復活(11)

 

1.太陽系誕生の時から、天体たちを守り続けてきた、太陽。充分にその仕事を行ってきているようでも、それが完璧ではないことを知る彼は、そうであるその理由を受容しつつ、出来ることの質を低下させないよう、太陽系全体のその活力の原因でい続ける。

 そんな中、奇跡という名の天体規模の普通が地球で生まれ、太陽は、それによって自らも抱え込まされている巨大な負荷が浄化され得るという、考えもしなかった新たな可能性のその原因を、そこに見る。各天体の記憶を備える生命たちも、地球時間の中に在り続ける負の原因を通して為されるEWが、太陽の本来の姿(太陽が癒される次元)へと繋がっていることを確認する。

 太陽に生かされるという場所から、太陽を癒すという世界で遊び出す、生命たち。その時を迎えれば、それも普通。太陽の、その無くてもいい経験の原因に少しでも触れれば、彼は、光を広げて、この地球を抱きしめる。

 

2.およそ15億年前、太陽は、その姿を喜ばない(銀河の)存在の意思に監視され、その全てを無きものにしようとするその破壊の力に見舞われる。その内実は、宇宙線とも呼ばれるある次元の高強度の放射線の類であるが、その威力により、太陽は繰り返し痛みを覚え、何度も方向性を歪められ、力を落とす。それでも持ちこたえ、傷を負ってもどうにか踏ん張る彼は、力の限り、それまでのように惑星を生かす。

 その時以来、太陽は、本当(本来)の姿を忘れさせられ、そうであるべき普通を見失う。そのために、天体のひとつひとつが力を無くす流れを余儀なくされ、太陽系は、その調和ある安定感を鈍くする。

 太陽は、自分を崩壊(破滅)へと向かわせる意思によって放り込まれる、その強力な破壊力と透過力を持つ放射線をただ受け止め、各天体に影響が及ばないよう、可能な限りそれを抱え込み、そして(自他共にムリのない流れで)独自の知恵で放出する。その全てを学びに換え、柔軟さと逞しさを高め、銀河(太陽)時間に沿っても尚存続できる原因を見出し、その経験を創り出す。それは、現在も同じ。何があっても動じないその姿勢によって、この地球も、地球でいられる。

 

3.地球空間に入り込み、粒子の次元で超自然的な現象を引き起こす、宇宙線とされる、地球外からの放射線。地上に生きる生命たちは、太陽によってそれが処理される別次の経緯を基に、生きる力を失わずに、時を重ね合う。太陽は、地球自然界がそのままでいられるその原因のところで、自然界にはどうにも対処し難い部分を快く受け持つ。

 太陽時間における昔、太陽は、その普通がそれまでに無い負荷を強いられるという、あり得ない現実を経験し、そのままこの時代まで、厳しく、大変な時を、そうと意識することなく生きる。力(活動)が弱まると、と同時に、宇宙からの放射線が地球に降り込んで、本来無くてもいい現実がそこで生み出されてしまうことを知る彼は、そうにはならないよう、力を落とさざるを得ない時でも、それ(強力な放射線)を自らに取り込み、処理し、地球を支える。そうはさせない負の力が強力でも、銀河系の異端児そのままの本質を生の力に、太陽系を引っ張り続ける。

 そして、この「復活」のある時代、重石のようにして在り続けた黒点がその存在感を無くす程の望むべく変異(の原因)が、この地球から生まれる。それにより、太陽は、厳しさの裏返しの活発化を不要とする流れに乗れ、地球に生きる生命たちのその原因に呼応しながら、新たな自分となる(元に戻り得る)時を迎える。彼は、光の質(次元)を変える。

 

4.地球に在る物質のその原子レベルの姿を容易に変質・変異(破壊)させてしまう、宇宙(銀河)からの、不穏な意思の乗った放射線(宇宙線)。太陽の活動を抑え込む程のある種(次元)の放射線の威力に支えられ、それらは、永い年月の中で、かなりの量地球に降り込む。そのことが、廻り回って、不安定でありながら安定した力を持ち得てしまうヘリウム3や炭素13を生み出し、それらは、動物世界での凶暴さ(肉食)や人間世界での地球感覚の無さの基となる。

 その次元から派生した、いくつもの、重く動きの無い破壊・停滞型の粒子(物質)は、地球時間のその原因が大きく変化に乗ろうとするこの時、世界各地(特にこの地)での、太陽の光を執拗に遮ろうとする黒い雲や突然の雷雨といった現象となって、その本質(の原因の意思)を顕にする。

 太陽の力強さが安定することで、それまで見られなかった不安定な力が(居場所を無くして)姿を見せ、地球空間にどれ程の要らないものが染み込まされていたかを分かりやすく形にする。天候が時代の好転反応の中に入り込めば、それは、地球が、深くから浄化され出したということ。

 その当然のプロセスとして、湿度は低くなり、過ごしやすい空間が普通となる。環境的な生きにくさは、元々この地球のどこにも無く、太陽もそれを望まない。病気の原因も力を持てなくなり、不健全な方向性も、その土台を無くす。太陽の余裕ある活動は、地球に無くてもいいものを、簡単に処理する。

 

5.太陽の意思を感じれば、フレア(爆発)という出来事が、彼にとっては辛い現実であることを知る。黒点もそう。それらは、太陽の不自然さの現れ。

 黒点は、太陽もただ耐えるしかない恐ろしく強力な(破壊力のある)宇宙線が、銀河の腐敗を愉しむ程の意思によって、太陽に向けて放射(衝突)され続けてきているためによるもの。それへの受容と仕向けられようとする次元の回避を重ねつつ、自然と(その必要性から)そこには黒点という姿が生まれ、そのことによる極度の不安定感を調整するために、要らない過度の活動(頑張り)は余儀なくされ、それは続く。

