再生(1)

 

1.人間になり切れてない人間(動物)が僅かに居るだけのこの地で、人間経験をし始めた、生命源からなる意思は、遥か遠い昔に地上に生を持った時と同じ、数千の数で、営みを行う。この地を選んだ理由は、それ以前の数千万年という間に歪な進化を遂げた人間のその脳の影響を、その地形により受けずに済むこと。そして、地球の自浄作用の果てに形づくられたその場所(島)が、地球生命の呼吸口のようにして在り、それを直に感じられること。それにより、変化・成長の基本形は生命本来のそれとなり、身体活動の次元を超えて、どこまでも地球感覚を普通とする生を安定させ得ることになる。

 その機会を生み出したのは、ずっとそのままのくじら。彼の普通によって守られ続けた生命の力は、永い時を経て、人間再開の始まりを迎え、その全てを彼は支える。人間を選ばずして為し得ないこと、人間だからこそ可能とすることの意味の大きさをみんなで確認し、新たな時を創り出す。それは、数百万年も昔のこと。

 

2.身体の次元を一旦離れる前の、それまでの時代に、なぜ肉食動物(恐竜)が誕生したかの理由となる事実を把握した彼ら生命は、その元の原因となる世界にきめ細かく入り込み、それを浄化するためには、再度同質の負(の原因の積み重ね)の経験を持つことが必要であると考える。地球が大きく揺れ動く間を経て、共に人間を再開した時、彼らは、何も無いこの地で、地球自然界の本来をそのままに、調和と健康の原因を限り無く高める。全てが優しさに包まれ、肉食動物も存在しないその柔らかな環境を淡々と繋ぎ、それを放って置くことはしない意思が動き出すその時を待つ。

 太陽を知る数千の生命たちは、地球の望みに応えるべく人間の形を選び、地球自然界が経験しなくてもいいはずの哀しみと痛みの原因に対応する。数百、数千万年という地球時間に付き合い、人間経験を繰り返し活かして、確実にその原因を見出し、そしてそれを処理し得る手段を編み出す。太陽と共に、地球と一体となって、そのための生命としての人間時間を生きる。

 

3.砂地が変わり出した時、植物たちが先にそれに反応し、少しずつ動物たちの動きは不自然になる。この時はまだ、体験をそのまま記憶するだけに留まり、なぜそうであるかの原因は、どこまでも意味不明のまま。ただしかし、それが始まったことを、彼らは知る。

 決して本来を失わずに居ることで、次なる時への準備をする。違和感を細胞に記憶させつつ抵抗力を付け、自らの原因を力強くする。こんな風にしてかつて不穏な空気が蔓延したそのことの理解と感触を確かな体験的知識とし、その原因に入り込める機会を探る。それは、至極難しい実践となる。

 時を経て、樹木の実に少しずつ変異が生じ出した時、その影響を受けやすい種の動物から、無いはずの緊張と不安を抱え込み、連鎖的にその負の原因は広がり出す。そこから逃れ得た動物は、本能にこの時の経験を染み込ませて、身を守る。そうではない動物は、徐々に本来を崩されていく。

 人間を生きる生命たちは、この時、遥か昔のかつての経験の記憶の中に、同様の姿が在ることを知る。危険な物質と化したある大木の実を食べたことから、動物が凶暴さを備え、次第に肉食動物(恐竜)へと変わって行ったその姿を、数千万年(数億年)後のこの地で、実際に観察し得るに至る。経験の記憶のその原因を積み重ねるという、永い年月でのその感覚的理解は、彼らの知恵となり、その原因の力を成長させる。

 

4.数億年前に存在した恐竜。彼らは、他の星ではないこの地球での生を経験した生命たち。私たちは今、彼らが生きた同じこの地球で、彼らと同じように地上(地面)で生きている。生命のルーツは、当然恐竜時代の生き物たちに辿り着き、更にその先へとそれは続いていく。彼らの異変は、この現代に、その負の原因を残す。

 数千の生命たちは、時代環境に応じた生の形に適応させつつ、人間という姿のその原始の形を生き、数千万年前に、地上での経験を離れる。そして、海の仲間に生命の意思を預け、そのまま地球時間の流れに漂いながら、永い時を軽く突き抜けて、この地で生を始める。

 遥か昔も、遠い昔も、生きる基本は同じ。数十万年前も、数万年前も、地球自然界が太陽(地球)の意思からズレてしまっているそのことをあらゆるところ(次元)から眺め、その原因へと入って行く。そこに在る、動植物たちの成長・進化の歪みと、彼らの本能の不自然さ。その原因を浄化し、全てを本来へと戻すために、どんな負の原因をも上回る健全な原因で、歩みを止めずに、変化の質を成長させる。それは、現代でも同じ。そして、この現代だからこそより原因の質を高め得ることの重要さを、彼らは知る。

 

5.居る場所から動くことのない樹木(松etc.)から、動物(蛇)へと、その非生命的な意思が移行した時、地上は、どんより重苦しい空気で覆われ、自然界は落ち着かず、人間も、妙な負荷を覚えるようになる。動物たちは、それまで出会したことのない酷く獰猛な感情を持つ蛇の出現に緊張し、要らぬ不安定感の中、生きる自由の質を低下させていく。生き物たちの環境は、次第に蛇の影響下のものとなる。

