07.07.3つの優れた点

いよいよ自分の身体を見ていく。
鏡を使い、「自分だけの関節」と向き合っていく。
身体の動きをキレイにするためには、自分の関節について良く知り、その使い方のコツをあなたの手と頭で見つけ出さなくてはならない。

とは言っても、むずかしいことをする必要はない。これまで述べてきた内容、他者を「関節」という視点から見る方法を、そのまま自分に応用する。
そして、その動作にともなう感覚をしっかりと感じ取り、意図的な修正を加える。キレイだと思える動きへと変化させていく。
読者がこれから行うことは、とても単純な作業であり、かつ楽しみながらできることだ。

鏡の中の自分をよく見ながら、身体を意識的に動かし、その筋肉が収縮する感覚を味わうという行為は、それ自体が遊戯的な要素を持っている。 読者は身体を使って遊ぶだけでいい。それが、可能な限り関節を使いこなすことにつながる。遊びの中へ深く分け入っていくことさえできれば、踊る(ダンス、体操、舞踏、呼び方はなんでも良い)ことを楽しむことさえできれば、あなたは自然と自分の身体について独自の修正を行うことになる。

常に自分を見て、しっかり動く

重要なポイントは二つある。
まずは、常に鏡に映る自分を見ているという点。
視力を通して入ってくる情報、つまりあなたの身体が作り出す動作の結果は、あなたの身体感覚を目覚めさせる。あなたの身体に対する認識を揺さぶることなる。 おそらく、目をそむけたくなるような醜い動作や姿勢が鏡に映ることもあるかもしれない。しかしそれを嫌悪するあまり訓練を中断してしまうのは非常にもったいないことだ。鏡の前では失敗などというものはない。発見すること、新たな認識を求め続けること。仮説を立て、検証していくこと。それらを続けていけば、きっとあなたの身体は変化しはじめるはずだ。

もう一つ大事なことは、しっかりと身体を動かすという点だ。
読者は、自由に大きく身体を使うよう心がけてほしい。関節が持つ可能性をすべて引き出すくらいのつもりで動いてほしい。 自分の身体をただただ動かすことのいったいどこが面白いのだ? そう思う読者もいるかもしれないが、あなたが自分の身体について知らないことはいっぱいある。 あなたの身体はあなたにしか動かせない。今まで表に出る機会のなかった新しい身体の側面、新しい関節の使い方をひとつひとつ認識していく作業は本当に新鮮な感覚がともなうものだ。

筆者がこのサイトで提案する、「身のこなしをキレイにする」ためのトレーニング方法の優れた点を三つ上げるとしたら、

1  必要な道具は鏡のみ。
2  覚えるべき手順がない。
3  行うと気持ちが快に向かう。

となるだろう。 一言で言えば、継続させやすい条件がそろった訓練法なのだ。

「 1 必要な道具は鏡のみ」 鏡さえあれば、トレーニングを行うことができる。
実際は、しばらく続けていくうちに鏡の無い場所でも、「自分の動きが見えない」という状況を積極的に使った訓練ができるようになる。 つまり、視覚を使わず、自分の筋肉の動きにのみ意識を集中して自分の身体を動かしていく。自分の身体に敏感になれば、今自分がどういう姿でいるのかが、感覚としてわかってくるようになる。感覚と実際の動きのズレは、日を追うごとに小さくなっていくはずだ。本当にどこにいても何をしていても自分の身体を開発していくことは可能なのだ。

「 2 覚えるべき手順がない」 ということは、ある技術や能力を少しずつ積み重ねるように身につけていく過程で、それがたった三日で終わってしまうのか、習慣となり生活の一部となっていくのかを大きく左右するポイントだと思う。

多くの身体訓練法はその「型」とでも言うべきものをもっている。動きのパターンと言ってもいい。定められた型の中にこそ、その訓練法の真意が含まれている。個人が独学でそれを学ぶ時には、写真や図入りで説明された手順や動作の形を覚えるか、それら解説書を床に開いて置き、いちいち読みながら身体を動かさなければならない。 そういった方法は、著者や創始者の考え方・ノウハウが凝縮されたものをそのまま自分の中に取り込む訓練法であり、効果的であることはもちろんだ。

