食の風景(編集中)

 

 人は長い間、身体に良いとされる物を摂取し、日々健康維持を心がけてきたにも関わらず、様々な原因の蓄積から気力、体力を消耗させ、健康、健全とは程遠い心身の状態をつくり出してきている。その理由は、生活の基本要素となる原因の風景(心の性質)を成長させずに、思考のみで物事を捉え、結果(物、かたち)としての世界に喜びと安心を求め続けてきたから。不安の中で選び、引き寄せる食物には本来の仕事が出来ないことを知ろうとしなかったから(腎臓や肝臓は、否定感情の影響で、栄養の吸収と補給のバランスを簡単に崩してしまう。食物をつくる人の状態の影響も大きい)。

 「食の風景」との出会いにより、何を食べるかではなく、どんな自分がそれを食べるか(andどんな自分がつくるか)という、手前の想いの性質の大切さを体験的に感得したならば、食物の効力を最大限に生かし、細胞たちに、より健康的で力強い仕事を楽しみながらさせてあげるといい。彼らは、健康・健全という確かな原因の風景で、自然界の食物と通常ではあり得ない遺伝子レベルのコミュニケーションを取り、ひとりひとりの生命としての人間時間を大いにサポートする。そして人は、健康や気力の維持が心がけるものではなく、あたり前の日常のものとしてあることを知り、更なる普通体験を生命の希望に重ねていく。

 

1>「体(細胞)が嬉しいこと

@白砂糖がたっぷり入った清涼飲料水や缶コーヒー、また酵素の無い濃縮還元ジュース(果汁100%)やフルーツの缶詰はなるべく控える。菓子類は、小麦(玄米)全粒粉を原料とするものを選び、味覚が鈍る添加物や油の質に注意する。

※野菜ジュースを何本飲んでも、野菜サラダ一皿分の仕事はできない。加工されたリンゴジュースの中にリンゴの生命は無い。

 

A牛乳、乳製品を日常的にとるのは控える。

※日本人の殆どは、牛乳に含まれる糖分(乳糖)を消化・分解する酵素を充分に持たず、未消化のまま体内に吸収されて心身に様々な影響(不自然で不必要な成長、血液の不健全化)を及ぼすことがある。効率を優先する畜産事情から、ホルモン系の影響を及ぼすことも…。(安心できる餌と健康的な環境で育った牛から搾る生の牛乳及び乳製品は、人間の栄養になることもある)

 

B白米、パスタ、うどん、白色のパンは食べ過ぎにご用心。

※穀物は、精白されると、ビタミン、ミネラルが除かれてしまう。白米や白いパンをお腹いっぱい食べても、ほんとうの元気には繋がらない。無精白の穀物や全粒粉のものをとるようにする。(うどんやパスタと言えば、全粒粉のうどん、パスタ(and 麺類)を普通とする)

 

C肉類、フライ物、油っこい物は常食にせず、回数(量)を減らす。

※加熱した油と一緒にとったタンパク質や炭水化物は消化されにくく、胃の中で腐敗・発酵しやすい。料理には、良質の純正植物油を少量使い、水もうまく利用する。卵は量を減らし、購入する際はなるべく平飼い(放し飼い)の鶏のものをとるようにする。

 

Dレトルト食品や電子レンジで温める食材、インスタント食品は極力控える。

※生命の無い食品は、体内に取り込まれると、細胞活動の負荷が増し、脳も疲れ、精神(神経)は平穏・冷静を保てなくなる。元気の無い子、キレやすい子が増えている原因のひとつ。電子レンジは食物が最も辛くなる調理器具。

 

E食卓塩はできるだけ使用しない。料理に塩を使う時は、天然のものをほんの少し。砂糖は、未精製のものを使い、白砂糖類は控える。

※人間が1日に必要とする量よりずっと多くの塩をとっている日本人。塩気のあるおかずが欲しくなる白米や温野菜を普通に食べていることもその原因。

 

F鍋料理やすき焼き、しゃぶしゃぶなどは、回数を減らす。

※食材を加熱しながら食べる鍋料理は、胃腸の負担も大きく、食べ過ぎる原因にもなる。酵素が無いので、そこに栄養があっても、体の栄養にはならない。体が温まっても、本来の代謝力は低下し、体の冷えを覚えるようになる。

 

