1−1 鍵盤 と 大譜表
1−2 声と楽器の音域
1−3 記譜音と実音(移調楽器)
1−4 反復記号
1−6 変位記号と本位記号
1−7 拍子


鍵盤と大譜表

音符の上の 8va は オクターブ高く、16va は 2オクターブ高く弾けの意味。下に8vaは オクターブ低く、16va は2オクターブ低く弾けの意味。

白鍵の音に a 〜 g の音名がついている、黒鍵の音は ♯ ♭ をつけて呼ぶ。( → P-1 )

(課題)自分の声と自分の楽器の音域を五線上、鍵盤上の位置と振動数で確認し上の図に書き込みなさい。

 



声と楽器の音域
 

大譜表は 人間の声を書くのにちょうどよい音域に設定されている。(譜例は実音)

 


記譜音と実音(移調楽器)
 

記譜音 (Written Pitch) と 実音 (Actual Pitch) が違う楽器を 移調楽器 (Transposed Instrument) と言う。

楽器は構造上その楽器本来の Key を持っている。特に管楽器は管の長さによって Key が決まるので、移調楽器が多い。ソプラノサックス、テナーサックス、クラリネット、トランペット等は B♭: の移調楽器 アルトサックス バリトンサックスは E♭: の移調楽器、アルトフルート、は G:の移調楽器 A管のクラリネットはもちろん A:の移調楽器。

音域が著しく高いまたは低いという理由で、オクターブ上げて又は下げて書かれる楽器もある。不思議なことにこれも移調楽器という名で呼ばれる。ベース、ギターはオクターブ高く記譜される。ピッコロ、ザイロフォンはオクターブ低く記譜される。グロッケンは2オクターブ低く記譜される。

注意したいのは男声である。普通、高音部に書かれるが、実音はオクターブ下の音になる。次の様に調号の下に 8 を書く場合もある。

 


反復記号
小節の繰り返しに関して よく使われる記号を覚えて下さい。リピート、ダルセーニョ、コーダ が基本の形です。

 


拍子
時計の音のような 一定の間隔で繰り返す音は、表情をもたない。ところが、何回かに一回鳴らなかったら、人の意識を向けさせる音になるだろう。昔の振り子時計のような 強弱のある音なら人は表情を感じる。

この強弱の繰り返しは、二音から成る グループの反復と認識される。これが拍子である。

一定のパルスを 拍 とよぶ。拍がいくつかでグループを作る。3つなら 三拍子、5つなら 五拍子のように呼ぶ。

グルーピングの基礎となる数は、2と3である。4は2+2、 5は3+2、 6は3+3 のように考えると 拍子は 次の様に分類できる。

  • 2拍子系 2拍子,4拍子,6拍子.12 拍子
  • 3拍子系 3拍子,9拍子
  • 複合拍子 5拍子,7拍子,11拍子 等

拍子は五線上に、分数の型で表す。 縦線 Bar で区切られた一ますは、グループ1つ分で 小節 Measure という。

例えば 6/8 は 八分音符が6つで一小節 という意味で 八分の六拍子 という。

  

小節は、2,4,8,16,32 小節ごとに 自然なまとまりを持っている。

小節の段落を示すには複縦線 Double Bar を使う。曲の終わりには終止線を使う。

 

☆ 速度 Tempo

音符、拍子、小節は長さの比を表すもので、テンポを表すものではない。テンポを表すには、メトロノーム表示が実用的である。

他に、英語の Very Slow 〜 Very Fast イタリア語の Moderato,Allegro 等も使われる。



変位記号と本位記号