★自費検査を受けられる方へ★  

 

「保険診療では適応にならないけど、心配なので検査したい」そんな場合に受けていただくのが自費検査です。

『保険診療で適応にならない(保険が使えない)』というのは、症状がないなど医師の診察を必要としない状態を言います。

なんらかの症状があるなど、診療が必要な方は保険診療が受けられます。保険証を確認し、診療手続きを行います。

 

   保険診療は「医療上必要と認められる範囲」に限定されますので、医師が必要と判断した検査項目以外をご希望の場合、その項目は自費検査となります。

 

■カルテ登録について■

 

当院では自費検査をご希望の方に受付票を記入していただき、カルテ登録をしています。

検査を受ける方それぞれの希望や事情にあった検査を提供したいと考えているために、検査内容等が一人一人違ってきます。そのため、個別のカルテ登録が必要になるのです。

ただ、検査を受けたいけれど名前を告げるのに抵抗がある方のご希望に沿えるよう、当院では匿名での検査も可能です。

 

匿名でも実名でも、個人情報は守られますのでご安心ください。

検査予約をされた方を特定するため、匿名希望の方は、予約のときに『仮の名前』を告げてください。

 

 匿名登録と実名登録では、出来ることが違ってきます。ご自分にあった登録方法を選んでください。

 

匿名での登録

実名での登録

氏名

必要ありません

名前と生年月日が確認できるものを

提出していただきます

生年月日

生年のみ必要です

生年月日が必要です

診断書※1

作成できません
注:検査後にご希望されても

作成できません

作成できます

注:免許証や保険証などの身分証を

提出していただきます

診察券

お渡ししません

お渡しします

領収書

発行できません

発行いたします

再受付

個人確認ができないので、できません

再度検査や診察を希望される場合は

新たに受付・登録することになります

できます

個人確認のため、診察券が必要です

保険診療との併用

できません

できます

非即日検査など

の検査結果2

予約を取って来院していただきます

来院でも電話でも

可能です

1診断書について

   即日検査の結果はすべて、医師から口頭でお伝えすることになります

結果表のようなものはありませんので、紙面で結果をご希望される方は診断書となります

   非即日検査の結果は、結果表をお渡しできます。匿名登録の方の場合は名前ではなく検体番号が印刷されてくることになります。

   2非即日検査の結果など、後日結果をお伝えするときの受付方法は会計時に説明します。

 

◆  検査の種類と料金は次の「自費検査受付票」の通りです

 

自 費 検 査 受 付 票

受付日:2017        月      

カルテNo.

登録方法を選んで○をつけ、必要事項をご記入ください。法的性別はどなたも○をつけてください。

1.    匿名

生年

S ・ H            年

 

 

法的性別

2.    実名

ふりがな

 

生年月日

 

 

お名前

 

SH    年   月   日

希望する項目に☑をつけてください。

料金(8%税込)

即日検査

HIV

□梅毒

B型肝炎

C型肝炎    □淋病(男性のみ)

5,400

非即日検査

HIV

 

 

□クラミジア・淋菌(咽頭)

5,400

A型肝炎  

B型肝

C型肝炎

□梅毒       □クラミジア(血清抗体)

3,240

STIセット検査

□即日検査セット

HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎の4種類

15,120

非即日検査セット

HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・クラミジアの5種類

12,960

相談

□検査をせず、相談のみしたい 15分程度、長引くようなら15分毎に加算されます)

3,240

診断書

※身分証(免許証等)が必要です

□当院書式  

□当院英文書式

□書類持参

ビザ申請の書類はパスポートが必要です

3,240

アンケートにご協力ください。 当院を何でお知りになりましたか?

