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CS怪獣日記 6/8-6/14


もうミステリーでなくたって気にしない

6月8日

★部屋の掃除。
★品川神社のお祭りである。前の道を神輿が行き交う。車より神輿が優先。大渋滞はやや気の毒。
★ETVスペシャルで桂米朝師匠の歌舞伎座公演を放送。「百年目」ばかりが取りざたされるが、個人的には「一文笛」に五感のすべてを奪われた。
★せっかく紹介するのだから、吉朝師匠の高座も放送しろよ、NHK。
★「黒猫の三角」(森博嗣)読了。

「スタートレックディープスペース9」 スーパーチャンネル
第138話
亜空間圧縮データー収集の実験に向うディファイアントとルビコン。実験ではルビコンがダックスたち乗員共々縮小化するという。だが、実験中、ディファイアントがジェムハダーの攻撃を受ける。占拠されたディファイアント。捕虜となったクルーたちだが、艦内には縮小したままのルビコンがいた。彼らによるディファイアント奪還作戦が開始される。スタートレックでは初となる縮小もの。ダックス、ベシアー、オブライエンの三人が奮闘する。光子魚雷でジェムハダーをやっつけるなど実に痛快。
第139話
オリオンシンジケート内にいるスパイを突き止めるため、オブライエンが組織に潜入した。ビルビーという男に気に入られ、組織の幹部レイマスに接近するオブライエン。だが、レイマスと同席していたのは、ボルタ人であった。オブライエンとビルビーの切ない友情。ただ、こっちはスタートレックを見ているのであって、「FBI」を見ているのではない。ここまでくるとスタートレックである必然がなくなってくる。ボイジャーのヒロージェンものもそうだったが、この手のエピソードには今ひとつ入り込めない。

「セブンデイズ2」 スーパーチャンネル
第8話
37人の女性を殺害したエドウィンの死刑が執行された。そのころ、ダムが決壊、多数の死傷者が。バックステップ指令を受け、パーカーはカプセルへ。だが、シャンパンを飲み過ぎていた彼は操縦をミス。カプセルは何と刑務所へ。そして死刑執行中のエドウィンが脱走。彼は再び女性を狙いはじめる。やりようによってどんなエピソードでもできてしまうのが、セブンデイズの強み。今回はサイコもの。流行に敏感である。なにより、酔っぱらい運転による操縦ミスが最高。

6月9日
★サッカーは基本的に見ない人。試合があることすら知らなかったのだが、夜、どこからともなく大勢の奇声・歓声が。どこかでサッカーの中継を見ているらしい。歓声の状況から試合展開を推理して議論。おおむね当たっていた。ただ一つ判らないことが。大歓声は三度。一度目は、日本が得点を入れたときだろう。二度目は試合終了のときだろう。では3度目は何だったのか? 
★「スコッチゲーム」(西澤保彦)読了。

「変身忍者嵐」 東映チャンネル
第37話 バラバラ妖怪! 死の舟がよぶ!! (脚本・滝沢真理 監督・折田至)
忍者大秘巻を狙う妖怪バラーラ。ハヤテたちが月光院に向っていると知ったバラーラは、先回りをして待ち伏せる。子供のころ、怪人大図鑑に載っているバラーラにひどく興味をひかれたものだが、現実とはこんなものか。耳が途中から復活しているのはどういうわけ?
第38話 謎の剣士・月の輪の正体!! (脚本・伊上勝 監督・内田一作)
敗戦を重ねる悪魔道人に業を煮やした魔人斎は、再び骸骨丸を派遣。血車党の生き残りが、嵐、月の輪を襲う。天狗岳の一件はどうなった? カゲリ、ツユハ登場。「赤影」にも同種のエピソードがあったが、二転三転の展開は見事。嵐の腑甲斐無さは相変わらずだが。月の輪の正体、大真面目なのに、なぜ笑えてしまうのだろう。やっぱり声?
第39話 ああ嵐! 死す!! (脚本・伊上勝 監督・内田一作)
捕われたカゲリ、ツユハを救うため、地獄谷へと向ったハヤテ。魔人斎の計略で火口へと叩き込まれた嵐に最後のときが迫る。そのとき、月の輪は? 死ぬ死ぬともだえる嵐は見たくなかったな。一応、正義の味方なのでしょう? ポンとやられてしまう悪魔道人とパンとやられてしまう魔人斎に、やはり失笑。弱すぎる。いや、新生嵐が強すぎるのか?

