●2005年5月6日〜7月30日
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  「少し 酔っています。」

  週末の夜中、ワインを少しあけました。
  お酒を飲まれる方にはおなじみのほんわかしたいい気分。
  飲まれない方にはなんとたとえればよいのか、…。わかりませんね、
  いつものように文をしたためることができるのかどうか。明日の朝
  あら、大変ということになるやも知れません。
  でも、ほんわかした私もやっぱり私で、こんな私も知ってほしい気がするので
  あえて続けることにいたしましょう。少し、くどい口調は酔いのせいかも。

  いつもいつもみんなに助けられてるなあとおもいます。
  ご近所の方たち、長い付き合いの友人たち、息子がお世話になっている
  法人の若いスタッフの方々。そして、息子の仲間のお父さんやお母さん。
  亡き主人のかっての部下の方たち、くりんくらんのたくさんのお客様。
  本当にたくさんの方々に支えられています。

  みんな素晴らしい方たちばかりです。
  昔から、人がだいすきでした。世の中の事柄はすべて人が先にあると
  信じています。性善説が大好きです。悪い人はいないと信じたいのです。

  こんな私を、友は能天気なやつと軽口をたたきますが、そう思わなければ
  今の世の中ちょっとたまらないと考えます。酔いが出てるかな。

  上の息子は、振込み詐欺にかかるなよと心配しています。
  でも、だますよりだまされるほうがよっぽどいい、いいえ、だまされません。
  そんなこんなで、毎日感謝の気持ちで暮らしています。

  明日の朝のももの散歩には、また、オジロ鷲にあえるでしょうか?
  冷たく引き締まった朝の空気の中で見る白い尾はひろびろとした
  自然を身近に感じさせてくれます。

  
06.02.04


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    ある冬の日



  「今年も よろしく お願いします。」

  いつもよりのんびりさせていただいた今年の1月。
  はっと気が付くと、今日明日で終わってしまうではありませんか。
  人間気を緩めるとどこまでものびきってしますものですね。
  でも、しなければならないことを山ほどかかえて、どういう順序が
  いいかとか、どんな方法がベストとかあれこれ考えているのは
  とても楽しい。そのうちタイムリミットが来て大慌てするのが目にみえて
  いるのにそのゆるゆる感から逃れられない最近の私です。

  大寒が過ぎて、北海道の冬はこれからと思っていたら、この2,3日は
  とても穏やかで暖かい日が続いています。でもここで気を許してはだめと
  言うことはもうみんなが見切っていること。あと1ヶ月辛抱ですね。
  今年は雪が多いとか少ないとかは、毎年繰り返されることですが今年は
  なにやらはっきりしませんね。
  ただ、低温が長く続いたのでしょうか?はじめて漬物がカチンカチンに凍って
  しまい、手がつけられずにいます。少しあまかったせいもあるのですが。

  ともあれ、キャンドルの似合う季節。
  ゆるゆる考えるときにも最高の友です。
  皆様をお待ちするのと同じ気持ちで春を待ちたいと思います。

  
06.01.30


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    誰の誕生日?


  「明日は・・お正月」

  穏やかなお天気の年の暮れです。
  今年もいろいろな方たちにお世話になりました。
  心よりお礼申し上げます。

  いろいろ心痛めた話題の多かった1年でしたが幕を閉じようとしています。
  さまざまな出来事が、はっきりした原因や元になるものが無いままに
  おきている、不可思議な事柄が多くなったように思えます。
  考えてみてもわからない、理解できないなどという感想を持つことが  
  増えて、自分がきちんと社会参加できているのか不安になってきます。

  お店にきてくださる方々と、どんなおもちゃがよいか真剣に考えるという
  日々を過ごしていると、そんな社会があるということさえが信じられない
  思いです。お父さんやお母さんが子供さんの将来を、言葉に尽くせないほど
  たくさんの思いをこめて考えているのが伝わってくるからです。

  そんな幼い私たちの子供たちを迎える社会環境が、これ以上劣化しない
  ことを祈るばかりです。

  新年は、ボランティアで、逆に新しいエネルギーをもらってこようと考えて
  開店を少し延ばしていただきますことお許しください。
  開店は1月20日金曜日になります。
  新たな気持ちでお会いできるのを楽しみにしております。