□個人の紹介  □団体の紹介  □病院の紹介  □チラシ  □タウンページ  □JG(タウン誌)

  ウェブサイト→□当院ホームページ         □HIV検査マップ        □その他(              )

□ □東京都保健医療情報センター「ひまわり」      □医療ガイドマップ       □看板を見て

□その他(具体的に)→(                                                 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■検査について■

用語

Q.抗体って何?:病原体が体に入ると、それを排除するために体が作る特別なたんぱく質のことです。体の反応によってできますので、人によっても、病原体の種類によっても、抗体のできる時期が変わってきます。

 

Q.抗原って何? :体に反応させ、抗体を作らせる病原体(またはその一部)のことをいいます。花粉症で例えると、スギなどの花粉が抗原となります。

 

即日検査と非即日検査の違い・メリット/デメリット

 

 

即日検査

非即日検査

メリット

   結果を待つ時間が短い


   採血の量が少なくて済む(1ml程度)

   B型肝炎、C型肝炎、梅毒の検査は即日検査よりも料金が低い

   検査結果表をもらえる(診断書が必要な人は別に診断書料が必要です)

   1回の採血で結果がわかる

デメリット

   B型肝炎、梅毒、C型肝炎の検査は非即日検査よりも料金が高い

   検査結果は口頭で伝えるのみ、文書で欲しい場合は別に診断書料が必要

   結果によってはもう一度採血し、更に詳しい検査が必要、結果は1週間〜10日後

   結果を待つ時間が長い(1週間〜10日)


   即日検査よりも採血量が多い(試験管12本分)

 

自費検査はまず最初に行う「スクリーニング検査」です。Immunochromathography法で行います。

この検査で陽性(要確認)となったら、次に詳しい検査や診療に進むことになるのです。

 

即日検査の手順  @検査を受付に申し込みます。受付が予約枠を確認し、ご案内します。

         A上記の検査受付表にできうる限り記載してください。

         B医師が検査前の説明をいたします。

         C検査のための採血を看護師がいたします。

         D使用する機材は全て新たに開封したものです。

         E結果待ち時間:診療の状況によって、待ち時間が変わってしまうことがあります。

          C型肝炎検査があると、血液の遠心分離が必要で、結果が出るのに30分以上かかります。

          HIVB型肝炎、梅毒の検査結果は遠心分離が不要で、15分で出ます。

         F医師が結果をお見せしながら説明します。

         G必要に応じて、情報提供をいたします。

 

即日検査の方法  @採血したら、検体を検査キットにたらします。

A検体は15分かけてキットにしみこみ、反応します。

Bコントロールの反応線を確認します。 

C判定ラインにコントロール線と同様の線があるかを確認します。

D同様の線があれば『陽性』と判定し、『確認検査』に進みます。

E『確認検査』で、約1週間かけて、この反応が正しいかを判定します。

 

■それぞれの感染症と検査について■

★の付く項目は即日検査と非即日検査があります。

HIV感染症 感染機会から、検査可能になる期間:即日検査→12週。非即日検査→8週。

HIVは、体の中にウィルスが侵入してから抗体ができるまで、早い人で2週間、ほとんどの人は

68週間、遅い人は12週間かかります。即日検査は抗体を調べる検査なので、当院では感染の

機会があってから12週間以上経ってから検査を受けることをお勧めしています。一方、非即日検査は抗体だけでなく抗原(ウィルスの遺伝子の一部)も検査します。この抗原は感染してから48週間たつと検査でわかるようになるので、感染の機会があってから8週間以上経っていれば検査を受けることができます。

HIV感染って何?

 Human immunodeficiency virus という、ウィルスの感染症です。1981年に初めて症例が報告

され、1982年に「エイズ」と命名され、1983年にこのウィルスが発見されました。初めての症例

が報告された当時は、体の中で何が起こっているのかがわからず、病気になった人も、その周りの人も、

医療従事者も、この病気に強い恐怖感を覚えました。そのため、「エイズ」は多くの誤解を生みました。

しかし、HIVが発見されその後の研究で、どのように感染するのかやHIVが人の体に及ぼす影響

(人の抵抗力である「免疫」を壊していくこと)がわかりました。「エイズ」というのはHIVに感染す

ることによって、免疫機能が低下してしまい、日和見感染症やある種の悪性腫瘍を発症している状態のこと

をいいます。

現在は、HIV感染がわかったら、その人のHIVの勢いと免疫の能力とを数値で判定します。この2

の数値をもとに、適切な時期に薬を使って、それ以上体の中でHIVが増えないようにすることができるよ

うになりました。しかし、まだHIVを殺す薬は開発されていません。そのような「特効薬」が開発され

るまで、HIVによって起こる病気の進行を抑えられるようになったのが現状です。

HIVに感染すると自分でもわかる?

