復活(1)

 

1.人の生きる社会に、本来そこには無くてもいい不安や怖れ(差別、優越etc.)が在れば、それをどうにかすることよりも、そのことで廻り回って影響を受ける環境のことを考える。環境が不穏な姿を見せていれば、それを変えようとすることよりも、そのことで生きにくさを覚えさせられる動植物たちのことを考える。そして、動植物たちの世界に何らかの異変が生じていれば、彼らによって支えられている地球自然界のことを考え、そのために出来ること(すべきこと)をする。

 人の世で生み出された問題事は、人との間でそれが処理されても、それまでの負の原因はそのまま残り、環境は、次第に不健全さを染み込ませていく。環境のためと積極的に行動しても、そうである事実のその背景に在る不自然な原因は変わることはなく、動植物たちの辛さはそのまま続く。そこに重く流れない不穏な現実が在れば、それが人間の社会であっても、動植物たちの世界であっても、それは、地球自然界が嬉しい生き方を普通とすることで、その原因からムリなく自然に浄化される。その姿を前に、問題事は力を持てない。

 人の住む空間が、誰もその理由を知らない平和を普通とする時、そこには、あたり前に大切にされる環境があり、それに安心を覚える動植物たちが居る。地球自然界は、そのことを喜び、人は皆、その意識もなく自然界の望みに応え、地球感覚を生きる。その普通が、人間本来の姿であり、そうであることを、人は知らない。人間の社会は、地球が嬉しい人生を普通に生きる人たちによって、その健全で平和な風景の原因は守られる。

 

2.人間の世界にだけ在り続ける、脳の働きによって自然な動きを滞らせるという、不自然な原因。結果にこだわり、過去を大事にするそこでの思考は、その自覚も無く問題事を引き寄せ、それを通しての(否定的な)感情と遊び、時空を重くする。変化とは無縁の価値観に支えられた浄化されないままの負の原因を土台に、人としての本来は忘れられる。

 形無き原因の成長が外されたままのその世界では、何をしても、しなくても、そのことで(その変化に乗れない原因で)環境は負荷を強いられ、動植物たちは辛い時を生きる。それは、環境にも自然界にも無頓着で、動物たちの生きる自由をも尊重することのない不健全な精神の人間たちによって、その社会が支えられているということ。争いや病気などの問題事の絶えない社会というのは、環境を悪化させ、地球自然界を病ませるその原因が、そこで働いていることを意味する。

 つまり、地球は、直接・間接的に問題事の原因に関わり続ける人間の、その無自覚の負の働きかけにより、絶えず病み続けているということ。動植物の世界の不調和や不健康の原因に入って行くと、そこには、人間世界の歪な普通が在り、それは、空間にも自然環境にも影響を及ぼし続ける。その地球規模の負の原因となる人間世界の、その自然界(の中庸)からかけ離れた不自然・不調和な在り様を浄化すべく、確かな原因を創り出す。

 そのために、地球が嬉しい次元に居続け、地球の原因の世界が安心できるEWで、地球を元気にする。人間社会の変化のために、環境(動植物たち)を、環境を癒すために、地球自然界を、そして、地球自然界の本来のために、地球(人間)時間の次元を超える、太陽時間の世界に触れる。

 

3.地球の磁極が元在った場所から現在の位置へと動く程の変動が生じた時の、その原因のひとつには、土星(+衛星)の磁場の不自然さがあり、その要因としては、その手前で不調和な力を持ち得てしまった(持たされた)木星の影響がある。そして、その混乱状態が生み出されるその大きなきっかけとなったのは、ある次元の意思によって完全に無生命化された火星の、火星らしくない姿があり、その背後には、その不穏な力の源でい続けるという厄介な役を担わされた、冥王星の(次元の)存在がある。

 地球が、木星、土星の異変に呼応するようにして動いたのは、およそ5億年前。その元となる火星の悲しみの始まりと、それに反応した地球(表面)が大きく変異したのが、およそ8億年前(その後数億年を要して、地球は、自力で生命が生き得る地へと復活する)。そして、冥王星が支配され出したのは、98千万年前。太陽時間の中に、それらは在る。

 その意味不明で到底信じ難い事実も、こうしてそれが形になるというそのあり得ない事実も、一切の価値を置くものでなくていい。人間が永遠に触れ得ない次元のことは、人間経験からなる価値判断の域には無いから、真偽や正否の類の思考は全く通用しない。そこに在るのは、無限分の一の原因に照らされた、この現代仕様の、変化(進化)し続けるEWのその必要性の形。ただそれに触れている自分がここに居る…、それだけでいい。多次元的な原因の世界(事実)に、思考の次元は少しも近寄れない。