  どうぞ、皆様にとって、幸多い新年になりますようお祈り申し上げます。

                       くりんくらん  早坂  多美恵

  
05.12.31


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    白い道がどこまでも。。


  「冬 至」

  今年の冬至は22日の木曜日でした。
  どういうわけか、23日の祝日が冬至と思い込んでいて小豆を煮るのが
  1日遅れになってしまいました。

  毎年思うことなのですが、冬至が師走の終わりの部分にあるということが
  自然現象から決められたと思いつつ、なんと絶妙な時期のあるものだと
  感心しているのです。というのは、12月の末というのは
  1年を振り返る時期です。そして、北風が吹き荒れ始めても

  本当の冬の厳しさはまだこれからです。
  年の瀬を迎え、さらに厳しい冬がやってくるとき、陽射しを浴びる時間が長くなる
  ということは大きな希望だと思うのです。
  新しい年と厳しい冬に向かう元気が湧くみなもととしての太陽。
  少しずつでも確実に長くなる明るい時間は、人々に春がまためぐってくる
  という予感をもたらすでしょう。。
  だからこそ、厳しい冬を乗り越え、さらに日々の生活が
  苦しいものであっても、春さえくれば何とかなるという希望を感じさせてくれる
  のではないかと思うのです。

  と思い巡らせながら、今年の冬を思います。
  雪はくるのが遅かったのですが、案外大雪になりそうな気もします。
  雪が多い年は温かいというのが定番ですが、今年は例外かもと感じ
  させるしばれが続きます。おおゆきで寒さも厳しいのはちょっと大変
  でも、きょうは昨日より確実に日が長い。
  だから大丈夫、きっと乗り越えることができます、今年の冬も。

  よいことがたくさんあった人も、早く今年は終わってほしいと願って
  いる人も春がやってくる時間は同じ。
  生きていれば、いろんなことがあってあたりまえ、全部ほっこり自分の中に
  取り込んで、あなたが大きくなる糧に変えましょうね。

  きょう、お店に3人目の赤ちゃんをおなかに宿したお母さんがきてくださいました。
  宝物を宿しているせいでしょうか?今までよりもお若く美しく見えました。
  聞くと1月5日が予定日とか、それなのにとても軽やかに体を動かしていらしたのが
  印象的でした。お正月を前に、くりんくらんに、福を運んできてくださったように
  思えてうれしくなりました。元気な赤ちゃんがさずかるようお祈りしたいと
  おもいます。

  
05.12.24


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    輝く夜に魅せられて。


  「師 走」

  12月もあっという間に早10日。
  昨日降った雪が遅い根雪になるのでしょうか?
  畑の上にあった冬越しの鉢が、寒そうだったのでほんわり綿帽子をかぶった
  様子は温かい毛布をまとったみたいでほっとしています。
  また1年が過ぎようとしている12月の日曜日。

  ここからの3週間も大忙しであるけれどちょっとしたエアポケットみたいな
  日曜日です。
  まだ、今年1年間を振り返る余裕は無いよ、とおっしゃっているあなた。
  お茶を1杯飲む時間を何とかやりくりしてみつけてみませんか?
  年末を乗り切るために心の余裕をここらで取り戻しておけば、最後よければ
  すべてよしとなること請け合いです。

  本当に世の中の流れは濁流の如しで、何かことをなそうとすれば、息をする
  のさえ忘れて取り組まなければ、いつの間にやら違うところへ連れて行かれて
  しまう。こんなはずでなかったと思うのもしばしば起こること。
  気にかけることも無かった小さな兆しが、あとになるととんでもなく大きな
  問題となったりする。もしかしたら、あの時のあのことがきっかけだったのかしら
  と振り返ってみても、そのときにはもう取り返しがつかないことになってしまっている。
  だから、忙しいときほど、振り返ってみることが大事。
  早くてを打つにこしたことは無い。

  ということで、是非、お茶を1杯。もう少し余裕があれば、くりんくらんにおいでください。
  美味しいコーヒーをご馳走いたします。

  今年のくりんくらんは25日の日曜日で営業を終了いたします。
  来年は1月20日の金曜日開店でございます。


  05.12.10


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    雪が降るまで咲いてくれました


  「冬枯れ」

  11月にはいると堤防はすっかり冬枯れてとてもひろびろと感じられます。
  雑草がせいたかく茂っていて川のほうに近づけなかったのが今はすぐ近く
  までいけるようになりました。さすがに最近は川に入ることがなくなった
  ももですが、冒険に出かける範囲が広くなってきました。
  日のかげるのが早くなり、うっかりすると暗くなってから散歩に出かけることに
  なってしまいます。雪も融けずにうっすら残っているので、しろっぽいももは
  闇にまぎれてわからなくなることもしばしばです。たいして当てにならないもも
  ですが、やっぱりいっしょだと怖さがうすれます。
  今日の夕方も例によってかなり夜に近くなっていて闇が濃くなりかけていました。
  めったに吠えることもうなることもしないももが警戒のこえをあげました。
  何がいるのだろうと思ったら、堤防の下に作られた子供の背丈の雪だるまでした。
  思わず笑ってしまいました。自分の影も怪しむももなので無理もないことかも
  しれません。ペットにいやされるひとこまでした。