HIVに感染すると、約2週間後頃に、風邪のような症状が出ることがありますが、特徴的な症状では

なく数日で治まるのでそれでは診断は出来ません。今までの研究の結果、HIV感染症のほとんどはゆっく

りしか進行しないことがわかっています。そして「免疫」がひどく低下するまで特別な症状が現れず、

それまでと変わらず社会生活が出来ることがわかってきました。したがって、検査を受けなければ、

自分がHIV に感染しているかどうかを知ることはできないのです。

HIVに感染している人と一緒に暮らせる?一緒に働ける?

こうして、HIV感染している人とまだ感染していない人とが一緒に社会生活している現実があること

がわかってきました。一方、HIVは感染している人の血液、精液、膣分泌液、母乳から、ほかの人に感染

するほどの量のウィルスが出てきます。これらの体液との接触がなければHIV感染は起こりません。

 したがって、これらの体液に気をつけていれば、HIVを持っている人と持っていない人とは一緒に

生活できますし、一緒に働くことも出来ます。

 しかし「エイズ」という病気は、さまざまな理由で誤解を生み、この病気で苦しむ人への偏見と差別

を生んできました。この病気に対するイメージは改善されていません。このことが、感染している人と

一緒に暮らしたり、働いたりするのを妨げているのです。

検査で陽性だったら?

即日検査では、本当は陰性なのに「陽性」と間違った結果が出ることがあります。これを「偽陽性」と

いい、1%ほど出ると言われています。このため、即日検査で「陰性」でなかった場合、もう一度採血し

て確認検査を行います。確認検査をしてみないと本当に「陽性」なのか「偽陽性」なのかわかりません。

とても重要な検査になります。  確認検査を行った場合、検査結果は12週間後になります。

 一方、非即日検査は「偽陽性」は0.3%程度です。非即日検査で陽性だった場合、確認検査は同じ血液

を使ってできるので、1回の採血で検査結果がわかります。

確認検査でも陽性だったら?

 HIVに感染しているということになります。診療の必要がありますので、保険診療に切替えて

診療をおこないます。また、当院以外の病院での受診をご希望の場合には紹介状をお渡しします。

診療内容は、おおまかに次の通りです。

 

1.  HIVの勢いを評価するための検査(HIVのウィルス量を測定する)と体の免疫能力を評価するた

めの検査(CD4という細胞の数を測定する)、その他肝臓や腎臓の機能など、全身の状態をおお

まかに評価するための検査を行います。

2.  検査の結果が出たら(約1週間後)、ご説明します。検査結果をもとにして、これからの治療

方針を相談して決めていきます。

3.  診療と並行して、社会福祉の利用が必要か、使えるかどうかを一緒に検討していきます。

4.  診療と並行して、生活上の問題や心理面の相談にも乗ることができます。カウンセラーやNPO

団体など、必要に応じてご紹介します。

5.  定期的に受診していただき、その都度治療方針を調整・確認していきます。適切な時期に

HIVの増殖を抑える薬を服用することになります。

 

B型肝炎感染症  感染機会から、検査可能になる期間:即日検査・非即日検査とも約60

 B型肝炎は通常、HBs抗原とHBs抗体という、2種類の指標で感染の有無を判断します。

HBs抗原というのはB型肝炎ウィルスのたんぱく質の一種で、これが陽性ということは今現在B

肝炎に感染していることを示します。感染の機会があってから、60日程度で陽性となります。これが

陽性の場合、保険診療に切り替えて経過を見ていく必要があります。

HBs抗体というのは、HBs抗原に対しての抗体で、HBs抗原に遅れて陽性になります。これが陽性

の場合、B型肝炎ウィルスに感染したことがある、ということがわかります。また、B型肝炎ワクチンを

接種した人であれば、まだ免疫が続いていることがわかります。一度B型肝炎ウィルスに感染し、HBs

抗体陽性となれば以後新たにB型肝炎に感染することはありません。

 B型肝炎ウィルスは、感染しても全員が発症するわけではないので、血液検査で調べることは重要です。

検査結果の評価:

感染してから

    60日程度

   治癒の時期は人による 

感染していない

 

感染している

治癒に向かっている時期

治癒している

陰性

HBs抗原

(+)

(+)

(−)

(−)

HBs抗体

(−)

