ドミナントモーション

 

★ 強進行と弱進行

根音進行(=和音進行)は、完全4°上、長短2°上、長短3°下、長短2°下、完全4°下、長短3°上 の順に強い流れをつくる。前の3つを 強進行 、後の3つを 弱進行 という。長音階 各音度からの強進行を調べてみると D は必ず T に進む T-SD,SD-Dが多い SD-T,T-D は少ない D-SD は無い という結果になり 次の二つのドミナントケーデンスがあることがわかる。

D−T

   SD−D−T

弱進行を見てみると SD は必ず T に進む T-D,D-SD が多い T-SD,D-Tは少ない SD-D は無い となり次の二つのサブドミナントケーデンスを得る

   SD−T

   D−SD−T

★ ドミナントモーション

P4°上行=P5°下行(Motion of 5th) は 根音進行の中で 最も強い流れである。その中でも V が I 又は I m( )へ 進む動きは一番の急流で ドミナントモーションという。(♭IIx は 滝のような流れで 必ず I 又は Im に進む →ウラコード 4-6 )

I 又は I m( )は 終止和音であり 安定の印象を与える。これに対し 最も強い緊張、不安定の印象を与える和音が V である。 iv と vii の作る3全音という不安定な音程は I 又は Im に進んで安定する。

このドミナントコードが P5°下のコードに進む動きは、コード進行の中でも ポイントとなる重要な動きで、流れを前面に出すコード進行には 多く使われている。Sec. V 、ドミナントアプローチ、ディミニッシュアプローチ、等は ドミナントモーションの応用である。

機能和声はドミナントモーションとその他の強進行に集約される。即ち SD→D→T が機能和声の典型的進行である。SD→T は 機能和声の中では例外的に扱われる 旋法的進行である。D-SD-T は機能和声では使わないが ポピュラー音楽によく使われる 旋法的進行。 ( 3-4-2)

4-4

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