  さて、お店の中はすっかりクリスマスです。
  来年の可愛いカレンダーもおすすめです。黒檀でできたネックレスも
  セーターに似合いそうです。とってもシックです。
  あなたのためにご自分でプレゼントを選ぶのもいいかも。
  日ごろがんばっているのですものいいですよね。

  今年はクリスマス前、21,22日の水、木は休まず営業いたします。
  イブには、是非キャンドルもテーブルに。
  クリスマスがもっとクリスマスになること請け合いです。

  05.11.27


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    初冬の空に。


  「初 冬」

  本州のように秋が長く、あたたかくて幸せと書いたのに
  冬を迎えたのは、まるでページをめくったかのように劇的でした。
  いてついた日々がもうかなり長く続いています。
  ぬくぬくと秋を楽しんでいた体がついていきません。

  漬物が一段楽してちょっと一息。
  おいしくできたらお声をかけます。おたのしみに。

  お店の中も,そろそろクリスマスムードに。
  クリスマスといえばキャンドルが一番似合う季節。
  飾るだけなどともったいないことを言わず,是非ともしてくださいね。
  ほのおのゆらぎは,人の命のリズムと同じ。だから,なんとなくおちつくような
  いごこちのよい空間をつくりあげるのですね。
  ヘえ,そんなものかね,などといわないでものは試し,灯をともしてみて
  ください。納得なさることと思います。
  今でも、教会などに多く使われるのは、きっとそういうことからきているのでしょう。

  炎だけでなく、今は香りをたのしむこともできます。
  ハーブやくだもの、さまざまなお花の香り。
  お部屋の雰囲気が、キャンドルひとつで大きく変わります。

  クリスマスプレゼントに木のおもちゃを考えているサンタさんは、
  なるべく早めにご予約いただければと思います。
  世界中のサンタさんが、お気に入りを確保するのに一生懸命になっています。
  どうぞよろしくお願いいたします。

  05.11.18


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  つかの間の縞模様。


  「至福の秋」

  今年の北海道の秋はまるで本州のそれのようです。
  昨年までは秋を味わう余裕などまるでなく、寒くなってきたと思ったら
  あっという間に冬に突入してしまう感があったものでした。
  それが今年の秋はどうでしょう。
  暖かな小春日和がいつまでも続いてくれています。
  秋を味わうということがこんなにも贅沢なことであったかと思いました。
  本州に住む人たちは毎年こんな良い思いをしていたのですね。

  北海道というか旭川は、春も短く、暑くなってきたと思うともう長袖など
  着ていることができないほど気温が上がってしまって、春色のカーディガンを
  羽織ることができずいつも残念に思っていました。あきもまた然りで
  夕焼け色や枯れ葉色の深い秋色のセーターで出歩くことができず
  これも不服でした。今年はまだ上着を必要としないほど暖かです。

  灯油の価格が高い年に、神様が気を使ってくれたのでしょうか?

  とにもかくにも本当に心地よい毎日を過ごせてし・あ・わ・せ。

  05.10.27


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   これも神の恵み。


  「何 故」

  ありますよね、みんな好い人たちなのにみんな不幸になるってこと。
  言葉が足りなくて誤解していたり、はやとちりだったり、ふか読みしすぎたり。
  本当に何故なんだろうって首をひねりたくなることが.。

  最初はほんの小さなすれ違いだったのに先のほうに行くとおどろくほど
  大きなみぞになっていたりする。
  運が悪いというか相性が悪いというのかとにかく裏目うらめにでてしまう。
  そういう風に回り始めるともうどうにもならない。
  わざと悪いほうに自分から進んでいってるようにさえみえるほど。

  こういうときが一番、リセットボタンがあったならとおもうとき。
  ゲームならそれが可能でも、ほんとうの世界では悪夢のような現実。
  もう開き直るより仕方がない。
  何もしないで、風が変わるのをじっと待つのが一番。
  体力気力を蓄えてチャンスをじっと待つ、これば簡単そうでとても難しい。
  とってもつらい時間だけれど物事は同じ状態が続くことはありえない。
  明けぬ夜がないように必ず突破口は開けるもの。
  ようはひとが試されるとき。一皮むけることができるかどうかそのひと次第。

  ね、かすかだけれど、変化の兆しがみえてくる。
  もう少しがんばろうよ。

  05.09.27


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   緑のとびらのむこうは?