 

4.地核の物質(成分)が動かされてしまう程の不調和な原因の力にもなった、土星の乱れた磁場は、地球に、それ以前には無かった不安定感を生じさせ、地球全体の、本来そこに在るべき変化の営みを、不自然にねじ曲げてしまう。そのために磁極がズレてしまった地球は(それでもそれを次なる原因に転換させるが…)、その時、大規模な地殻変動を余儀なくされ、地表面の姿を大きく変える。そこでは、地球初の経験も続き、その煽りで、地球内部の生命力のその活動源にまで影響が及び、生命体としての地球本来の原因の働きは鈍化する。(原油が生み出される状態の元も、この混乱期に、内部深くから姿を見せる)

 土星の磁場の乱れの原因となった木星は、火星が死滅化への道を進まされる中、その負の威力への反動とそれとの要らない融合を強いられ、元の形よりも少し大きくなる。そして、その果てに変化への動きが鈍るという、それまでには無かった不自然な状態を生じさせ、土星との調和ある関係性も力無くして、地球を不安定にさせる。木星、土星、地球の三体は、ほぼ(天体規模による)同時期にその乱れを具体化させ、およそ5億年前に、より強烈にその姿を変質させていく。

 

5.火星は、およそ8億年前のその前後では、全くその様相は異なり、かつては、無数・無限の生命活動の場として太陽の光の力を限り無く活かし、それを変化に乗せる。それが無生命化の意思の力により滞り出した頃から、数億年という太陽時間の時を経て、火星は、太陽系の各天体同士の健全な融合(調和)の次元に負の作用を及ぼす程、本来の力を無くしていく。

 一切の計画性も密な連繋も無縁のその無生命化の意思は、行き当たりばったりの適当さで、力任せにやりたい放題のことをする。潰しがいのある天体より、潰し易いところを選び、乱れ行く光景を愉しみながら、しぼみ、衰退する生命力を弄ぶ。次第に自浄力と抵抗力を強くする天体へと近づき、その全てを破壊(死滅)へと導く。それだけのための、それだけの意思。それが太陽系での、太陽時間における、その原因の本質である。

 

6.人は、素朴な感覚として、なぜ地球の外側の(原因の)在り様が言葉になるのかと、不思議に思う。でも、そんな時は、この現代における争いや病気、格差や貧困の存在を不思議に思い、それらをその原因から真剣に変えようとする自分が居るかどうかを見つめてみる。

 そうである自分が居れば、生きる原因に、遥か昔の(争いも病気も無い)原因と繋がる道が在ることになり、知ることの意味より、知らなくても感じ取れる意味の力で、問題事の無い未来を創り出す。それを、この「復活」が支援する。

 そうではないと、厚く重たい結果の壁がこれまでの原因の全てを不自由にさせるため、知る知らない、分かる分からないの動きの無い思考で、その気もなく未来を病ませる。「復活」は、その次元を知らない。

 無有日記の原因と繋がり、呼応する自分が居れば、成長するに従いそれは時空を透過し、生命体としての地球の原因とも融合する。頭の働きも、身体の活かし方も人間のそれであるのに、形を生み出す形無き原因は、生命本来のそれになる。そして、この地球のために、太陽の意思を感じる経験を普通とし、太陽系のかつての姿にも、自らの原因を届かせる。この「復活」の内容も、言葉よりもそこに在る原因に安心し、地球の原因深くがそのことで変わり得るというその時に、共に参加する。

 言葉になり得る太陽系のその姿は、時間の無い次元を大きく包み込む程の原因で、その望むべく変化の仕事を担う。それをすべく時を迎えれば、数千万年分の原因が、瞬時のそれとなる。それは、「復活」の普通。

 

7.始まりは、冥王星。およそ10億年前、太陽系そのものに強い違和感を覚えた、暗黒の主の申し子のようなその破壊の意思は、太陽から遠く離れた天体のその他との協調における脆さを突き、その動きを支配する。生命力を低下させつつ、自浄力を失くしていく冥王星は、太陽の意思との繋がりを切り離され、途方に暮れる。それまでには無い負荷を慢性化させ、力無く不安定感を強めるそれは、それ以前の、他との調和の取れた軌道(公転)を忘れる。

 冥王星の異変に、太陽系の他の天体全てが緊張を強いられる。永いことずっと保たれていた、それまでの太陽を中心とする調和は、そのことで微妙なズレを生じさせ、それぞれが、自らの微調整を実践する。それは、太陽系の再編成級の出来事となるものだが、太陽の光の無限の力を以てしても、それは元の状態には戻らず、各天体は、大いなる受容と忍耐の時を経験することになる。そして、新たな太陽時間の上で、どうにか均衡を保ち、その後へと、協調と連繋の原因を共に高めていく。

