入母屋 田舎に行くとよく見かける形です。

上部が切り妻で下部が寄せ棟になっているものです。

その他 その他切妻が途中で折れたマンサ−ドや平らな陸屋根、丸いド−ム屋根

等があります。又いくつかの形を組み合わせたものなどいろいろ工夫して

設計を行います。

軒の出 日本建物の屋根は昔から軒を深く出して雨や日差しから建物を守り快適

な住環境をつくり出していたのですが、今は特に都市部の一般住宅では

不可能になっています。せいぜい出しても60cmから80cm位までです。

敷地の状態によっては殆ど出せないこともあります。

少しでも出したほうが雨漏りなどにたいしても良いと思います。

屋根の材料
瓦葺き 日本瓦、洋瓦、セメント瓦など瓦も非常に多くの種類があります。

スレ−トや金属板に比べて断熱性は高い、割れた場合の修理は容易

である。隙間が多いので下地の防水をしっかりすることと台風などで

飛され易いので充分な釘止めなどが必要です。

屋根勾配は特殊なものを除き4/10(4寸勾配)以上です。

スレ−ト葺き 天然スレ−トは別として今は彩色スレ−トとして大流行です。

何故なら普及品は安価だからです。(カラ−ベストコロニアル、フル

ベスト等)

小屋裏などしっかりと断熱しないと2階は夏暑いです。

勾配は4寸以上がお勧めです。

金属板 亜鉛メッキ鋼板、ステンレス、銅版、焼き付け塗装したカラ−鋼板、

アルミ、ガルバリウム鋼板、チタンなどが使用されています。

非常に緩い勾配でもふけます。断熱性がないので小屋裏などで充分断熱しなければなりません。初めから断熱材を裏打ちした製品もあります。

断熱材が裏打ちされていないと野地板の部分で結露をおこすことがあります。

瓦棒葺きより平葺きの方が高価になります。

最近はガルバリウム鋼板が多く使用されています。

非常に高価ですが亜鉛合金(製品名:サビナシルーフ)は殆どメンテナンスが不要のようですが断熱材はついていないので施工時に貼り付けることになります。

屋根の材料は建築基準法22条指定地域や防火などの指定地域では延焼のおそれ

のある部分は不燃材料を使用しなければなりません。

雨漏りなどの防止には谷になる部分を少なくした方が良いでしょう。

ある程度勾配があり、形が単純なほどより安全だとおもいます。

深い軒の出によって夏の暑い日差しを遮り冬には部屋奥まで陽を入れることができると良いですね。

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一級建築士 西澤浩二

所在地 東京都世田谷区松原2-33-14

TEL 03-3322-9200

 

 

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