日々是好日

これは日記。たぶん日記。とみせかけて雑文。でもやっぱりただの日記。どないやねん。

「日々是好日」過去ログはこちら


ツイッターはじめました。


2010年1月22日(金)

 キンドルの評判や、アマゾンで電子書籍の著者印税が70%とかいうニュースを見ていると、本ってどうなるんだろうと思う。
 本棚の重みで床が傾くような家に住んでると、これが全部ハードディスクに収まると部屋が広くなるのになあと思うし、工作舎のスカした本や大昔の詩集なんかを読んでると、やっっぱり本は手に持って一枚ずつめくって読みたいなあとも思う。

 去年の夏、盲腸で入院したときはDSにずいぶん助けられた。といってもゲームではない。スパイクの「一度は読んでおきたい日本文学100選」というソフトである。ちなみに、スパイクがろくに広告も打たずひっそりとこれを出した直後に、任天堂から「DS文学全集」というのが出て大量のCMを流していたのを覚えている。今にして思えば非常に発売時期が近かったので、ある種のシンクロニシティだったのだろうが、当時はどうなんだその商売、と思った記憶がある。
 閑話休題。
 で、そのDSだが、本当に役に立った。バックライトがあるので、まわりが暗くても気にせず読めるし、フォントサイズも変えられるので、目も疲れにくい。ハードカバーよりずっと軽いし。縦に持った感じも本みたいで違和感は小さい。
 で、術後の暇に飽かせて、「蟹工船」も「カインの末裔」も「或阿呆の一生」も「歌行燈」も「高瀬舟」も「銀河鉄道の夜」もあれもこれもいっぱい読んだ。これが文庫本なら枕元からあふれかえってしまう量である。
 なので、キンドルとかSONYのあの端末とかより、今のDSiLLのまま画面サイズが匡体いっぱいに広がって高精細になればいいのにと思う。小説ならそれで十分だ。

 ただそれだと、雑誌とコミックが問題かな。コミックは文庫があるぐらいだから気合いで何とかなりそうだが(でも大きい方がいいよね)、ファッション誌やスポーツ誌など写真の多い雑誌は小さな画面で持ち歩くにはきびしいだろう(先日IPhoneで正味の新聞が読めるというのを見たが、どう考えてもあれは狭い。面白かったけど)。

 そんな風にして、家にある本がすべてハードディスク(ホームサーバ)に収まっているところを夢想してみる。
 パソコンやモバイル端末からタイトル順やジャンル別で検索できる。断片的なフレーズや言葉で横断的に検索できる。「木曽路」で検索すれば、「夜明け前」から「グルメガイド」までぞろぞろヒットするのだ。「H&K」なら銃器図鑑から大藪春彦まで。写真集なんかは居間の大画面テレビで見る。本棚をひっくり返さなくても、家中どの部屋からでも家族みんなが好きな本を探して端末に落として読める。持ち出すこともできる。でも、お父さんは自分専用の本棚も所有してパスワードで鍵をかけておける(ほっ)。
 そして、埃がたまったり虫がわいたりする本棚はどこにもない。サイに場所ふさぎだからといって処分を迫られることもない。

 いいなあ、なんか夢のようだなあ。個人的には物体としての本にも非常に愛着がある方だと思うのだけれど、上のようなことを考えると、読むための本ならもうすべて電子化しちゃえばいいのにと乱暴に考えてしまう。
 「あの本!」と思い立って、そのたびに本探しで半日つぶれるようなのはもうやなのだ(それは整理が悪いだけか)。


2010年1月18日(月)

▼twitterリサイクル日記(だけどなるべく手直ししてるよ)