 

8.冥王星の支配を足掛かりに征服欲の具現を進めるその意思は、実に目障りな存在として在る地球に意識を向けざるを得ない事実を力に、その近くの火星を完全掌握する動きに出る。冥王星を所有物としたことで太陽系への影響力を手にしたその存在は、難無くそこに近づき、時間をかけて、火星の生命力を力無きものにしていく。予期せぬ反動(反発)を覚えながらも、負の原因の強力な供給口としてそこに冥王星が在るので、どこまでも好き放題火星を病ませ、その自由を奪い続ける。その衝撃は、太陽系全体に大きく響き渡る。

 火星の悲劇は、留まることなく展開する。あらゆる生命たちは、生きる力を削がれて、繋ぐ意思を無くし、腐敗へと向かう。重力に異変が生まれる程、全体の無生命化は拡大し、次第に他の木星(土星)までが、それまでの安定感を失くしていく。

 土星の磁場(磁力)の性質にまで波及するその影響力は、地球を巻き込む程の負の発展を見せ、扱い易い天体へとそれを変え得る時を誘い込む。冥王星支配から数億年という時を経て、地球への働きかけを容易とする機会を生み出したその意思は、滅亡(死滅)させるためなら何でも有りの破壊力で、地球に食指を動かす。

 数百万年という時の流れを瞬時に食べてしまうかのような、その存在たちの普通は、時間を壊し、時間を操り、それを必要とする生命たちの動きを封じる。時間を持たない次元でのそのあり得ない異常さに、為す術は無く、地球は引っ張られていく。

 

9.火星の時と同じ、およそ8億年前、月の一生命としての力(意思)は完全に削がれ、その動きも位置も操られる。地球は、そのことで要らないはずの負荷を強いられ、現在に至り、地表の生命たちはその影響を受け続ける。(生命力を失ったことにより光を吸収出来なくなった月は、次第に物化し、光を反射させるようになる)

 元々自主的に回りながら(自転しながら)、地球の周りを進行することで、地球の調和と活力を支えていた、良き関係性の月。球体でありながら、そのことを鈍らされた(忘れた)月は、地球が最も哀しみを覚える姿となる。

 そして、本来の力を無くしていく火星の影響を被りながらも、どうにかそれまでの状態を失わずに居た地球であるが、月自らの自然な自転が止まった時、一気に体力(自浄力)を失う。地球は、自転速度を大幅に落とし、地表面が凍り付く程の変異を生じさせて、永く(更なる自浄力を高める数億年後まで)辛い時を生きる。その後、持ち直したが、自転の速度は完全には戻ってはいない。(地球本来の自転周期は、今よりも100分程早く、月は、地球のほぼ半分の11時間少しで回る)

 

10.事実として記録されてなければ、そこに在っても無かったこととして扱われる、思考の世界。記録が不可能な時代のことについては、権威ある推測と力による価値認識に委ねられる、知識の世界。それらの、形から始まり、形で終わる結果型の理解は、変化の本質を遠ざけ、原因の力を退ける。

 そのために繰り返される、不安と衝突。それらの負の現実から自由になろうとはしない生は、かつて地球自然界が経験した、無くてもいいはずのその(不安、衝突の)原因には決して触れない。太陽に生かされ、地球に生きていながら、地球や太陽のかつての不自然な経験の記憶(の原因)には、近づこうとはしない。その限界を設けた人間の感性自体が、一生命としての嘘の姿である。

 この地球には、原因だけが在り、いつの、どの時のそれも、この今の全ての原因と繋がっている。その原因の次元から、時を漂うようにして身体時間を活かすその普通の中に居ると、遥か昔の風景の原因との融合も自然となり、それらは、何気ない知恵の中で生きる。地球も生命体。自由に姿を変える原因の分母の上で、地球の悲しみにも触れる。太陽の切なる願いも耳に届く。

 「復活」は、人間が、この地球に生きる一生命としてただあたり前に原因でいれば、普通に触れ得る次元の、そこでの未消化の原因を、地球の意思と太陽時間に繋げて形にしただけ。原因の分母が限り無く増大すれば、時空を容易に透過する程の直感が活躍し、形(言葉)になる必要性にも余裕で対処しつつ、未来を確実に変え得る原因を創り出す。「復活」の中に在るその原因に触れることから、自らの変化の可能性を、地球の意思に重ねてみる。それは、太陽が嬉しい地球感覚を元気にする。by 無有 10/10 2018

 

 

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