(+)

(+)

(−)

保険診療の必要

あり

あり

なし

なし

   即日検査は、HBs抗原のみを調べることになりますので、現在感染しているのかどうかのみがわかります

   非即日検査は、HBs抗原・HBs抗体どちらも調べますので、現在と過去の感染状況がわかります

   保険診療が必要かどうかは、どちらの検査でもわかります。

 

梅毒      感染機会から、検査可能になる期間:即日検査→12週。非即日検査→8

 


 梅毒は通常、TP抗体とSTS抗体という、2種類の指標で感染の有無を判断します。

TP抗体というのは、梅毒の病原体トレポネーマ・パリデウム(Treponema pallidum)に対する

抗体で、感染の機会があってから12週間ほどで陽性になります。1度感染すると以降はずっと陽性

となるので、過去に梅毒にかかったことがあると、治癒していても陽性となります。

STS抗体というのは、梅毒に感染したときに出る脂質に対しての抗体で、ガラス板法やRPR法な

ど何種類かの測定方法があり、当院ではRPR法を使用しています。感染の機会があってから6週間

ほどで陽性になりますが、梅毒だけでなく妊婦やリウマチなどでも陽性となることがあり、これだけ

では感染の指標となりません。しかし、梅毒の活動性が高い(治療が必要ということ)と陽性となる

ため、診療において重要な意味を持ちます。

 

   即日検査は、TP抗体のみを調べることになりますので、過去に梅毒にかかったことがある人は受けられません

   非即日検査は、TP抗体とRPR法の両方を調べますので、過去に梅毒にかかったことがある人でも受けられます

ただ、治療を受けてからの期間が短い時など、検査方法を変更する必要がある場合もありますので、

過去に梅毒にかかったことがある方は医師に相談してください

   どちらの検査でも陽性となった場合、保険診療に切替えてさらに詳しい検査をし、治療計画を立て、実行します。

 

 


  C型肝炎感染症   感染機会から、検査可能になる期間:即日検査・非即日検査とも12

 

C型肝炎ウィルス(HCV)によって起こる肝炎です。血液を介した感染が主で、まれに性行為で感染す

ることがあります。即日検査・非即日検査、どちらも血液検査でHCV抗体というHCVに対しての抗体

を調べます。C型肝炎は慢性化しやすく、1030年経つうちに肝硬変や肝癌に移行しやすいのが特徴

です。検査で陽性となったら、保険診療に切替えて診療を行います。

 

 

クラミジア感染症   感染機会から、検査可能になる期間:12

 

性器クラミジア感染症はクラミジア・トラコマチスという病原体の感染が原因で、近年若年層で増加傾

向にあります。女性では子宮頚管炎や、卵管への感染により不妊症の原因となることがあり、男性では

尿道炎や精巣上体炎などを起こす原因となります。女性も男性も症状が軽い場合が多く、検査で初めてわ

かることもあります。検査方法は血液検査や尿検査などいろいろありますが、当院では血液検査をおこなっ

ています。検査で治療が必要な状態とわかったら、保険診療に切り替えて治療を行います。

 

淋病         感染機会から、検査可能になる期間:37

 

 淋菌によって起こる感染症で、女性では子宮頚管炎、男性では尿道炎をおこします。症状は女性では

おりもの、男性では排尿痛や尿道から膿のようなものが出ることがあります。淋菌に感染した場合、ほと

んどの方が症状が出ますので症状のある方には保険診療をお勧めします。検査方法は、男性は尿または尿

道から出る膿のようなものを取ること、女性では子宮頚管の組織を取ることです。当院では、子宮頚管の

組織を取るための設備がないため、男性のみが検査可能となります。検査で治療が必要な状態とわかった

ら、保険診療に切り替えて治療を行います。

 

A型肝炎感染症          感染機会から、検査可能になる期間:6

 

 A型肝炎ウィルスによって起こる肝炎で、一過性に経過し慢性化しません。海外の不衛生な地域で流行

しやすく、経口感染(飲食物を介して感染)します。性感染症としては肛門性交での感染があります。

血液検査でHAIgMという抗体を調べます。一度感染すると、以後かかることはありません。検査で陽性

となり、他に症状もあって経過観察が必要な場合、保険診療に切り替えて診療を行います。