黒川順夫の心療内科  

主人在宅ストレス症候群 4
 ◇その対策と解消法

 すでに「主人在宅ストレス症候群」になってしまった場合の解消法なので、 実施には多少無理があるかもしれないが、実行することで改善されたケースも多いので参考にしていただければ幸いである。

主人側

①自分がストレスの原因になっていろことを認識する。
  1.妻からは「あなたがうっとおしい」とはいえない立場であることを理解する。
  2.自分が在宅する前は、妻は自由であったことに気づく。
②亭主関白にならないこと。
  1.妻に″おさんどん”などを命じたりするのを避ける。
  2.外出先など細かいことをチェックしすぎない。
  3.妻の話に耳を傾ける。
③接触時間を短くする。
  1.妻の外出を許す。
  2.自分から外出する時間をふやす。
  3.たまに旅行をする。
④趣味や発散を自ら楽しむ。
  1.妻に自分流の楽しみ方を強いない。
  2.夫婦で楽しめる趣味やスポーツを探す。
⑤妻が「主人在宅ストレス症候群」とわかれば、専門医に連れて行く。
  1.妻の治療を妨げない。
  2.妻に協力し、専門医やカウンセラーから来院の要請があれば、すぐ応じる。

妻 側

①自分を抑えてばかりいないで、ある程度自分の意見を主張する努力が必要である。
  1.夫は、自分がストレスの原因になっていることに気づいていないので、少しは気づいてもらうよう働きかける。
  2.時には開き直って、本音をすべて話すことで解決することもある。
②夫との捷触時間を短くする。
  1.外出する機会をふやす。
  2.許されるなら、アルバイトをみつけて働くのもよい。
  3.旅行などで、たまに家を離れる。
③発散やリラックスが大切である。
  1.趣味やスポーツを楽しむ。
  2.リラックス法(ヨガ、自律訓練法など)を身につける。
④自分で解決がむすかしいと思えば、専門医に相談に行く。
  1.自分自身の心身両面の検査治療を受ける。
  2.夫にもなるべく同伴してもらう。
⑥夫婦間題がこじれている場合は、カウンセリングを受ける。

 仲のよい夫婦にとっては、それほどむずかしい方法ではないが、問題をかかえている夫婦にとっては、あれもこれも気にかかる、不快な解消法かもしれない。しかし放っておけば、状態はさらに悪化するので、めんどうくさがることなく、ぜひ解消法を試してみて下さい。

次へ 戻る  カルテリストへ  ホームへ topへ