6月10日
★漢方パワーで調子が良い。ありがたいことである。
★ガンダムマーク2を塗ろうとしたところ、メタリックグレイが無い。くやしいので、秋葉原まで買いに行く。せっかく秋葉原まで来たのだからと余計なものを買う。紆余曲折を経て、マーク2、ほぼ完成。
★夜、近くまで来ていたAさんと会う。こちらの体調不良などもあって、お会いするのはひさしぶり。サッカーの結果により号泣する人もいるのだと知る。
★麻布茶房の抹茶オーレが当たり。

「スタートレックディープスペース9」 スーパーチャンネル
第140話
カーデシア人のスパイから連絡が。アルファ宇宙にいる創設者たちに関する重要な情報を掴んだという。ダックスとウォーフはシャトルで指定された座標へ。スパイのカーデシア人は情報と引き換えに亡命を求める。取引のため、ドミニオン勢力下の惑星に下り立った二人。だが、ジェムハダーとの戦闘でダックスが負傷。任務か妻の命か。戦士としてのウォーフの決断は? レギュラー同士で夫婦となり、その私生活がきちんと描かれるのは、スタートレックでも初めてか? グニャグニャの冒頭からハードなラストまで、お二人とも仲の良いこと。
第141話
キラの母親の誕生日に、デュカットからの通信が。彼はキラの母親が自分の愛人であったと伝える。キラは真実を突き止めるため、時の発光体の力で過去を体験する。若き母親と再会するキラ。果たして、真実は。キラ役ナナ・ビジターの演技力に脱帽する。記憶にすら無い母親との再会から、その母親の殺害を決意するまで、怒濤の展開。タイムパラドクスを考えるとおかしなところだらけなのだが、そこは時の発光体の力ということで。これは傑作。

「超人バロム1」 東映チャンネル
第29話 魔人ウロコルゲがドルゲ菌をばらまく!! (脚本・伊上勝 監督・田口勝彦)
宇宙から来たウロコルゲ。人間を凶悪化させる菌を水に混ぜ、日本占領を図る。ウロコルゲに挑むバロム1だが、ウロコ三方シュートに敗れ去る。重傷を負った少女とバロム1の特訓。毎度のパターンだが、見る度に燃えまくる伊上勝の脚本。不思議だ。人類を守るといいつつも、一人の女の子のために戦う。そんなヒーローがもう一度見たい。

6月11日
★新しい仕事をそろそろ始めないといけないのだが、ダラダラしつづける。
★「ギレンの野望」は真剣にやる。地球をほぼ制圧。前にも書いたが、今回は「連邦側」の方が面白い。
★ジオン側は正直つまらん。イフリートも出ない、ゾゴック、ジュアッグなども出ない、ペズン系も開発できない。「ジオンの系譜」のようにデラーズがサイド7を落とすとか、そんな燃える展開もない。枝葉を刈り取ってしまって、どうやって楽しめというのか。
★明日こそはちゃんと仕事をすると誓いながら、ガレージキットのパーツを洗う。

「スタートレックディープスペース9」 スーパーチャンネル
第142話
情報漏れを調べるため、艦隊情報部のスローンがステーションにやって来た。DS9の士官の中に、裏切者がいるという。スローンの取り調べは、次第にある男にしぼられていく。それはドクターベシア。ジェムハダーの収容所に入れられていた50日の間に洗脳されたのではとスローンは疑う。ベシアの関連した過去のエピソードを持ち出し、うまく繋げていく。その発想はさすが。彼がスパイ映画好きという点も上手に利用。スローンは再登場を約束されたキャラのようだ。

「Gメン75」 ファミリー劇場
第148話 ヨーロッパ特急大爆破(脚本・高久進 監督・鷹森立一)
田口から情報を得て、Gメンたちはコペンハーゲンへ。世界同時テロを狙うテロ・インターナショナル。それを阻止しようとテロリスト抹殺を図るモサド。田口たちの目的はヨーロッパ横断特急の爆破にあるらしい。テロリストとして、裏切者として、もはや居場所すらなくなった田口の運命は。風景描写が極端に多い。前回までがわりといいペースできていたので、残念。ラストは予想通り。Gメンは、彼らが殺されるまで傍で隠れていたとしか思えん。

6月12日
★漢方用のザルやポットなどを探しに新宿へ。奇跡的にさくらやには寄らなかった。そのためか、肝心のザルを買うのを忘れる。
★食前1時間に飲まねばならない漢方。今日はテルモスに入れて外出。売場の影でこそこそ飲む。ものすごく怪しい。
★ガレージキットを洗ったため、手が荒れてガビガビになる。
★仕事を始める。これもまた奇蹟。

「チャームド2」 衛星第2
第11話
警察署に赤ん坊が保護された。フィービーは赤ん坊が幽霊に狙われていることを予知。赤ん坊が大富豪バンルーエン家から連れ出されたことを突き止める。バンルーエン家ではここ数カ月、男性血縁者が連続して謎の事故死をとげている。やがて明らかとなる幽霊の正体。話だけきいていると、明らかに幽霊が悪い。せめて父親だけでも生かしておけば、多少、後味の悪さが軽減されたのに。「いずれ私もママになるのよね」というプルーのセリフ、結果を知る者にとってはやっぱり悲しい。

