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当犬舎がパピヨンを日本で初めてブリードした50年ほど前はほとんどが
シングルコートでした。

なぜなら当犬舎のパピヨンはイギリス産の一人の女の子を基本に
アメリカチャンピオン、オーストラリアチャンピオンをブリードしてスタートしたからです。

その当時のイギリス産のパピヨンはシングルコートだったからです。

当犬舎に対抗してなのかどうかは定かでないのですが、当犬舎の
後発のブリーダー達はこの25年ほどスエーデン系を輸入し始めました。

スエーデンのパピヨンは寒いためか被毛が長くなりますが
ダブルコートが多いのです。

そのため現在のパピヨンはダブルコートがどんどん増えてきています。

ですがシングルコートのほうが抜け毛が少ないという理由で選ばれることがあるため、
ダブルコートでもシングルコートであるといっているブリーダーもいるようです。

またショーチャレンジのパピヨンはダブルコートであると
毛を抜いてシングルコートに見えるようにしているハンドラーもいます。

当犬舎のラインブリードのパピヨンはイギリス産を基盤にしていますので
大半はシングルコートですがアウトブリードをして
スエーデン系がはいっているタイプもおりますので、
ダブルコートになることもあります。

見極めはむつかしく、生え代わりが終了する生後6か月〜1年以降の確認と
なります。

確認はシングルコートは毛をめくるとすぐに地肌が見えますが、ダブルコートだと
地肌が見えずに細かい短い毛が生えています。