▼先週のことなのだが、一張羅のロレックスの竜頭の動きがどうも調子悪くなってきたので、日本ロレックス直営のサービスセンターへ持って行った。時計の機能自体は、今も日差3秒くらいなのでまだまだ絶好調といっていいくらいなのだが、95年に買って以来一度もオーバーホールに出してないので、だんだん気になってきたのだ(本当は3〜5年に1回はオーバーホールが必要らしい)。
 サービスセンターは南船場の一等地、一流ブランドの旗艦店が並ぶ御堂筋に面した路面店で、広くはないがこじゃれたカウンターに受付の女性が数人いるだけの店構えである(サービスセンターなので時計なんて一個も置いてない)。私は、カウンターの内側の目の覚めるような美人のお姉さんに症状を説明してオーバーホールを頼んだ。お姉さんが奥へ時計を持って入って待つこと20分、お姉さんはばらばらになった時計の乗ったトレイと見積書のプリントアウトを持って現れた。とりあえず見積り金額を聞くと、見積書を指差して実に丁寧な口調で、「オーバーホールの基本料金が44,000円となっておりまして……」などと言い出した。で、摩耗の激しい竜頭やバネ棒の部品交換代と消費税を入れて、しめて56,700円也とのこと。ここに、傷のあるサファイアガラスを替えると17,000円、経年変化で変色した文字盤を替えると31,000円余計にかかるらしい。ぜんぶで十万超えるやんけ! 走って逃げようかと思った。
 そんだけ出すなら、ものすごくちゃんとした時計が買えるではないか。でも、腰が抜けたので逃げることもかなわず、結局、(ガラスと文字盤は勘弁してもらって)オーバーホールを頼んできた。こうなったら向こう3ヶ月ほど昼めし抜くか。死ぬ。

 その話とは別に、見積もりを待っている間に恰幅のいい五十がらみのおじさんが入ってきた。そのおじさんはおもむろに腕時計を外すと、カウンターの別の女性に差し出した。
 「ちょっと、日付合わせてくれ」
 ええー。どんだけ他力本願。どんだけ機械オンチ。でも、お姉さんはにっこり笑って「かしこまりました」。ちょちょっといじって、「お時間も合わせときますね」ときた。
 おじさんは時計を受け取ると、「ありがとう」とだけ言い残し、コートの裾を翻して店から出て行った。

 あのおじさんは恰好いいのか悪いのか、いまだに判断しかねている。


2010年1月17日(日)

▼twitter再利用日記

▼正月早々の話だけれど、天王寺のアニメイトで『G-WAVE Super Feature's Sweet songs』を購入。なんと真理絵さんとRitaさんのダブルボーカルアルバム。期待通りこっぱずかしい出来で大満足。ジャケットもアレすぎて、レジでは結構度胸がいったよ。真理絵さんの明るく弾むようなボーカル、Ritaさんの世にも珍しいハスキーな萌えボイス、どちらもファンなのでとてもうれしい。ちなみに真理絵さんは去年、『Jump Up!』という初のアルバムが出た。これはジャケットも恥ずかしくないので、超代表曲「Trick or Treat」や「HYPER GIRLS GO! GO!」のためにもみんな買うべき。

▼冬コミ新作のCDが、そろそろ店頭に出始めた。とりあえず、イオシスの『ワァオ!ハイパー電波チャン』『あゆそん』はゲット。前者には名曲「あわだっちゃ☆パニクリバニラ」や「ゆっくり揉んでね☆ぱいタッチ」(なんちゅうタイトルや)が、後者も「恋愛満塁ホームラン〜ほぼイキかけました〜」に「Princess Party〜青春禁止令〜」などなど、あゆソロの名曲揃い。2枚で3千円というのも同人CDのよいところ。そうそう、冬コミ先行といえば、民安★Rockの2ndアルバムも出たらしい。早く聴きたいけど、1月の末には一般発売もされるらしいのでもう少しの辛抱。

▼ちなみに、近所のツタヤではレンタル落ちのCDをばんばん中古で売っていて大変ありがたい。こないだもアンゼブのベスト盤2枚を760円で入手。林原閣下のアルバムも480円。ほっちゃんの『ほっ?』も500円。みやむーのベスト盤に至ってはたったの100円。あんたバカァ!?の勢いである。まんだらけなど目ではない。


2010年1月14日(木)