しかし、一つ一つの型にまず慣れなければならないというのは、意外にストレスがあるものだと筆者は考える。
たぶん読者にも経験があると思うのだが、本を開き、それらを頭につめ込みながら身体を動かすという行為は、たった一つの型でさえ、毎日続けるのは多くの人にはむずかしいことなのではないだろうか。『毎日5分の体操で○○○になる』といったタイプの訓練法をきちんと継続できている人はなかなかいない。

「 3 行うと気持ちが快に向かう」 という点は、おそらく筆者の提案する訓練法の最も優れた特徴だろう。
この訓練をやると気分が良くなる。身体と心が軽く興奮状態になる。少なくとも、どのような心理状態であれ、それ以上不快に向かうことはめったにない。

何かを習慣的に学習する際に起こる、「今は気分が乗らない、もう少し時間を置いてからにしよう」、とか、「こんなやる気のない状態でやってもどうせ集中できないだろう」、といった心理状態はだれもが経験していることだろう。だか、この訓練法は精神状態を選ばない。どんな気分でも始められる。事前に集中力を高める必要がない。気持ちを高揚させる必要がない。なぜなら、鏡の前で身体を動かすこと自体が快だから。 実感していただくには実際にやってもらうのが一番早いのだが、鏡の前で身体を動かすと今までの塞いだ気分が不思議なくらい軽くなる。むしろ気分がすぐれない時にこそ、やる意味があるのだ。「ちょっと身体が重い。気持ちもふわふわして落ち着かない」そんな時に私は鏡の前に立つ。

自分で答えを見つける楽しさ

その理由には、身体的なものと精神的なもの両方があると思う。
身体を動かすことで、ランナーズ・ハイに近い状態になる、というのが身体的理由。ダンスが気持ち良く、快楽的要素を持つのと一緒だ。自分の身体を意識的に動かすという行為には、確実に快感がともなうのだ。個人差はあるが、人間は踊ることが好きなのだと思う。

精神的な理由の方は、筆者のトレーニング法が、自分で答えを見つけていく種類のものだからだ。
コツというものは、結局のところ他人には伝えきれない、と筆者は考えている。
コツはそれを見つけた本人のためのものであって、「これのコツはね・・・」と他人に言うことはできるし、それが得意な人もいるにはいるが、実際にそれが百パーセント伝わることはまずない。短い言葉を使ってある真実を語る時、その言葉の背後にあるものはそれを語った本人にしかわからない。他者が見つけたコツは自分にとって多くの場合一つのヒントにしかならない。

だからこそコツは自分で見つけなければならないのだ。自分で自分に対して語るコツはものすごく有効だ。それは、おのれの五感がとらえ、認識する世界の真実に一瞬で触れることを可能にするキーであり、世界の秘密そのものだ。
自分の関節を見ながら身体を動かすと、本当に多くのことに気づく。前編で述べた他人を見る目がここで活きてくる。それは「こうやって関節を使えば良かったのか」といったことから「この動きを続ければ、しっかりした腰の軸を身につけられそうだ」といったことまで実にさまざまだ。 「この動きは気持ち良い」
「こうすると美しく見える」
「今日はこの関節を、この軸で動かすことを意識しながら仕事をしよう」

これら無限にある身体のコツ・使い方を読者は自分で見つけていく。それを可能にするのが、このサイトで唯一使う道具、鏡だ。 あとで詳しく述べるが、鏡は特殊な力を持った道具であり、その能力を十分に引き出すことさえできれば、鏡はあなたの身体に変化をもたらし、自分なりの答えを見つける手助けをしてくれる。自分が自分の身体の法則を見つけていく過程はまさに快感の連続と言っていい。

あなたの身体は一生あなたのものだ。自分の身体を良い方へ変えることができるというある種の希望。この身体を一生涯かけて使いこなすことができるのだという実感。おそらく、それが気持ちを高揚させてくれるのだ。

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本間晶のショッピングコラム

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