G食材は、可能な限り、有機(オーガニック)や減農薬のものを使い、心ある生産者を応援する。

※皆がそうであると、それは特別なものではなくなり、普通にいつでも購入できるようになる。

 

Hタバコは吸わない。アルコールは嗜む程度に。アルコールは、飲まなくてもいられる自分が余裕で主導権を握る。

※食物をとりながらアルコールを飲むと、消化が鈍くなるため、細胞の負担も大きくなる。習慣的にアルコールを飲むことはNG(酵母菌などが生きているものは、適量であれば良薬になることもある)。

 

 消化酵素の主な仕事は、ビタミン、ミネラルの協力を得て、身体活動の基礎となる3大栄養素を消化・吸収すること。そのムダづかいをできるだけ抑えることで、代謝活動(代謝酵素の独自の働き)は活発化し、免疫力や自然治癒力、新陳代謝はぐんと強くなる。つまり、酵素を持つ食物(食物酵素:自己消化する働きを持つ)をとり、消化酵素を不必要に使わせる食物を控えれば、体内酵素の活動は余裕で行われ、心身の健康のベースは安定するということ。細胞が喜ぶ健全の原因をさりげなく普通に大切にする中で、人は酵素、ビタミン、ミネラルを一層活躍させ、生きる上での成長の質を飛躍的に高めていく。

 

2「ひとつの食生活スタイル」

・ひとりひとり心身の状態による適合力(体質)や好転へのプロセスは異なるので、ムリのないようにアレンジする。

@朝食は、果物と生野菜、豆乳(国産無調整)をメインとし、それに、パンやパンケーキ(全粒粉)、玄米などを添える。

※朝食では、油で加熱処理した物はとらない。ジュース類は控え、コーヒー、紅茶などの嗜好品は食後時間をおいてからとる。

 

A昼と夜は、可能な限り、果物、サラダを取り入れ、植物性たんぱく質と全粉穀物の摂取に心がける。

※果物は食事の前にとる。

 

B家庭では、なるべく玄米ごはんを食べるようにする(玄米は数日水につけておいて発芽させるのも良い。10時間程でも充分美味しい。黒米やあわ、麦などの雑穀物も混ぜてみる。豆類もOK)。その他、大豆食品やいも類、小魚、海藻類、キノコ類を食卓に添える。

※玄米ごはんには、ゴマ、しそ、ひじき、サケフレーク、鰹節、昆布、キノコ類、タラコ、青菜、ニンジンのすりおろしなど、思い思いに混ぜてみる。アボカドやマグロを使った玄米巻きずしや、いなり、手巻きなども美味しい。

 

C食事時間外でお腹がすいた時は、なるべく軽いもので済ます。未精製の砂糖を使用した、カカオ多めのチョコレートや全粒粉の菓子類は、体も嬉しい。

 

Dクッキーやチョコレート、キムチや豆乳などを、家庭で楽しく作ってみる。

<簡単な例>

a.玄米=白米の2目盛り増し(少量の時は1目盛り増し)の水を玄米と一緒に炊飯器に入れて、普通に炊く。炊き始めの時に、黒米やあわを入れるのもいい。(※水を白米の目盛りより少し多めに一晩程浸けておき(冬場は時間を多めに)、そのまま炊いてもOK

b.玄米おはぎ=aのように炊いた玄米のもち米に、あんを入れて丸めた後、きな粉をまぶす。(※炊き上がったもち米のつぶつぶをすりこぎ棒等で適度につぶすともち感が出る)

c.ホットケーキミックス=全粒粉100g、てんさい糖またはきび砂糖15~20g、アルミニウムフリーのベーキングパウダー8g程、片栗粉5~10g、塩一つまみ。(※豆乳(水)100~120ccを加えて焼くと、ホットケーキやお好み焼きができる)

d.パン=@ボウルの中に全粒粉90g、てんさい糖(大さじ一杯)、天然酵母(小さじ一杯)、水分(40℃ぐらいの温水110cc)を入れてよく混ぜる。更に全粒粉90g、塩(小さじ1/3)、グレープシードオイル15gを加え、粉気が無くなるまで混ぜて、ひとまとまりになったら、台の上で10分程こねる。ボウルに戻し、軽くラップをかけ、温かいところで、1.5~2倍の大きさになるまで一次発酵させる。(※お湯を入れたボウルに重ねたり、暖房器具の側に置いたり、また日の当たる場所に置いたりして発酵させる。冬場では、一晩ただ置いておくだけで充分発酵する)

