黒川順夫の心療内科  

令和における主人在宅ストレス症候群について

さて、ホームページでこのように30年近く前に書いているが、あれからあらゆるマスコミに注目されるところとなり、あらゆる新聞(外国紙も含む)、雑誌、ラジオ、テレビ(外国も含む)がとりあげてくれました。またこの頃予告していたように若い人達の夫婦像が変化しつつある。基本的には現在もこの傾向が残っているし大事な考えと思う。
すなわち私が発表した平成3年1月前後は夫は主人と言われていることが多く男尊女卑の傾向が強く夫が在宅していることで妻に与える影響が極めて大きかったと思います。現在も定年退職して夫が家にじっといると、やはり「主人在宅ストレス症候群」になる可能性はあるし、実際に以前より少なくなったとはいえ、まだ存在する。
しかし現在は夫だけを原因とする考えは古いのではと思っています。現在は以前に比べて働く女性が多くなり、男性の収入が減り、女性の地位が向上して男尊女卑が訂正されつつあり、さらに若い世代では、逆の現象すなわち、妻のストレスで悩んでいる夫が増えているのではないかと思う。したがって夫だけのストレスで妻だけが単純に病気になっていると言えない時代になって来たように思う。そのための対策を考えないと思っています。しかし、私の著書は少しずつ名前を変更して現在は「主人在宅ストレス症候群の解消・予防法」としており当院にもまだ幾冊かはあります。内容は初版のものとほとんど変わっていない。
今から示す症例はやや古い時代のものなってしまったが、そのつもりでお読み頂きたい。

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