 ツイッターはすごく気楽なので、すみません、なんか日記の更新意欲がわきません。ていうか、こっちは結構エネルギーを使うので、更新意欲はあるものの、がっつりと時間が取れないみたいな感じ。
 ツイッターの140字というのは絶妙な制限で、あいさつだけなら大きいけど込み入ったことを書くにはつらい、みたいな。実際、私も思いつきの投げっぱなしで、オチも何もない短文をつぶやいている。だから何も考えなくていい。気楽と書いたのはそういうこと。と、今も実は久しぶりの思考だだ漏れスタイルで文章を書いている。
 にしても、昨日今日とめちゃめちゃ寒いよね(大阪も)。朝、駅に向かって歩いているだけで耳が痛い寒さなんて久しぶりだ。いやもう、んな感じで、ほとんど意味のない気候の話で書き始めてみたけれど、続けようがないのでやっぱりパス。でも、会社のトイレでよその部署の顔見知りや隣の管理職とかに会った時は重宝するね。「冷えますねえ」とか。これが大人のたしなみってやつか。
 ままま、ここは会社のトイレじゃないし、こういう無意味な文字を連ねていても仕方ないと思うので、ちょっとした噂話を。

 今ちょうど陸山会がどうとか報道されてるけど、その昔私が聞いて驚いた発言をそのまま書いてみる。発言者はみんな知ってるような大手企業の上のほうの管理職の人。子会社のファミレスだか回転ずしだか量販店だか、とにかく新規出店の時の話。
 「そら、新しい店出すねんからあいさつに行くがな。まあ、地元の国会議員が一番かな。とりあえず二百万ほど封筒に入れて持って行くねん。ほんで、どこそこに店出しますんでよろしくお願いします言うて、その封筒出すねん。ほな、すっと受け取って、よっしゃおおきに、そんでしまいや。領収書もへちまもそんなもんあるかいな。名刺渡して、封筒渡して、それこそ5分ほど。ええ商売やであれ」

 その話を聞いて以来、「なんだってあるよなあ」が献金問題に対する私のデフォになってしまいました。
 まあ、もちろんその人の作り話かもしれないので、真には受けないように(と、予防線)。

 すでにお気づきの方もあるかもしれませんが、私は今かなり酔っております。なので上の文章もかなりきてるように思います。でももう修正する気もありません。
 てやんでいべらんめい、うぃー、ひっく。


2010年1月10日(日)

 廃人さんのサイトを見ればわかるように、いくら単価が安いといってもイヤホンやヘッドホンに凝りはじめるときりがない。なので私はオーテクのCK10で十分満足している、ということにしていた。実際のところ、すばらしい解像度と高音の華やかさは他に類がないし、息づかいまで聞こえるようなボーカルの艶と伸びは電波ソングとの相性もバッチリである。まあ、低音が物足りないとか、ボーカルのシやチが刺さるというのはあるにしても。
 だって、これより上の機種になると、3〜6万円とかになってくるのでおいそれと手が出ないのである。現状に満足せざるをえないではないか(ゼンハのIE8とかSHUREのSE530とか真剣にほしいけどさ)。たしかに、万年筆に比べれば初級中級ハイエンド、どのクラスも半値ですむが、孫の代まで使えるペンと消耗品のイヤホンとでは、同じ万札でも出すのに要する覚悟に雲泥の開きがある。

 という膠着状態を打ち破ってくれる製品がこの年末に出た。オーディオ・テクニカの「ATH-PHA30i」というポータブルヘッドホンアンプである。
 ヘッドホンアンプの世界にまで踏み込むとほんとに地獄のスパイラルになるので、これまで見て見ぬ振りをしていたのだが、これは小さいし、電池もいらないし、リモコン代わりになるし、だまされたと思って買ってみた。

 これがまあ――ヨドバシでも9,800円もしたので費用対効果の点では意見が分かれるかもしれないが――、私にとっては大正解だった。
 イヤホン界ではER-4Sに次ぐ解像度番長と言っていいCK10が、いっそうクリアになっただけでも驚いたが(十分きれいだと思っていた窓ガラスでも、みがくとオッとなる、あんな感じ)、低音がエッジも効いたままドドンッと響くようになった。ベースの弦の唸りやバスドラのキック感までわかるような感じ。ドラムスの音と打ち込みのリズムだって響きで区別できるような気がする。
 あと、音場も広がった。向かって左のリズムギターと右のメインギターがよりはっきりわかるようになったとか。ドラムはボーカルの奥から聞こえるが、打ち込みは床全体で鳴ってるように聞こえるとか。
 まあ、私自身たいした耳ではないのでプラシーボ効果もあるのかもしれないが、とくにイヤホンに興味のないiPod使いに貸してやっても同じように驚いてたので、あながち的外れでもないと思う。
 それが、このおもちゃみたいなアンプのせいなのか、ラインアウト直結の音源のせいなのかはわからないけれど。

