1.材料
加工し易く、彫り安く、彩色し易く、均質な木が良い。
日本の木ではシナ、ホオ、イチョウなどが適材ですが、バードカービングでよく使われているのは
チュペロ、 バスウッド、ジェルトンです。
チュペロ・・・・軽くて柔らかいが、粘りがあり、北米南部産の木で、バードカービングでは一番良く
使われている。当クラブでも良く使う。
バスウッド・・柔らかく、加工し易く、強度もある。北米産の木。
ジェルトン・・柔らかく、加工しやすいが、耐久性が劣る。東南アジア産の木。
2.道具
糸ノコ、グラインダー又はナイフ、彫刻刀、焼ゴテ、ヤスリ、サンドペーパー、エポキシパテ、ハンダゴ
テ、アクリル絵具等。
3.作り方
(1)木取り
角材に図面を当て、鉛筆で側面と上面に輪郭を描く。
(2)糸ノコ切
@側面図の輪郭に沿って糸ノコで切り落とす。
A切り落とした木片を両面テープで接着させる。
B上面図の輪郭に沿って糸ノコで切り落とす。
C両面テープをとる。
(3)荒削り
グラインダー又はナイフで頭や肩、さらに胸や背の丸みをつける。
(4)小造り
@目の位置、嘴の長さなどを設計図を見なが彫る。
A翼、尾羽の部分を鉛筆で描く。
Bグラインダー、彫刻刀などで切込みを入れる。
切断された上面、側面等
切断後の本体
(5)仕上げ
焼きゴテなどで羽毛を表す。
(6)目を入れる
目の周りにエポキシパテでまぶたに当たる所を作る。
(7)足を作る
@針金を長さ6cm位に10本カットする。
A指の部分の爪をヤスリで尖らせ曲げる。
B足をハンダずけしエポキシパテで肉ずけする。
彩色前の完成品
(8)塗り
アクリル絵具で色付けする。
出来るだけ薄い色で何度も重ね塗りすると良い色が出る。
足の出来上がり
荒削り完了
塗りの完了