 人間たちが備えるその健全・健康の原因を破壊するために、蛇の脳と一体化した姿無き存在の意思は、狂暴な性質を強めながら、人の住む世界に近寄り、彼らを傷つけ(襲い)、その細胞の質を取り込み、人間の健康的な普通を崩していく。しかしながら、その意思表現の具体化は、人間たちにとっては、より深くその原因へと入って行ける機会となるもの。それと繋がる元の次元の本質とその意図は、直接的な蛇のその動きにより、彼らの体感するところとなる。

 砂地から樹木へ、樹木から蛇へのその意思の移行は、その全てが余りに不可思議な異次世界でのことであるゆえ、それは、後の世での、「動植物や人間の姿とはそういうもの…」という、作られた常識(嘘)の土台となる。それは、限り無く真の外れた生を、自然界の生命たち全てが経験しているということ。もちろん現代も、その上に在る。

 

6.時代環境を不自然に変えられつつ永い時が過ぎ、人の住む世も、重く流れないものへとその質を慢性化させていく中、凶悪な意思を秘める蛇の動きは、より活動的になる。彼らは、人間たちが持つ力を完全に押さえ込むには、蛇のままではどうにもならないことを感じ取り、人間の脳と繋がり、自らが主導する人間となることを企てる。その時、転生を連ねながらも、生命本来を馴染ませ、共に生きる人間として数千の生命たちとは別に(別路線で)彼らの仲間となった人たちが、その隙を突かれ、そのために利用される。人は皆、それに巻き込まれ、密に関わりを持たされて、辛く苦しい時を生きる。蛇から人間への移り身を成し遂げようとする姿は、実に凄まじい。

 数千の生命たちは、蛇の動きが異常な様を見せ出した辺りから、脳の不自由さを覚えながらも、未来へとその痕跡を残し、改めてその原因への対処がそこで為されるであろう期待を込めて、他の仲間たちと、蛇へと繋がる土器(縄文土器)を作り続ける。人間の姿への移行を試みる蛇の、その完璧なものには成り得ない不完全な姿(奇形の幼児、母体の異常)も土偶として残し、そこに在る、異常な世界と繋がる負の要素を、未来に届ける。地球本来をテーマにそれが活用され得る原因もそれに乗せ、仲間と共に再びその世界に触れることを、彼らは約束する。

 

7.蛇の脳を経て、人間の脳の持ち主となった、非生命的な意思は、腐敗と停滞を基本とする本性のままに人間を生き、数を増やすことで力を強めるという、それまでの人の世には無かった、質の伴わない(変化・成長とは無縁の)人間世界を作り上げていく。当然そこには、物事の原因に反応する感性や心というものは無く、それゆえ、狡さと残忍さをあたり前とする非人間的な感情と行為が繰り広げられることになる。

 人間の歴史が支配と迫害(差別)を当然のこととして生み出されて来たのも、その原因には、土器や土偶関わりの出来事があり、本性が野蛮そのものの心を持たない人間が、その蛇絡みの生を元に、他を(心を持つ人を)隔てつつ増えたからである。

 そのことを伝えるために、数万年も前から、生命たちは、土器作りを実践し、後の世で発見されても、それが壊されないよう実(蛇)を隠し、心ある人の感覚的理解と反応に、その原因のところから働きかける。その真剣さと、生命としてのさりげない覚悟が、ここに繋がる。

 負の歴史のその始まりの原因が具体化した、蛇が異様に力を付けたかつての時代。そう簡単ではないその本質(正体)への対処を、生命たちは、この現代と協力して行う。この今、彼らはここに居て、ひとつひとつの形ある負の現実から、形無き不要なその原因を確実に浄化していく。

 

8.永い年月を経て、この国の人口はかなりの数になる。そこには、作為的で非道な思惑も加わり、その数の力によって、心ある普通の人たちは、いつの時も生きにくさを経験する。

 そうであってはならないと分かっていても、どうにもならなかった時を経て、時代は、大きくその質を変え得る時を迎える。その証が、無有日記の存在であり、そこで顕になる歴史の嘘(真の姿)と、地球自然界の負の原因の実際を通して、人は、そうであることを実感する。素朴で柔らかな人たちは、様々な反応を経て、数十、数百万年分深くから浄化され、本来を取り戻す。

 数千の生命たちは、この時を以て、地球規模の仕事は一旦完了し、次なる動きは、時代に任せる。そして、軽やかに、滑らかに、地球らしい地球の原因の中で、生命としての人間を存分に楽しむ。共に生きる新しい仲間たちも、次々とそこに集い、時代の好転反応を余裕で眺めながら、新たな時を、地球と一緒に生きる。太陽も、地球の再スタートのこの時に、これまでにない光の力で、地球自然界の生命たちを応援する。みんなで、「再生」の時を分かち合う。by 無有 8/18 2018

 

 

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