A好きな大きさに分割して、丸め直して10分程置く。その後、好きな形に成形して天板に乗せ、ひとまわり大きくなるまで二次発酵させる。(※オーブントースターの余熱や、蒸しパンの場合は蒸し器の熱を利用したりすると、簡単に二次発酵させられる)それを焼くと(蒸すと)パンができる。

e.ホームベーカリーによるパン=水の量を規定の2割程増しにし、てんさい糖、天然酵母、塩少々を加えて手順通りに進めると、全粒粉のパンができる。

f.豆乳=大豆を、6〜8倍量の水に一晩浸けておく(夏場は冷蔵庫の中が良い)。ミキサーにかけて、鍋で温める。布でこしてしぼると、豆乳とおからができる。

g.クッキー=おからと同量の全粒粉と、てんさい糖、良質の油、豆乳を入れて混ぜ、好きな形にして焼く。

h.チョコレート=カカオマス85g、てんさい糖20gを湯せんしてよくかき混ぜ、火からおろしてから豆乳を少々入れる。冷蔵庫で冷やす。

i.うどん=全粒粉100gに、水50cc程(全粒粉の約1/2)、塩1gを入れて、こねる。(※粉末昆布(茶)3~5g、水60~70ccでもOK)まとまったら、ラップをして(or ビニール袋に入れて)30分以上寝かせる。打ち粉(片栗粉)をして、麺棒で伸ばし、2~3枚に畳んで細く切る。8~10分ゆでる。

j.キムチ=洗って水切りした白菜300g(大根、キャベツ、キュウリetc.)を少々の塩でもみ、硬くしぼってビニール袋に入れる。無添加の粉末キムチの素20g程、良質の黒糖5g、だし少々(+しょうが、にんにく、リンゴ等のすりおろし)を加えてよくもむ。

k.クリーム=@全粒粉20g、豆乳200cc、てんさい糖30~60gを鍋に入れて、弱火で混ぜる。(※ココアやオイルも入れてみる) A小麦胚芽20g、きな粉20g、てんさい糖、水、塩 B大豆25gをゆでて、ペーストにし(50g程になる)、オリーブオイル10g、てんさい糖10gを加えて混ぜる。

 

E体にやさしい材料の例

糖類=きび砂糖、てんさい糖、黒糖、メープルシュガー

油脂=なたね油、グレープシードオイル、オリーブ油、ココナッツオイル、エゴマ油、アマニ油

その他=アルミニウムフリーベーキングパウダー、バニラビーンズ、植物性のカレールウ

・酵素を含む食物

果物=リンゴ、キウイフルーツ、パイナップル、バナナ、ブドウ、イチゴ、アボカド、パパイア、いちじくetc.

野菜=キャベツ、ニンジン、トマト、タマネギ、ピーマン、大根、キュウリ、セロリ、山いもetc.

発酵食品=納豆、漬物(中でも糠、麹で漬けたもの)、味噌、キムチ、鰹節、黒酢(リンゴ酢)、発酵果実類、テンペ、酵素玄米、天然酵母の全粒粉パン、玄米甘酒、酵素ジュース、豆乳ヨーグルトetc.

(果物は、食後は控え、空腹時にとる)

 

※酵素は熱に弱いので、加熱処理されたものばかり食べていると、細胞の疲労が増し(老化が進み)、様々な疾患を招くことになる。酵素ゼロのレトルト食品や電子レンジで調理する食物は、慢性疲労や気力・体力の消耗、精神疾患と大の仲良し。(但し、植物の種や豆類は、酵素抑制物質(=水分や温度などの条件が揃うまで酵素が働かないように抑える)が含まれているので、生のままではなく、水の中で(水分を含ませて)発芽させたり、加熱処理したりしてとる)

 

 食べ物が豊富になったのに、病人が増え続けているこの現実。それは、舌が美味しいと感じる、酵素(andビタミン、ミネラル)を殆ど含んでいない物が市場に出回り、日本人の体に合わない物が平気で食卓に並べられるようになったから。調理・食事のスタイルが、簡単・速い・楽へと進み、食物本来の生命としての仕事が為されなくなったから。食事健康法や栄養に関する知識を白紙に、細胞たちと一緒に本来の普通(健康、健全)を生きていく。

 

3>「ちょっと??な工夫」