  「愛を持って」

  
今我が家の愛犬「もも」は、どういうわけか小石を食べることに興味を
  もってしまいこまっています。下手にすると命にかかわることなので
  散歩のたびに悩みます。石なんて散歩の途中どこにでもころがっています。
  口に入れてカリカリいわせている間に何とか吐き出させようといろいろする
  のですがあっさりのみこんでしまいます。全部飲み込むのではなくて何か
  彼女なりの基準があるらしいのですが当然わかりません。

  とりあえず口にしたときに「だめ!」と強くいうのをくりかえしています。
  もし出したときには「よし、えらい」と誉めてやるので、何を勘違いしている
  のか、当然ごほうびをもらえるものと思っていて座れの姿勢でまっています。

  こちらがどういう気持ちで言っているのかはわからなくても、何かを言っている
  というのはわかるようです。犬だから当然なのですが、これと同じような思いを
  我が子が幼いときにも経験したことを思い出しました。
  犬も人間も同じなのだなあとちょっとおどろきました。
  どこの親も我が子の場合は当然愛を持って、根気よくわかるまで
  くりかえしていくわけです。
  この愛をもってというところが大事なところで、不思議なことにおざなりでは
  決して子供に伝わっていきません。ですからいつまでたっても覚えてもらえない
  ということになります。大人が真剣になっているかどうかというのはなぜか
  子供にちゃんと伝わっていくものです。

  どうしてだめなんだろうと投げ出したくなる前にもう一度、自分の心のなかを
  のぞきこんでみることも大切かもしれません。

  真剣に謙虚な気持ちで、愛を持ってです。

  05.09.04


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   いざ、大空へ。


  「ゆきあいの空」

  
北海道にも残暑があるのかと嘆いていたら、昨日の雨の後には
  すっきりとした秋の気配がありました。
  風がすうっとして髪や首にあたるのがとても気持ちがいい。
  この風は本州の方たちに送ってあげたい。夏の疲れがいっしょに消えて
  いくように思えるから。

  先日新聞を読んでいたら素敵な言葉にめぐり合いました。
  「ゆきあいの空」。夏の空と秋の空が行き逢う。
  夏の元気のよい積乱雲と秋の刷毛でひいたような薄い雲。
  それが同じ空に同時に見られるさまをいうのだそうです。
  どちらも魅力的だけれど、この秋の風が吹いてきたらやっぱりやさしい
  秋の雲がいい。夏の暑さに疲れてきているからだと心にはたまらないはず。

  夕焼けの空がおとづれるのもどんどん早い時間になって、カレンダーの
  数がもうあとわずかなのに驚いてしまいます。
  赤く染まっている大雪の山々に白いものがやってくるのもそう遠い
  先ではありません。

  冬がくる前にたくさんの人と行き会ってあたたかいおもいでを心の中に
  重ねていきましょうね。寒い冬にこごえないように。

  05.09.03


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   どこのくにでしょうか? part 2


  「夏の終わり」

 
 北海道の夏はお盆までとよく言われますが、本当にそのとおり。
  残暑はあるものの朝夕の風がぐんと肌に冷たく感じられます。
  大好きな麦藁帽子が似合わない季節になってしまいました。

  でも、今年の北海道の夏は例年になく暑い日が多かったですね。

 
 特に6月がとても暑い日が続いて、そのせいかお花が早く終わりそうです。
  
くりんくらんのお店の前もそろそろ片付けが始まっています。

  また素敵な思い出がたくさん増えたのでしょうね。
  そのぶんこころもからだもひとまわりおおきくなって次の季節に
  おあいできるのがたのしみです。

  涼しくなって、またキャンドルが恋しい季節がやってきます。
  秋にはキャンドルがよく似合います。
  あたたかいほのおのゆらぎをたのしんでください。

  こんやはこおろぎがよくないています。
  過ごしやすい季節の始まりです。

  05.08.25


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   どこのくにでしょうか?