3.近視と遠視について


外界より入る光は、角膜と水晶体で屈折し、網膜の中心部に結像します。
この図のように、特に調節をしなくても網膜の中心部(黄斑部)に像を結ぶ場合を正視といいます。



近視



上の図のように網膜よりも手前で像を結んでしまう状態が近視です。近視には次の2通りの状態があります。


(1)軸性近視


成長にともない眼球が大きくなるにつれて焦点距離が長くなることによって生じる近視です。
中学生や高校生頃に生じる近視のほとんどの原因はこれで、
トレーニングや点眼によって改善することはありませんので,この場合は眼鏡が必要です。


(2)屈折性近視


お子さんの場合は調節力が非常に豊かにある反面、調節を休ませられないことがあり、
このように水晶体を膨らませた状態のまま見ることがあります。
この場合は調節を休ませるトレーニングや、目薬で本来の状態の戻すことにより、近視を改善できる場合があります。



遠視



このように網膜より後方で像を結ぶ状態を遠視といいます。調節力が豊富な若いうちは調節をしてものを見ることができますが、中高年になり調節力が低下すると遠くも近くも見にくくなってきます。遠視の方が老眼を早く自覚するのはこのためです。
お子さんでも、強い遠視の場合は眼精疲労(飽きっぽくなる)や、弱視の原因になることがあるのでその場合は眼鏡が必要です。


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