08.08.自分の動きを見届ける

なるべく重要な情報から書こうと思っている。
まず、先に述べたように筆者の考えを実践するには鏡が必要だ。全身が映るものを、できれば二枚。そして怪我をする心配なく、十分に身体が動かせる空間を作ってほしい。おそらく畳二帖ほどのスペースで十分だろう。二枚の鏡を自分の正面と側面が映るようにそれぞれ設置できればベストだ。

それから、可能ならば一人になれる環境の方が良いと思う。人それぞれだとは思うけれど、いろいろと身体の動きを試すには、人目がない方が望ましい。たぶんやり始めればわかると思うけれど、かなり恥ずかしい動きをすることになる(筆者がそうさせるのではなく、あなたがそういう自分でも見たこともないような格好をしたくなるはずだ、きっと)。

見て感じ、感じて見る

鏡を使って何をするのか。
もし一言で筆者の方法論を述べるとしたら、

鏡の前で好きに自分の身体を動かして、
その筋肉の働きを感じながら、
どのように自分の身体が動いたのかを見届ける。

となる。
また、別の言い方もできる。

鏡の前で好きに自分の身体を動かして、
その動きを観察しながら、
自分の筋肉の働きを感じ取る。

二つの表現を用いたのは、見ることと感じること、この二つに対して同じようにウエイトを置いてほしいからだ。
感じながら、見る。観察しつつ、感じ取る。

たとえば、右手を真上に上げる。
そのとき、あなたはたとえ鏡を見なくても自分の右手が上がっていくのを感じるはずだ。その軌道や速度をイメージとして捉えながら、視力に頼らずに右手が上がったことがわかるはずだ。その感覚に対して普段よりも敏感になりながら、かつ、鏡に映る動き自体、つまり自分の右手が上がっていく動作の詳細を見届ける。実際におこっていることはそれだけのことだ。

本当にそれだけ?、と思うかもしれない。もしくは逆に何だか理屈っぽくてむずかしい、と思うかもしれない。でも実際それだけなのだ。筆者の提案する方法は、構造的にはとてもシンプルなものだが、毎回身体的にいろんな発見がある。身体の秘密を自分で、自分の意識で明かにしていく。そんなトレーニングなのだ。

ただ、「好きに動かす」という部分にはもう少し詳しい説明が必要だろう。
鏡の前で決められた動きをするトレーニング方法は数多くある。
「図1 両足を肩幅に開く。 図2 右手を腰にあてる。」といったように細かい振付けがあるもの。演劇やダンスなどで舞台に立つための練習を行ったことのある人ならわかると思うが、〇〇式体操法といった書名の、写真入りの入門書が大きな書店に行けば手に入る。

筆者は、「こういう動きをして下さい」といった形のトレーニングは、時に非常に読者の負担になると考えている。だから説明上の例えとして、こういう動きをしてみるとこんな感じがするでしょう?、といった場合を除いてそういうことはしていないし、少なくともコアとなる方法のなかにそのようなものは含まれていない。料理の本のようにいちいち順をおって、手取り足取り説明することはない。本当のところそういう必要がないのだ。読者はただ好きな音楽でも聴きながら、自由に動いてくれれば良い。

そのときにいったい何に意識を集中するのか、そこにこそ筆者の訓練方法の意味がある。意識の置き方のポイントを押さえれば、読者は二度とこのサイトを訪れなくても、自分に合ったやり方でトレーニングを進め、発展させ、洗練させることができるようになるだろう。このサイトはその意識のポイントについて書かれているのだと思っていただきたい。鏡の前でどのようなことを感じれば良いのか、筆者の文章を読みながらそのことを考えてほしい。

身体が動く曲を用意する

あなたの身体に響くような曲を見つけてほしい。
瑣末なことのようだが、思わず身体が動いてしまう曲、身体が反応する曲をどれだけストックできるか、ということはとても重要なことだ。
ジャンルを問わず、あなたにとって動きやすい、気持ちの良い曲をいくつか集めてほしい。

音楽に反応し触発されて生まれる動きは、本当に自然で伸び伸びとしたものになる。特に鏡の前ではそうだ。自分の身体を見ているだけで楽しい。「生きた」動きになる。その動きにシンクロするように自分の意思や意識を組み込んでいくと、それこそいつまでも踊っていたくなってしまうはずだ。反応の良い車のステアリングを握っている時のように、ちょっとした加減で身体が弾み、表情を変え、見えてくるものが変化する。変化そのものを楽しめる。リラックスできる。自分の関節が意味のある線を描くように感じられる。 筆者は、特に導入時期には音楽の存在は不可欠だと考えている。

鏡と動ける空間と曲がそろったら、あなたはいますぐトレーニングを始められる。上記したように「鏡の前で好きに自分の身体を動かして、その筋肉の働きを感じながら、どのように自分の身体が動いたのかを見届ける」だけでいい。
覚えるべきことはない。あなたがあなたの意思で肉体を使って、自由に動きを作っていくのだ。読者の多くは、何だか漠然とし過ぎていると感じるかもしれない。しかし、とりあえずは鏡を見ながら身体全体を動かしてみてほしい。いくつかの曲をオート・リピートで流しながら。

実際に身体を動かしてみると、たぶんほとんどの人が、自分の動きに何らかの不満を持つことになると思う。不快な気分にだってなるかもしれない。薄ら寒い背徳の気持ちすら覚える人も出てくるかもしれない。それでもどうかめげずに先を読み進めてほしい。
不快は快になる。あなたはもっと醜い自分の姿を見ることにもきっとなる。しかし、継続して行っていくうちに、それらが改善されていく姿もちゃんと、目の前の鏡に映し出される時が来るはずだ。

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本間晶のショッピングコラム

■ 絶品 早来カマンベールチーズ


北海道の千歳空港から東へ少し行ったところに早来町があった。牧場が多く、道路から牛や馬が見える。現在は隣の追分町と合併して安平町となっている。
高校生の頃、バイクで北海道を旅したときに、早来町のキャンプ場を利用した。やっとキャンプ生活に慣れ、朝、冷えた空気や緑の芝生がすごく気持ち良かったのを不思議と今でも覚えている。

このカマンベールチーズは、北海道の空港やスーパーでも買える。こんな美味しいカマンベールチーズは食べたことがないとみんな言うし、ぼくもそう思う。
本当に美味しいのだ。コクもある。苦味もある。舌触りも良い。

ブルーチーズは好みの分かれるところだろう。キツイやつが好きな人にはマイルド過ぎるか。ブルーチーズは苦手だと言う人でも、この早来ブルーチーズなら大丈夫かもしれない。



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