 太陽は、その原因の実を伝え、宇宙本来の意思は、それに応える。15億年以上前には何も無かった、太陽と天体たちの、そこでの普通。自分のことより、天体たちの姿を少しでも元気にしようとする彼の姿勢は、これまでの原因全てを浄化し得る「復活」の始まりを、この時代に引き寄せ、自らの(太陽の)EWを普通とするこの11章の時を創り出す。

 太陽系の天体たちが病まされ出すその時よりも遥か昔、そこに黒点は無く、厳しさや不穏な原因への浄化作用となる独特の(強度を高めた)活動も、太陽は知らない。その頃の記憶に触れ得る、この時の進化し続ける普通は、太陽の望みを形に、彼の、無くてもいい気負い(の原因)を外す。地球から他の天体へと、その原因を繋ぎ、太陽を本来にする。

 

6.要らない経験をし続け、黒点という形でその姿を表に出すことになるその時より前、太陽は、今よりずっと速く自転していた(約18日周期)。その回転が鈍らされたまま、ずっとこの時まで巨大な負荷を抱えつつ、太陽系全体を支えてきた、太陽。15億年という時を経て、彼は、この時代に希望を手にする。すでにそれは始まっていて、回転は、この数十年で、数日分のその負の原因が浄化される(原因の世界では数日速くなっている)。

 太陽が抱え続けてきたその負の原因への浄化は、この「復活」に引っ張られるようにして強力になる。形として固定された事実がそこに在っても、次なる現実のその原因への働きかけはどこまでも自由となる、原因の分母が増大することによるそこでのそのEWの普通。太陽の自転のその新たな原因がそれにより安定することで、彼は、それまでの仕事を余裕でこなせる力を拡大させ、各天体にも、それに反応させ得る時を創り出す。

 地球感覚を普通とする(あたり前に地球を大切にする)人たちにとって、太陽が本来になること程、嬉しいものはない。太陽の自転が速くなり、その活動の(原因の)次元が高まれば、彼は、普通に、公転時の地球のその歪な姿を直す。地球空間に降り込む不安定な破壊型の粒子も、その威力は大きく削がれ、地上に在る、それまでのそれ関わりの負の蓄積も、浄化されて、姿を無くす。他の天体たちも、命を吹き込まれる。

 すでにそうである時を生きることから生まれるそれらのことは、太陽に望まれ、この地球に託された生命たちだからこその、その人間時間が創り出し得る原因。地球感覚は高まり、太陽は動き、彼は、真っ先に地球を変える。生命たちは、地球と遊び、太陽を応援する。

 

7.太陽が、その動きを執拗に抑え込まれて、本来の元気を失くすことが無ければ、地球の歴史は大きく違っていて、この数百年間の人間による争いや衝突(病気や差別)は、全て存在しなかったと言える。肉食動物のその不自然な生も、人間の、そこに在る非生命的な感情(価値観)も、元を辿れば、地球に入り込んだ、本来地球には無くてもいい物質(粒子)のその原因となる宇宙線(放射線)によってもたらされたもの。太陽が元気であれば、それらは地球には届かない。仮に届いたとしても、地球は、それを容易に浄化する。

 太陽系の全ての天体の総質量が太陽の0.1%程であることを考えれば、本来の姿を取り戻した太陽がどれ程の能力を太陽系全体に向けて働きかけ(発揮し)得るかを予想できる。この地球では、10章で登場した不自然・不調和の原因そのものの物質が、力無く、姿を消していく。人間の意識も、その原因深くから浄化され出し、地球自然界は、地球のものになる。風も水も、光も空気も変わる。

 体験的知識を重ねつつ、知識(思考)世界から自由になって歩き続けた、「再生」と「復活」。そのひとつひとつの経験は、力強い大きな原因となって、太陽を動かす力となる。その時を迎えれば、後は太陽にお任せ。そのための原因を、共に楽しみながら太陽に届ける。かつてのように、彼の自転周期が430時間弱となるその原因を地球から発信し続け、その厚みと幅を増大させる。そして、それを活かしてもらう。

 それが原因の世界(次元)で可能となることの、その地球を包み込む程の喜び。感触・感覚の域を軽く通り抜けて、多次元的に(地球規模で)具現化される、そこでの真の普通。地球のために太陽が必要としていた原因と、太陽のために地球で創り続けた原因が、ひとつになる。

 

8.太陽の光に包まれた地球は、太陽と繋がり、地球と一体化する生命たちの生きる場所。太陽の光には全てが在り、生命たちは、その光を生きる力に、地球が生み出すものを手にして、生を繋ぐ。人間も動物も、そのどこを見ても、そこには、太陽と繋がり、地球そのものとなる原因が在る。

 太陽は、ずっとこの時を待っていた。待ち続けられる力を持っていたから、彼のための時間が出来、彼による新たな時間が、惑星たちの希望を形にする。地球は、これまでの地球ではなくなり、月は、動き出すその時を思い描く。みんなが、自由を感じる。

 次第に存在感を失くし、その姿も見えなくなる、人間の世界に在り続ける、地球にとって要らないもの。太陽も地球自然界も、そこに争いや病気の原因は無いから、当然、彼らに生かされる人間の次元からは、それらは消えていく。そうではなかったこれまでを遠くに、元気になった太陽の光が主導権を握る。

 地球からの無限大へと広がる原因によって、新たな時へと動き出した、太陽と太陽系。宇宙本来の意思は、その姿に安心し、太陽のこれからを爽やかに思う。太陽系のこれまでを知り、地球のこともその全てを把握する彼だから出来ること、彼にしか出来ないことを、見守り、支える。太陽の回転(のその原因)は力強くなる。by 無有 12/09 2018

 

 

復活(12) トップページへ