「超人バロム1」 東映チャンネル
第30話 魔人ハサミルゲが待ちぶせして切る!! (脚本・滝沢真理 監督・田口勝彦)
人間を溶かす謎の泡。ハサミルゲは小学生を襲い、バロム1をおびき出す。どう考えても30分もたせる脚本ではない。せいぜい15分? 猛、健太郎の親父が出てくるのは良いが話とはまったく関係なし。警察署が泡でやられるのも唐突すぎて笑える。さらに、男気あふれる引率の先生(!)。行く、行かないでバロム1と数分にわたって口論する。そして結局行く。何だかよく判らん。

「変身忍者嵐」 東映チャンネル
第40話 空飛ぶ妖怪城!! (脚本・鈴木生朗 監督・折田至)
悪魔道人らにかわって現れた大魔王サタン。世界各地の妖怪を復活させ、日本征服を狙う。サタンは嵐を倒すため、生き別れとなった母親を人質にする。数度の路線変更を経て、もはやどんな番組なのか判らなくなってしまった。呪いをかけられ視力を奪われ、空飛ぶ円盤から放り出される母親が悲惨すぎ。

6月13日
★友人H氏が遊びに来る。
★「魔人ヒャクメルゲが目をくりぬく!!」の冒頭と「魔人ウデゲルゲは神社で呪う!!」を二人で鑑賞。
★「オズ」「チャームド」など見逃していたもののビデオを借りる。「オズ」は途中挫折したので、本当にありがたい。心して見ます。

「スタートレックディープスペース9」 スーパーチャンネル
第143話
シスコはロミュランを戦争に引き入れることを決意。アルファ宇宙制圧後、ドミニオンがロミュラン侵略を狙っているという偽情報を製作し、ロミュラン側の高官に流す。結末はいかに。潔癖であるはずのシスコが、ありとあらゆる「汚い仕事」を引き受ける。その苦悩を通して、戦時下という特殊状況を演出。それとともに、ガラックの残忍きわまりない一面をかいま見せるセンスが見事。やっぱりガラック。

6月14日
★相変わらず、腹がすっきりしない。
★本格ミステリ大賞発表号のジャーロをいただく。全選評を興味深く読む。来年こそはちゃんと投票できるように……します。
★「ギレンの野望」……ではなく「レビルの野望」、ソロモン攻略。ジオンはなぜかギャンとゲルググをいっぱい持っている。どっちかにしてくれよ。ギャン、強すぎ。
★昼間に古畑任三郎を再放送している。何となくつけたら、風間杜夫の回だった。結局、最後まで見る。そのまま火がついてしまって、ビデオをひっぱりだし、明石家さんまの回「しゃべりすぎた男」を見る。これは良くできている。個人的なベストは「汚れた王将」だが、「しゃべりすぎた男」もトップ10には確実に入る。あまり評価が高くない沢口靖子の回もお気に入り。

「チャームド2」 衛星第2
第7話
未来が書かれている予言書アカシック記録。その在り処を示す石版の解読にエリックが成功した。だが、アカシック記録を狙う悪魔二人組が彼を狙う。エリックの未来を予知したフィービーはプルーたちとともに悪魔と戦う。見損ねていた回をビデオで。貸してくれたHさんに感謝。瞬間移動悪魔とプルー、パイパーの対決が見物。ただ、結果を知っているので、ダンとジャックは魔物なのか? という展開に乗れなかったのが残念。

「スタートレックディープスペース9」 スーパーチャンネル
第144話
ドクターが開発した双方向ホロプログラム、リック。エンターテイナーとして人間観察に優れた彼は、オドーとキラの微妙な関係を見抜く。お互いの気持ちを言い出せないまま、一年が過ぎた二人。新たな展開はあるのか? 戦争のことは脇に置いておき、キラとオドーの結末を描き出す。何より、リックが素晴らしい。ホログラムとはいえ、キラの歌も聞ける。異星人交流が盛んなDS9だが、まさかこうなるとはねえ。判らんものです。

「超人バロム1」 東映チャンネル
第31話 魔人カミゲルゲは悪魔をつくる!! (脚本・村山庄三 監督・田口勝彦)
ドルゲの髪を移植し、子供たちを洗脳。もっとも愛する者を殺す悪魔に変えるカミゲルゲ。母親を亡くしたケンジ少年を殺人鬼に仕立てたカミゲルゲは、担任の先生を殺すよう仕向ける。猛、健太郎は間に合うか。ドルゲに狙われる一人の子供とバロム1の交流。後半の「バロム1」はそうした展開が多い。子供一人のために戦ってくれるバロム1の何と格好良いこと。私利私欲のために戦ってる今年のヒーローとは違うね。逮捕されるヤツもいるし。まったく……。


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