 というわけで、クリップもついていてリモコンとしてもとっても便利なので、ちょっとおすすめしておきます(ラインアウト直結のリモコンと考えるのが一番妥当な気がするのだけれど、それだとやっぱり高いので‘ちょっとおすすめ’にとどめておく)。


2010年1月5日(火)

 新年最初の更新ということで、みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします(うーん、こないだ不幸があったばっかなもんで、さすがにおめでとうは言いにくいなあ。職場でも言われる分には気になんないんだけど)。

 HPのJornada720こそ知りませんが、テキスト打ちのためだけに、モバイルギアIIやシグマリオンIIIというモバイル端末の名機を使ってきた身なれば、ポメラはやはり気になるマシンだったわけです。
 しかしながら、初代のポメラは1ファイル8,000字という中途半端な文字数制限があった上に、本体には8,000字なら6ファイルしか保存できず、ルートにフォルダも作れないという、「メモ取り」に特化したスパルタンな仕様だっただけに、さすがに購入は躊躇していました。
 ところが、昨年末に出た後継機のDM20は、画面が少し大きくなって、文字数制限も1ファイル28,000字までと十分なサイズです。フォルダも5階層まで作れるようになって、私にとっての弱点はほぼすべて克服されたといってよい仕上がりです。もちろん、「単4電池2本で動作、畳めば文庫サイズ」は維持されています。
 というわけで、ポメラDM20を買ってしまいました! もちろん発売日にだよ!
 いやもう、なんかすっごくいいです。起動は意外ともっさりしてますが(モバギやシグマリオンは開いた‘瞬間’に入力できた。こっちはおまけにガチャガチャとキーボードを開かないといけない)、キーボードの広さと本体が小さいことによる圧迫感のなさは非常に快適です。

 ところで、これについているおまけ機能の話なのですが、「日付メモ作成機能」というものがあります。要は簡易日記帳なのですが、カレンダーの当該日を開くとメモが入力できるようになっています。気軽に日記(食ったものとか会った人とか)をメモれるので非常に重宝しています。
 メモを入力すると、自動的に「201001」とかの名前で月ごとのフォルダが作成され、各日付のメモはその下に「20100105.txt」のようなファイル名で生成されるようになっています。でも、そのあたりに関してはなんの操作も必要ないので(日付を選んでメモを書く→「esc」で終わるだけ)、とても気楽な日記書きツールとして使えています(うまく使うならスケジュールやTODOリストとして使えるかもしれません)。

 ところが、このままだと日記を一望するのは非常に不便です。一日あたり4、5行しか書いてないのに1月分を見るだけで31本もファイルを開かないといけません。プリントアウトして読もうにも、何回コピペすればいいんだみたいな話でげんなりします。
 しかしながら、そこがパソコンの偉いところ。
 まず、当月のフォルダの中に、メモ帳に「type *.txt > diary.txt」と半角で22字(スペース含む)入力し、拡張子「.bat」で保存したものを作ります。バッチファイルってやつですね(おお、Windowsにくわしい人みたいだ)。
 それから、そのバッチファイルをダブルクリックしてみましょう。
 すると、あら不思議、31本の日記ファイルが「diary.txt」という新しいファイルにまとまっちゃったではありませんか。
 ものすごい楽ちんです。

 この小技は、こちらを参考にさせていただいたのですが、とっちらかったメモ類をまとめるときや、断片をひとつにまとめて長い文章にしたいときなどに非常に重宝すると思いますので、みなさまどうぞご活用ください。


《筆先三寸TOPへ》   《最新の日記へ》   《日記過去ログ目次へ》